【猫のひげの役割】カットしない方が良い理由
「猫のひげをカットしてはいけない」猫が好きな方なら1度は聞いたことがある噂です。
- でも本当にカットしてはいけないの?
- 猫のひげをカットしたらどうなるの?
- 時々ひげが落ちているのを見かけるのですが…大丈夫?
噂だけが一人歩きすると理由も知らずに、そういうものなんだ。と決めつけてしまいがちですが、猫のためにも正しい知識を身につけておきましょう。
猫のひげの役割:カットしない方が良い理由
カットしたからといってすぐに死んでしまうようなことはありませんが、猫にとってひげは大切なものですからカットしない方が良いです。
「ひげの機能については、部分的にしか分かっていない。とはいえネコは、ひげを切られると、一時的に能力を失う」ブリタニカ百科事典(英語)
空気の動きを察知する
この働きが暗闇を歩く時に役立つのは明らかですね。
私は人間なので空気の動きを知るというのが、どういった感覚なのかはわかりませんが「水の流れる音がしたら見えなくても水があるのがわかる」こういった感覚に近いのでしょうかね。
少なくとも人間には理解できない価値が猫のひげにはあるということです。
幅を測るものさし
車を運転する方なら狭い道を運転する時に、車幅感覚を使って運転することでしょう。慣れている車を運転する時は「ここ狭いけど行けるな」と感覚でわかるものです。時々誤ってぶつけてしまいますが…
猫も使い慣れているひげを使えば、狭い隙間もスイスイ通れるのです。
でも我が家の猫を観察していると、本当にこの機能使っているのかな?と疑問に思う。
なぜなら我が家の猫は、引き戸を自分で無理やり開けて、顔をモゾモゾッと突っ込んで通り抜けているからです。
「ひげあんまり関係ないんじゃない?」と思ってしまいます。
平衡感覚を保っている
猫はしっぽやひげを使って、体のバランスを保っていると言われています。
猫が幅のせまい塀の上や、木の枝をヒョイヒョイ身軽に移動できるのは、この平衡感覚のおかげ。
ときどき猫ってとんでもない場所にいたりしませんか?
この前は高さ1.8メートルもある本棚の上で寝ていたり、屋根裏で迷子になって「ニャーニャー」助けを求めていたりすることがありました。
割とマジで「そこまでどうやって行ったの?」と猫に聞いてしまいたくなる程です。これもひげのおかげなんですかね。
目をガードしている
猫のひげが「触毛(しょくもう)」と言われているのも納得です。
木の枝などが目に入ってしまったら大変。猫のひげは目を守る大切なセンサーでもあるのです。
感情の表現
ひげがどこを向いているかで、猫の感情、気持ちがわかります。
猫からしたら「勝手に動いてしまうんだにゃん」というのが本音でしょうが、飼い主としてはこれほど便利な機能はないですね。
猫の体調が把握できたり、スキンシップの参考にもなったりするので、もはや愛猫とのコミュニケーションには必須の機能となっています。
【猫の本音】猫のひげを見れば気持ちを読み取れる!
いつだって猫の本音を知りたいのは飼い主さんの願いです。でもどうしたら猫の気持ちを知ることができるのでしょうか?本記事では猫のひげを見て気持ちを知ることができることを、4パターンに分けてご紹介しています。猫の気持ちを読む方法を知りましょう。
猫のひげをカットするとどうなるの?
猫はひげをカットしてしまうとすぐに死んでしまうほど弱い生き物ではないですが、人間が思っている以上にひげは猫にとって重要な感覚器官です。
人間に例えたら、一時的に視力が落ちるようなものでしょう。
普段は平気で通っている道も、目が見えにくくなってしまうと通るのに「怖いな」という感情が湧くのではないでしょうか?
猫も同じで、使い慣れているひげが機能しなくなってしまうと、周囲で起きている状況をキャッチできなくなり、移動するのに恐怖を感じるのです。
その結果、猫はひげをなくすと精気を失い、新しく生えてくるまで部屋の隅でうずくまってじっと動かなくなってしまうこともあるといいます。
ひげ落ちてたけど、大丈夫!?
ひげは自然と生え変わるものですから、床に1本落ちていたとしても問題ありません。詳しくは下記の記事をご覧ください。
【自然・病気】猫のひげが抜けるけど大丈夫かな?
家で猫を飼っていると時々猫のひげを拾うことがあります。猫のひげって自然と抜けるものなのでしょうか?この記事では、猫のひげが抜ける2つの理由をご紹介しています。でも大抵の場合は大丈夫だということもわかります。
でも面白半分にひげを切ったり、トリミングのためにひげをカットするのはやめましょう。
犬の場合はトリミングのためにひげをカットすることもあるようですが、猫も同じ感覚でカットしてしまうのはNG。
もし切ってしまった場合は、生えそろうまではそっとしておいてあげてください。
猫のひげをカットしない方が良い理由まとめ
- 空気の動きを察知する
- 幅を測るものさし
- 平衡感覚を保っている
- 目をガードしている
- 感情の表現
猫のひげをカットしてしまうと、上記のような機能を失うこととなってしまいます。
その結果、猫の元気が無くなったり動かなくなってしまうという悪影響が出るので、猫のひげはカットしないようにしましょう。
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