ターキッシュバン Turkish Van
ターキッシュバンの基本情報
体重 | 4〜7.5kg |
ボディタイプ | ロング&サブスタンシャル |
毛の種類 | 長毛種 |
毛の色 | あらゆる色とパターン |
性格 | とても賢く活発で、遊びも大好き。水も好き。 |
登録団体 | CFA、TICA、GCCF、FIFe |
ターキッシュバンの特徴
バンパターン
バンパターンとは、胴がまじりけのない白で、頭と尾だけに色があり、その中に色の濃いしま模様が入ったパターンのこと。
すべてのターキッシュバンにはこの「バンパターン」がある。
もっとも正統なのは、真っ白の胴にレッド(赤茶色)のしま模様。
ちなみに「バン」は、中東地域では一般的な用語で、多くの町、村、湖にもつけられている。
そのため、この地域から自然発生した猫に「ターキッシュバン」と名付けられたのはごく自然なことなのだ。
ターキッシュアンゴラとの違い
ターキッシュバンとターキッシュアンゴラ、名前は似ているがまったく違う猫種である。
並べて観察するとその違いがよくわかる。
体のタイプ、大きさ、被毛がまったく違う。
よくある誤解は、ターキッシュバンはターキッシュアンゴラのカラーバリエーションであるというもの。
実際には、違う猫種であるので、注意したい。
水を恐れない珍しい猫
ターキッシュバンの被毛は、表面を水がコロコロ転がっていくほど撥水(はっすい)効果が高い。
暑い日にはプールやお風呂に飛び込むなど、水遊びを楽しむという。
こうした特性から、「スイミングキャット(泳ぐ猫)」という愛称で呼ばれることもある。
ターキッシュバンの歴史
最古の猫
ターキッシュバンは、猫の中でももっとも古い種の1つと考えられている。
その歴史は紀元前までさかのぼり、トルコのハジュラル遺跡から、紀元前5000年頃の小像が発見されている。
猫を連れた女性をかたどった象なのだが、その猫がターキッシュバンの祖先ではないかと考えられているのだ。
中世と絶滅の危機
中世にはすでにその存在が確認されていた。
しかし20世紀には、その数は減少を続けていき、絶滅寸前にまで追い込まれてしまう。
ターキッシュバンの救出
この危機を救ったのは、2人のイギリス人、ローラ・ラシングトンとソニア・ハリデイだった。
彼女たちは1955年にトルコ観光局の依頼で、トルコを旅行しながら、観光客の興味がありそうな場所を撮影していた。
そこにいる間、バンパターンの長毛の白い猫がいることに気がつき、興味を持ち始める。
その後、取材中であったが、トルコのツアーに参加した時に、一緒に車に乗って過ごしていた2匹のターキッシュバンのペアを贈られた。
暑さをやわらげるため小川や池の近くに立ち止まった時、その子猫たちが水に入って泳いだことに驚いたという。
取材が終わると、彼女たちは一緒にイギリスに戻り、繁殖を始めたのだ。
有力なブリーダーのサポートを得られたこともあり、1969年にターキッシュバンはGCCFに正式に認定された。
TICAは1979年に認定している。
ペット保険ペット保険の資料一括請求サービス
キャットフード愛猫にスッキリ快適な毎日を過ごしてほしいあなたへ『モグニャン』