なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫にほうれん草を与えても大丈夫?【答え:よく茹でならOK/リスクあり】

「猫がほうれん草を食べたがっています。猫にほうれん草をあげても大丈夫なんでしょうか?」
こういった質問に答えています。

意外とほうれん草を食べたがる猫は多いようで、手作りごはんにほうれん草を入れるという方もいます。果たして猫がほうれん草を食べてしまっても害はないのでしょうか。

  • 猫にほうれん草を与えても大丈夫?
  • 猫にほうれん草を与えるときの注意点
  • そもそもほうれん草って必要?

上記のようなトピックを扱っています。

猫にほうれん草を与えても大丈夫?【答え:よく茹でならOK/リスクあり】

よく茹でたほうれん草なら与えてもOKでしょう。ただ、ほうれん草を与えると尿路結石のリスクがあります。

詳しくみていきます。

ほうれん草に含まれる「シュウ酸」がリスクのもと

ほうれん草には、尿路結石を引き起こす原因になる「シュウ酸」という成分が豊富に含まれています。
人の場合でも尿路結石はありますが、やはり結石の原因となるのはシュウ酸を多く摂取してしまうことです。

猫の場合、体が小さい分その影響は大きいと予想できます。じっさいどのくらいの影響があるのかははっきりしていませんが、ほうれん草の食べ過ぎはリスクの元となるのは確かでしょう。

茹でれば大幅に減少する

ただこのシュウ酸は水溶性(水に溶けやすい)なので、3分間茹でることによって37〜51%も減らすことができます。

また、カルシウムと一緒に食べることでシュウ酸の吸収を減らすこともできます。これにより便として排出されることになるので、尿路結石のリスクを減らせるのです。

結論:少量ならOKだと僕は思う。

結論として、「ときどき少量あげるくらいなら必要以上に怖がる心配はない」のかなと僕は思います。

「尿路結石のリスクがある以上は心配であげられない」という方は、まったくあげなくてもOKです。ほうれん草を食べないことによって猫が死ぬこともありませんからね。

猫にほうれん草を与えるさいの3つのコツ


ほうれん草が好きな猫にほうれん草をあげるさいの、コツなんかをご紹介します。

茹でて水にさらして細かく切る

先ほど述べたとおりで、ほうれん草を3分間茹でたあと、水にさらして冷やし、猫が食べやすいように細かくカットしてあげましょう。

生で大量にあげない。絶対に。

いくら猫がほうれん草を好きだからといって、毎日の主食とするのはリスクがあるでしょう。大量摂取は尿路結石のリスクファクターとなりますので、避けた方が無難ですね。

レンジでの加熱はおすすめしない

茹でると栄養素が溶け出してしまうので、レンジでの加熱をしようとする方もいるかもしれません。しかしレンジで加熱しただけでは、シュウ酸はあまり抜けません。面倒でも、必ず茹でるということが大切です。

猫はほうれん草を食べられるけど、必須の野菜なのか?


ここら辺がちょっと難しいところなのですが、そもそも猫は肉食動物ですよね。しかし猫に肉だけを与えていれば良いかというと、そうでもないんです。

実はネズミを丸ごと食べている

猫がネズミや鳥などの小動物を食べていることはご存知の通りかと。ではネズミの食べ物は何かというと、穀物とかなんですね。
したがって野生の頃の猫というのは、実際にはネズミの内臓に残っている穀物なども食べていることになるのです。

ネズミという完全栄養食には野菜も含まれる

少量ながら、ネズミを食べるということは胃などに残っている野菜や穀物なども摂取することになります。これが猫本来の食習慣なのです。

飼い猫はこのような食生活ができない

飼い猫は、ネズミを丸ごと食べるなどという食生活はできませんから、キャットフードで栄養を補っているということになります。

猫とほうれん草に話を戻すと、「ほうれん草は絶対にだめ!」という記事も目にしますが、少量なら与えても問題はないのではないかと僕は思います。

とはいえほうれん草である必要もないと同時に思いますがね、、、

うーん、、、難しい話ですよね。

まぁとりあえず僕は、キャットフードをメインにしていきます。もしあなたの猫ちゃんがほうれん草好きなら、ちょっとだけあげてもいいかもですね。

まとめ:猫にほうれん草を与えても大丈夫?

答え:少量ならOK。ただし尿路結石のリスクあり

リスクも承知でほうれん草をあげるかあげないか、決定するようにしましょう。

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