【疑問】猫の目が暗闇で光るのはなぜ?「タペタム層」の謎

夜に猫と出会うと、光を反射させたようにキラリと猫の目が光ります。暗闇の中で光る目を見つけたら一瞬「なんだ?」と焦りますね。

どうして猫の目って光るんでしょうか?

実はその答えは猫の目の構造と深い関係があったのです。人間にはないものを猫は持っているのです。気になりますね。

ではさっそく猫の目はなぜ光るのか見ていきましょう。詳しくご紹介するので、猫の目に詳しくなることでしょう。

猫の目が光るのは ①「タペタム層」があるから

猫の目が光るのは「タペタム層」という光を反射させる特別な構造を持っているからです。

日本語では「輝板(きばん)」といい「タペタム」とも呼ばれています。

ざっくりとしたイメージとして、カメラの撮影とかで使われる反射板のようなものとイメージしていただければ大丈夫だと思います。

目の後ろにタペタムという反射板がついており、反射された光のうち猫の瞳の外に跳ね返された光を私たちが見ているというわけです。

目が光るのは反射しているから

ですから、猫の目はライトのように光を発しているのではなく、周囲の光を反射させているだけなのです。結局私たちは跳ね返された光を見ているので、猫の目が光って見えてしまいます。

猫の目が光るのは ②目が大きいから


猫は体のサイズにしては大きな目を持っています。

目が大きいとそれだけ瞳孔(どうこう)も大きくなります。

瞳孔はカメラで例えるところの絞りにあたる部分。大きければ大きいほど光の量を多く取り込むことができるのです。

瞳孔の幅

  • 猫:最大で14ミリメートル。最小で1ミリメートル以下
  • 人間:最大で8ミリメートル。最小で2ミリメートル

どれほど猫の目が、光を多く取り入れられるかがわかりますね。

光の入り口が大きいということは、出口も大きいということです。

瞳孔が大きくなっているときには反射された光も多く出て行くことになるので、キラリと光るあの現象に一役買っているということができます。

タペタム層の役割

タペタム層があるおかげで、猫は暗い夜道でも簡単に歩くことができちゃいます。

猫の目に入ってきた光は一度、網膜を通り感知されます。そのあと網膜を通り抜けてしまった光がタペタム層により反射され、もう一度網膜によって光を感知できるようにしているのです。それでも網膜を通り抜けてしまった光が私たちの目に届きます。

簡単にいうと、反射によって光を2倍にしています。(この表現があっているかはわかりませんが…)

この構造により猫の場合、人間の6分の1程度の光量でも物を見分けることができると言われています。

猫は暗くなってから動く生き物ですから、わずかな光で物が見えることは、月明かりの下で狩りをするときに便利ですね。

猫の目にフラッシュはNG

暗闇でフラッシュをたいて猫の目を撮影してしまうと、猫の目を傷めてしまう恐れがあります。光の量が多すぎるからです。

フラッシュをたいて写真を撮ったとき、目が光って写ることがありますが、これもタペタム層にフラッシュの光が反射したものです。

猫がフラッシュを見るのは、太陽の光を直接見てしまうのと同じかも。

太陽を直接見ると、明るすぎて目が開けられなくなりますよね。最悪の場合、失明する可能性も考えられるでしょう。

カメラで猫を撮影するときはフラッシュをOFFにしましょう。

自然光のみで撮影してもキレイな写真を撮ることができますよ。第一猫の目が光っている写真ってなんか怖いですよね。かわいくキュートに撮るためにも自然光が一番ですね。

猫の目が光るまとめ

今回は、なぜ猫の目は光るのか?という疑問に応えてきました。その理由は下記のとおり。

  1. 「タペタム層」という人間には無い構造があるからです。
  2. 猫の目が大きいからです。

タペタム層があるおかげで、猫は暗闇のわずかな光でも物を見分けることができます。

猫の目は光を取り入れやすい構造をしていますから、カメラのフラッシュには気を使ってあげてくださいね。

もし本当に猫の目が光り始めたら、それはそれで面白そうですね。