猫にチョコレートを与えても大丈夫?【答え:絶対にNGです。】

「猫がチョコレートを食べてしまった!これって大丈夫ですか?」
「猫にチョコレートを与えてもいいの?」

こういった質問に答えています。

猫がチョコレートに興味を示すことはあまりないですが、例外的なケースとしてあなたの猫ちゃんはチョコレートを食べてみようとしているのかも。

じつは、チョコレートは犬だけでなく猫にも有害で、食べさせてはいけない食べ物です。

なぜチョコレートはダメなのか?食べてしまった時の対処法をご紹介していきます。

猫にチョコレートを与えても大丈夫?【答え:絶対にNGです。】

猫にチョコレートは絶対に食べさせてはいけません。原因はチョコレートに含まれている「カフェインとテオブロミンが猫にとって有害だから」です。

ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)の避けるべき食品リストにもチョコレートが含まれています。

チョコレートのカフェインとテオブロミンが猫に有毒!

カフェインはご存知のように、コーヒーや紅茶などに含まれていて、人間が食べると覚醒作用や運動能力を高める効果が得られます。しかし、猫にとってカフェインは、中毒を起こす危険な成分です。

テオブロミンはあまり聞きなじみがないかもしれませんね。これはカカオに含まれている苦みの主成分で、人間が食べると、低刺激で心が落ち着き、カフェインと似た働きをします。

しかし、猫はテオブロミンの代謝速度が遅いため、やはり中毒になってしまう危険な成分です。

猫がチョコを食べると中毒になる理由

猫はテオブロミンの分解速度が人間よりも遅いため、その薬理効果が強く出てしまうのです。

血漿中のテオブロミンの半減期

  • 成犬:17.5時間
  • 人間:6時間
  • ラット:3時間

引用:禁忌食(その2)ーチョコレートとイヌ・ネコの健康

猫での実験はないようですが、猫も犬と同様であると思われます。
長い時間体内にのこるということは、それだけ効果が持続するということであり、毒性が強くあらわれるのです。

どんな中毒症状が出る?

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 興奮
  • ふらつき
  • けいれん
  • 呼吸の乱れ

上記のような症状が出ます。

食べた量、カカオ含有率、猫の体重によって異なる

チョコレートを食べてから6〜12時間くらいで症状が出ると言われていますが、状況によって異なることを覚えておきましょう。大量に食べてしまうと、突然死の可能性もあるということです。

致死量はどのくらい?

テオブロミンの毒性は、犬の実験では90〜100mg/kgかそれ以上であらわれると言われています。
引用:禁忌食(その2)ーチョコレートとイヌ・ネコの健康

とはいえ個体によってさまざま

テオブロミンに対する反応は猫によってさまざまです。はるかに低い量で軽度の症状が現れることがあるということも覚えておきましょう。

チョコレートにも色々な種類がある

一口にチョコレートと言ってもさまざまな種類がありますよね。
一般的に、ビター系のチョコはテオブロミンも多く危険度は高くなります。

100gあたりのテオブロミン含有量

明治ミルクチョコレート 250mg
森永ミルクチョコレート 270mg
ロッテガーナチョコレート 220mg
明治 チョコレート効果 板カカオ99% 1100mg
明治 チョコレート効果 板カカオ86% 990mg
森永 カレ・ド・ショコラ[カカオ70] 610mg
ロッテ カカオの恵み〈88%CACAO〉 800mg
ロッテ カカオの恵み〈77%CACAO〉 710mg

引用:厚生労働省 高カカオをうたったチョコレート(結果報告)※一部表現変更あり

チョコレート毒性計算機を使ってみよう

参考までに、あなたの猫ちゃんが食べたチョコレートの量は大丈夫なのか?毒性を計算してくれる便利なツールもあります。

チョコレート毒性計算機はコチラから

※英語のサイトが開きます。記事の中程に計算機のリンクがあります。

英語がわからないという方は、↓下記画像を参考に数値を入力して見てください。

チョコレート毒性計算機の使い方

結果がミドリ色なら大丈夫で、黄色なら緊急に対応する必要があることをアドバイスしてくれます。

猫がチョコレートを食べてしまった時の対処法

もしもあなたの猫がチョコレートを食べてしまったら、獣医さんと連絡をとりましょう。可能なら症状が見られなくても診察を受けてください。

飼い主さんが吐かせたりしてはいけません!

「飼い主さんがはかせましょう。」と書いてあるネット記事もありますが、素人が吐かせるのはとても危険です!絶対にやってはいけません。

動物病院での治療

危険な状態だと獣医さんが判断したら、薬を使ってチョコレートを嘔吐させます。専門的な知識を持っている獣医師が、猫の具合を見ながら処置しますので、必ず獣医師の診察を受けましょう。

猫がチョコレート製品も食べないように注意を!

猫がチョコレート中毒を予防する一番良い方法は、家の中にチョコレートを置いておかないことです。

チョココーティングされたアイスや、ミルクココアなどチョコレートが含まれている食べ物を与えないようにしましょう。

家族でチョコの危険性を共有する

老人が家族の留守のあいだに猫を喜ばせようとチョコレートを与えた、というようなケースも考えられます。

僕のおじいちゃんは、骨付きの魚を猫にあげていた、、、

チョコレートではないですが、猫にとっての危険性について知識を共有する必要があるなぁと感じました。

「それでもチョコが好きで食べたい」という方もいるでしょう。

僕もその1人ですが、そんなときは猫が開けられない容器にチョコレートを入れて保管します

僕の家では、チョコを冷蔵庫に入れてあるので、猫が食べることはないでしょう。

また、チョコレートの包紙などにも興味を示す可能性があるので、机の上におきっぱなしにするのでなく、ゴミ箱に捨てるようにするとよりグッドですね。(もちろんゴミ箱も荒らされないように工夫が必要)

猫にとってチョコレートは非常に危険な食べ物なので、絶対に食べさせてはいけません。