なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

【猫と旅行】移動手段を選ぶコツと注意点

猫は犬と違って、旅行するのに向いていないことはわかっている。でも猫と一緒に移動したい!

長期休暇に実家に帰省したり、ちょっとした旅行に猫と行きたいなんてとき、猫をどうやって目的地まで運んだらいいのでしょうか?

この記事では、猫を外に慣れさせて、なるべくストレスなく猫を移動させる方法をご紹介していきます。

僕の環境での最適解は「車での移動」です。住んでいる環境によって違ってくるものですから、「自分の場合ではこうしよう!」という参考にしてください。

まず「旅の適性」を育てておこう


旅の適性を育てておくと、猫の移動に対するストレスを軽くすることができると思います。

「旅の適性」とは何か?

旅の適性とは、猫がどれだけ外に慣れているかのざっくりした基準です。僕が勝手に考え出した、この記事でしか通用しない造語。

例えば判断基準としては下記のとおり

  • 外に連れ出しても落ち着いているか
  • ケージに閉じ込められることにストレスを感じていない
  • 周りで知らない音がしても落ち着いている
  • 移動中でも体調が悪くならない
  • ワクチン接種やマイクロチップを埋め込んでいるか

例えば上記のとおり

猫は学習することができる

期間は猫によって異なりますが、、、猫に学習させて旅の適性を高めることができます。
例えば、幼い頃からケージに慣れさせて、「ケージは安心できる場所」と学ぶだけです。

これを車なら車、電車なら電車、バスならバス、という感じで応用していきます。

とはいえ、猫はもともとテリトリーを大切にする動物で、いくら努力しても移動に慣れないなんて子もいます。そんなときは諦めましょう。

下記の記事も参考
≫猫を旅行に連れて行くのはダメなの?【結論:性格次第】

移動手段は車がおすすめ


基本的に、移動手段は車がおすすめです。理由はシンプルで「部屋をそのまま移動できるから」です。さらに、「周りの人に迷惑をかける心配が少ない」というメリットもあります。

猫を車に慣れさせる

次のような手順で猫を車に慣れさせることができます。

  1. 車に乗せてみる
  2. エンジンをかけてみる
  3. 近所を、1周してみる
  4. 近場をドライブしてみる
  5. 車酔いしないか確かめる

ますは軽いことから始めて、徐々に負荷を重くしてみるイメージ。できるなら初めからキャリーバッグやハーネスをつけて慣れさせることがおすすめ。

僕が以前飼っていたある猫は、車に乗せてみても「なんだろ〜?」という感じで、そこまでストレスを感じていないようでした。次に、車で10分くらいドライブしても大丈夫そうだったので、車による旅の適性はあった方だったんじゃないかと思います。

残念ながら、事故でなくなってしまったのですが、僕が初めて「猫も車に乗れるんだなぁ」と感じた瞬間でした。

車に慣れていると移動が楽

前述したとおり、車での移動は、「部屋をそのまま移動できる」「周りの人に迷惑をかける心配が少ない」というメリットがあるので、とても便利です。

公共交通機関を使うと、どうしても周りの目を気にしなければいけません。でも車ならそうする心配がないので、猫の様子に気を使ってやれます。

荷物をたくさん持っていける

準備をしてみると分かりますが、猫との移動は荷物が多いです。

トイレとか、キャットフードとか、キャリーバッグとか…。電車で持っていくのはちょっとキツイです。でも車なら、軽自動車であっても荷物を積み込めるはずですよね。

ですから、自家用車があるなら車での移動がおすすめです。

都会なら電車・バスがベストチョイス


都会に住んでいるなら、公共交通機関を使うのがベストチョイスだと思います。逆に車での移動となると、渋滞がすさまじく、運転者にとっても心地よいものではありませんよね。

ただし音やニオイには気を付ける必要あり

ときどき、強烈なニオイや音を発する人っています。「予想もしないことが起こる。」これが電車移動でのデメリットでしょう。

人にとってもストレスなのですから、猫にとったら相当ストレスなのは想像に難しくありません。

猫と電車・バスに乗るときのマナー

電車でもバスでも、キャリーバッグに入れておけば、手回り品(てまわりひん)として扱ってくれます。(※新幹線も可)料金は一個につき280円。私鉄では無料の路線もあります。心配だったら駅員さんに聞いてみましょう。

乗車中は、フタを開けるのもNG

猫が鳴き止まないからといって、キャリーバッグからだし、抱き抱えるのはマナー的にNG。

世の中には、猫アレルギーの方や猫が嫌いな方もいることを覚えておきましょう。

移動距離が長いなら飛行機


移動時間がとにかく長いなら、飛行機という選択もありです。というのも下記のとおり

新幹線
メリット:猫と一緒にいられる
デメリット:時間がかかりすぎる
つまり、猫に細く長いストレスがかかる
飛行機
メリット:移動時間が短い
デメリット:フライト中は離れ離れ
つまり、猫に太く短いストレスがかかる

これらを天秤にかけてみて、どっちの方が猫のストレスが軽いかな?って考えてみます。
例えば、東京から北海道札幌にいく場合

新幹線だと、約8時間くらい
飛行機だと、約4時間くらい

と、所要時間に倍近い差があることがわかります。

僕だったら、飛行機でいくことを選ぶと思います。その方が、猫への総合的なストレスが少なくなると考えるからです。

とはいえ、飛行機での移動に猫が耐えられるか、結局は猫次第。猫の性格や体調と相談しながら決めることになりますね。
≫【旅行】猫を飛行機に乗せる方法【国内線/国際線】

まとめ:猫との旅行、移動手段は?

この記事では、猫と一緒に旅行するさいの移動手段について考えました。

  • 基本的におすすめ→車
  • 都会に住んでいる→電車・バス
  • 移動時間が長い→飛行機

最後に、猫と一緒に旅行するときには、ぜひ「旅の適性」があるかどうかみてやってください。子猫の時から慣れさせておけば、旅のベースとなる部分を築くことができるかもしれません。

まずは、車に乗せるところからやってみましょう。でも、嫌がったら元も子もないので、ほどほどにです。

ペット保険ペット保険の資料一括請求サービス

キャットフード愛猫にスッキリ快適な毎日を過ごしてほしいあなたへ『モグニャン』