なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

【猫の目まるわかり】猫の眼球の大きさは人間とほぼ同じ!

宝石のように美しく輝く猫の目。その怪しい魅力に引き寄せられて思わず見入ってしまうなんてことありますよね。

今回は猫の魅力の1つである「目」に関する雑学のまとめ記事です。

猫の目に関するあんなことやこんなこと、思わず「へぇー」と言いたくなるような雑学をまとめてみました!どうぞ最後までお楽しみください。

猫の眼球の大きさは人間とほぼ同じ!


猫の目の大きさは人間とほとんど同じ大きさなのです。

人間の眼球の直径は24ミリメートル、対して猫の眼球の直径は20~22ミリメートル

このように猫は、人間と比べて体は小さいのに目の大きさはほとんど同じです。

どうしてこんなにも大きいのでしょうか?

それは、猫が本来は夜行性のハンターだったからでしょう。ハンティングを成功させるために暗闇の中で獲物の動きを正確に把握したり、自分が不自由なく歩いたりする必要があります。

そのためには瞳孔をできるだけ大きく広げて、月明かりのようなわずかな光でも感知する必要があるのです。

猫は興味津々だと瞳孔が大きくなる


猫の瞳孔の大きさは周囲の明るさだけでなく、感情によっても変わります。

猫が一生懸命に猫じゃらしを追いかけているときの猫の目を見たことがありますか?昼間なのにも関わらず、大きく目を開いて真っ黒な色をしているはずです。

猫の瞳孔は興味がある時に大きくなり、怒っている時には細長くなります。

これは瞳孔の開閉が自律神経によって支配されているからなんです。ちなみに人間も瞳孔の開閉は自律神経によって支配されています。

自分の意思とは関係なく瞳孔が開いたり閉じたりするのはそのためです。心理学ではこのような性質を利用して、相手の感情を読み取るというテクニックが存在します。

猫も恋人もあなたに好意を持っているかどうかは、瞳孔の開き具合でわかってしまうということですね。言葉で伝えなくても伝わってしまう愛は存在するのかも。

猫は意外と目が悪い!


猫の「静止視力」は0.1~0.2ほどと言われています。静止視力とは円の切れ目を識別する検査です。「C」こんな記号が書いてあって「右」とか「左」とかいうやつです。

そのため、視界全体にもやがかかっているように、物の輪郭がぼやけた状態で景色が見えていると考えられています。

でも通常は音や匂いなど五感を駆使して総合的に判断しているため、さほど困ることはないんです。

でも動体視力はピカイチ


猫の静止視力はイマイチですが、動体視力はピカイチで人間の4倍と言われているんです。

特にちょこまか動くネズミの動きを見逃すことはありません。動いてさえいれば1秒間に4ミリメートル移動するくらいの小さな動きであってもはっきりと捉えることができます。

猫はもともとハンターだったことを考えると、動体視力が高まったのもうなずけますね。でもスローすぎる動きは苦手です。見えません。

猫の方が広い視野を持っている


猫は人間と同じで正面に目が付いています。ですから対象物を立体的に見ることができます。ここまでは人間と変わりないですね。

しかし、猫の視野は人間よりも広く約200度あると言われています。180度である人間よりも広いですね。

やはり獲物を捕るために特化した目の構造をしている。

待ち伏せ型のハンターとして獲物を確実に捕まえるために、獲物との距離を正確に把握する必要があるのです。

猫の目は赤が見えない


猫は色が人間と違って見えています。

人間は赤・緑・青の3色を見ることができますが、猫は緑と青の2色しか見えていないとされています。

猫の世界は青と黄色

その結果、猫の見る世界は基本的には青と黄色で成り立っており、赤色は灰色がかって見えていると考えられているようです。

人間にも赤と緑の区別がつきにくい方がいますが、赤緑色覚異常と似ているような世界を見ているのかもしれませんね。

猫の目には瞬膜がある


猫には上下2枚のまぶたのほかにも、3枚目のまぶたが付いています。「第三眼瞼(だいさんがんけん)」とも呼ばれています。

通常は下まぶたと眼球の間に収納されていて、外見上はほとんどわかりません。瞬きをすると瞬膜も出てきて、眼球の表面に付いたゴミを涙と一緒に払いのけるワイパーのような役割をします。

でも寝ぼけていたりすると瞬膜が見えることがあり、「猫が白目むいてる!」とビックリすることがあります。病気ではないので安心してください。

猫も人間と同じ目の病気にかかる


猫も人間と同じような病気にかかったり、視力が低下することがあります。

  • 結膜炎(けつまくえん)
  • 角膜炎(かくまくえん)
  • 白内障(はくないしょう)
  • 緑内障(りょくないしょう)

上記のような目の病気を1度は聞いたことがあるでしょう。

ただ前述したように、猫は日頃から視力以外にもたくさんの感覚を使って活動しているため、視力が落ちても行動変化はほとんど見られないことが多いです。

猫の様子の変化に気がつけないこともあるので、十分注意して観察する必要があるでしょう。

猫の目まとめ

  1. 猫の目の大きさは人間とほとんど同じ大きさ
  2. 猫の瞳孔は興味がある時でも大きくなります
  3. 猫の「静止視力」はあまりよくありません
  4. でも「動体視力」は人間の4倍あります
  5. 視野は約200度
  6. 猫は赤色が見えません
  7. 猫には瞬膜という人間にはないまぶたがあります
  8. 猫も人間と同じような目の病気にかかります

猫の目にはたくさんの不思議なことがあるんですね。まだ解明されていないことも多そうです。

猫の魅力が発見し尽くされるのはまだまだ遠い未来のことでしょう。その時まで猫と一緒に気ままに暮らしていけたら良いですね。

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