なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫はなぜ猫じゃらしが好きなのか?【動くものに反応してしまうから】

猫と仲良くなるためのマストアイテム「猫じゃらし」

猫はなぜこうも猫じゃらしのことが好きなのでしょうか?
この記事ではこうした疑問に答えていきます。

飼い主目線・猫目線・猫の行動学者目線など、いろいろなアプローチをすることで、その全体像がぼんやり見えてきます。

猫はなぜ猫じゃらしが好きなのか?


さまざまな目線から考えてみましょう。

猫目線から

「すばやく動くものについ反応してしまう」というのが猫が猫じゃらしを好きな理由でしょう。

”好き”というよりは”反応してしまう”という表現の方が近いかもしれません。

「ん?つまりどういうこと?」このことを理解するためのキーワードは下記のとおり

  • 猫は視力がそこまで良くない
  • 猫の目は動くものに敏感に反応する

猫の目の良さについては「静止視力はイマイチだが、動体視力はピカイチ」と言われています。

簡単にいうと、止まっているものを見るときはボヤッとしていて見分けづらいのですが、ちょっとでも動くとその動きを敏感にキャッチすることができるということです。

試しに猫じゃらしをゆーっくり動かした時と、すばやくパッパっと動かした時の猫の反応を観察してみてください。

ゆっくり動かす じーっと見ているだけ
すばやく動かす すかさず猫パンチしてくる

上記のような結果ではないでしょうか。

つまり猫は猫じゃらしそのものが好きなわけではなく、その動き方に引き寄せられているというわけですね。

まぁ結果としてはそんな動き方をする猫じゃらしが好きとも言えるかもです。

飼い主目線から

僕たち飼い主目線から見ると、「狩猟本能がそうさせている」「猫じゃらしで遊ぶのが楽しいから」「飼い主さんと遊ぶのが楽しいから」「たんなる暇つぶし」などいろいろなことが考えられますね。

僕も18年以上、猫と一緒に生活していますけど上記のとおりだと感じています。

「猫によっていろいろな理由がある」というのが僕の考えで、たとえば僕の飼っている猫の場合、きまって夕方になると急に元気になって走り回るようになります。

きっとこれは猫の中で生活スタイルがある程度あって、夕方は遊ぶ時間としているからなんじゃないでしょうか。

人に飼われているから、ある程度は人の影響を受けている。

つまり、飼い猫と飼い主との間には共通の感覚があって、それが猫じゃらしを好きな理由ともかぶっていると考えられないでしょうか。

猫の行動学者目線から

行動学と一口でいっても捉え方や用語の用い方は人によってかなり異なります。

そこで今回は一例として「ネコの行動学」パウル・ライハウゼン氏がかいた本から、獲物捕獲を引き起こす要因について超カンタンに解説していきたいと思います。

さっくりと表にまとめると下記のとおり

感覚 かぎ刺激 解発される行動
聴覚 ネズミの鳴き声など 捕獲への欲求が高まる
視覚 獲物の動き方 獲物への接近(猫パンチ、ジャンプ、忍びよる)
触覚 獲物に毛がある 噛みつく

解発(かいはつ)とは・・・一定の要因が特定の行動を誘発すること(この記事では、要因のことをかぎ刺激と書いています)

上記のとおり。猫はいくつもの刺激に対して反応しているということがわかります。人でたとえるなら「衝動買い」に近いかもしれませんね。

獲物のもついくつかの刺激に対しては、ネコはそれに反応するように生まれついていて、それらに応じてとらえたり、獲物の一定の部位に向かったりする。引用元ネコの行動学[パウル・ライハウゼン著]

僕なりの答えを出すならば、「猫が猫じゃらしを好きなのは猫だから」という結論にいたりました。

猫はいつから猫じゃらしが好きになったのか?


さらにこう疑問に思いませんか「じゃあいったいいつから猫は猫じゃらしが好きになったのか?」と。

端的にいえば「猫じゃらしが開発された時から」ということになるんでしょうが、それでは納得しませんよね。

具体的にいっていつからなのでしょうか?

考古学が示す証拠と推論

古代エジプトでは、紀元前2030〜紀元前1640年ごろの工芸品に猫がよく登場します。

そのほとんどは人のそばや椅子の下にうずくまっている様子で、首輪をつけて皿からエサを食べている猫もいるほど。

つまりこの頃には猫が身近な存在になっていたということですね。

ここからは僕の想像ですが、エジプト人たちはパピルスのくきとかで猫とじゃれてたんじゃないかと思うんです。

パピルスで遊ぶ猫とエジプト人の壁画とかが発見されていないのが残念なところです。

近代における猫じゃらし

近代においても絵画をいろいろあさってみたのですが、猫じゃらしを見つけることはできませんでした。

ただし1点だけそれっぽい作品は見つけることができ、それがフランスの画家マルグリット・ジェラール作「母性」という1805年の作品です。

気になる方は調べていただきたいのですが、背景に描かれている子供が棒のようなものを持って子猫と遊んでいます。

参考までに:Artist:Gerard, Marguerite (176 [76536] | 写真素材・ストックフォトのアフロ

現代の猫じゃらし

壁画や絵画などを調べていくうちに、僕たちがお店で見るような猫じゃらしは、ごくごく最近になって商品化されたものであることがわかりました。

ちなみに1番最初に商品として売った情報も調べてみたのですが、有限会社猫じゃらし産業という会社が1982年に発売したらしいです。

商品化されるまでの猫たちは、木の棒とか羽とかで遊んでいたんでしょうね、きっと。

まとめ:猫が猫じゃらしを好きな理由

この記事では、猫がなぜ猫じゃらしが好きなのか?について解説してきました。

「すばやく動くものについ反応してしまうから」が1番しっくりくるでしょうか。

これからも猫は、猫じゃらしを好きであり続けるといいですね。

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