【猫の嘔吐】原因を知って、病気や危険のリスクに対処する
猫は健康であっても、嘔吐する動物です。
でも、飼っている猫が突然吐いたら「何かの病気だろうか?心配、、、」と考えてしまうはず。
そこで、この記事では猫が嘔吐する原因を8つご紹介します。
原因を知ると、体調が悪いのか?健康なのか?危険性はあるのかないのか? 見分けられるようになります。
※この記事は病気の自己判断を推奨するものではありません。病気の判断は、専門知識を持った獣医師に相談することを強くおすすめします。
猫が嘔吐する原因8つ
猫が嘔吐する原因はいろいろあります。今回は8つほどリストアップしました。
- 毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き出す
- ガツガツ、食べ過ぎて戻してしまった
- 猫草を食べて、余分な胃酸を吐き出す
- 空腹時間が長すぎて、胃液を嘔吐する
- キャットフードが猫の体に合わない
- 消化できない異物や刺激物を食べた
- 強いストレスにさらされて嘔吐した
- 何らかの病気による症状
順番に見ていきます。
上から3つは大丈夫な嘔吐です。
猫はグルーミングをする際に、毛も一緒に飲み込んでいます。
1:飲み込んだ毛はやがて、ウンチと一緒に排出されますが、毛の量が多かったりすると、毛玉を吐くことがあります。
2:猫がご飯を食べた直後にキャットフードを吐いてしまう場合は、ガツガツ食べ過ぎが原因かも。
猫にはけっこう見られる行動で、私の飼っている猫も、ほぼ消化されていないフードを吐き出してしまうことがあります。
3:「猫草を食べる」というのも有名ですね。コレは胸焼けしてしまったので、猫草を食べて胃液を吐き出そうとしている生理現象です。
胸焼けの時点で健康じゃない。と言われればそうかもしれませんが、、、
コレら3つは病的な嘔吐ではないので、そこまで心配しなくても大丈夫。
心配なのは下の5つです。
4:実はお腹が空き過ぎても吐いてしまうことがあります。胃液や胆汁が逆流してしまうのです。
この嘔吐を繰り返してしまうと、食道炎や胃炎の原因になるので気をつけたいところ。
5:意外に思われるかもしれませんが、キャットフードが原因のこともあります。
どうにも体が受け付けない。というデリケートな猫ちゃんもいるようです。
フードを変えることで改善を図っていくわけですが、嘔吐を繰り返すと、とうぜん食道や胃が荒れてくるので、気を遣いたいですね。
6:小さい猫用のおもちゃ、タマネギやスパイスなどの刺激物を飲み込んでしまった時も、外に出そうとして嘔吐します。
短時間で何回も吐こうとしたり、中毒の恐れもあるので、いち早く異常に気づいて対処しましょう。
7:人間でもあるように、猫も強いストレスにさらされると、体調に悪影響を及ぼします。
環境の急激な変化に対応できない猫ちゃんや、子猫を迎え入れたら先住猫が嘔吐するようになった。というケースもあるようです。
環境の根本的な解決が求められるかもしれませんね。
8:病気による嘔吐は、獣医師に相談するのが1番良い方法です。
全身症状(元気がない、食欲がない、フラフラしているなど)が見られる場合は、獣医師さんの力をお借りましょう。
危険なゲロの見分け方
ゲロの頻度、色、内容物は、そのゲロに危険性があるかどうか判断する材料になります。
ゲロの頻度
- 1週間に1回以下 →異常ないでしょう
- 1週間に何回も吐く→何らかの異常がある
ゲロの色
鮮やかな赤色 | 出血の可能性。口や食道あたりが傷ついている可能性があります。 |
赤褐色、黒色 | 出血の可能性。胃や腸などで出血している可能性があります。 |
白い泡、黄色 | 白い泡は胃酸。黄色の液体は胆汁。 |
透明(水) | 飲んだ水をすぐに吐くようなら、速やかに動物病院へ行くなどの緊急の対処が必要。 |
緑色 | 草の色かもしれません。他にも、内臓の異常により、胆汁の色が濃くなって緑色になることもあります。 |
ゲロの内容物
毛玉 | グルーミングによって飲み込んだ毛。異常ありません。 |
キャットフード | 食べ過ぎ、フードがあっていない可能性。頻度や吐く条件をよく観察しましょう。 |
血 | すぐに動物病院へ連れていく必要があります。 |
ヒモ、おもちゃ | 異物が引っかかっている可能性。とても危険な状態にあるので、すぐに動物病院へ連れて行きます。 |
胃液だけ | 胃液が大量に出ているのかもしれません。空腹やストレスが原因かも。 |
病院へ行くかどうかの目安(1つでも当てはまれば病院に連れて行きます)
- 激しく吐く
- 1日に何回も吐く
- 1日1回でも、それが何日も続く
- 元気、食欲もない
- ゲロに血が混じっている
- ゲロに異物が混じっている
- 吐く動作だけして、何も出てこない
- 中毒の可能性
猫は健康でも嘔吐することがあるので、病院へ連れていくかどうか判断が難しいです。
ですから吐いているようなら、よく観察し、気になる異常が少しでもあるなら、すぐに動物病院に連れていくようにしてください。
猫の嘔吐を減らすためにできること
今からできる簡単な対策を2つだけご紹介しましょう。
定期的なブラッシング
定期的なブラッシングは、毛玉を吐く回数を減らすことができます。猫が飲み込む前に余分な毛は取ってしまいましょう。
我が家では、猫をブラッシングするようになって、明らかに毛玉を吐く回数が減りました。
以前は1週間に1回くらいのペースで毛玉を吐いていましたが、ブラッシングするようになって、数週間に一回のペースに減りました。
猫の毛並みもこころなしかキレイな光沢が見えるようにもなり、本当に満足しています。
世の中にはいろいろな毛取りグッズがありますが、私が買ったのは「ファーミネーター」の類似品。それでも効果あるので、「そこまでお金出したくない」かたはおすすめ。
もちろん正規品の方が効果は高いと思われます。
キャットフードを出しっぱなしにしない
食べ過ぎや、食中毒を防ぐためです。
いつでも食べられる状況は猫にとってよくありません
太る可能性が高いですし、時間が経ってキャットフードが悪くなることも。
それよりも、1日のうち数回にご飯を分けて、少量ずつ与える方がいいです。食べ残しはきちんと処分しましょう。
猫の嘔吐まとめ
この記事では、猫が嘔吐する原因を8つご紹介しました。
- 毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き出す
- ガツガツ食べ過ぎて戻してしまった
- 猫草を食べて、余分な胃酸を吐き出す
- 空腹時間が長過ぎて、胃液を嘔吐する
- キャットフードが合わない
- 消化できない異物や刺激物を食べた
- 強いストレスにさらされて嘔吐した
- 何らかの病気による症状
「猫はよく吐く」なんて言われたりすることもありますが、猫が吐いたら1回1回、よく観察することをおすすめします。
それが病気の早期発見につながるかもしれません。
もし心配なら、ゲロの写真を持って病院へ行くと、診察がスムーズにいきますよ。
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