猫の遊びの種類は3つに分けられる!【ポイントは興奮度です。】

こんにちは、フクタロウです。

ネコの行動学」パウル・ライハウゼン著の本を読んでいて、猫の遊びに関して面白い観察が書いてあったのでみなさんに共有したいと思います。

さて、先日に下記のツイートをしました。

猫の遊び3種類🐈

抑制された遊び
↓
鬱積(うっせき)の遊び
↓
安堵(あんど)の遊び

猫の遊びには大きく分けて3段階あって、興奮度によって行動にあらわれる遊びが決まる。とはいえ混じりあっているのでハッキリ区別することは難しい。
猫の遊びをしょうさいに分析すると、面白いですね😌

今回は「猫の遊び」の話をします。
猫もやみくもに遊んでいるのではないということだったりします。

ではさっそくみていきましょう。

用語解説
この記事では下記のような用語を使っています。
獲物:ネズミとかのこと。飼い猫の場合は猫じゃらし。
鬱積:不平・不満がいっぱいにたまること
安堵:物事がうまくいって安心すること
転移行動:葛藤状態に置かれた猫が、なんの関係もない行動をとること

猫の遊びの種類は3つに分けられる


猫の遊びの流れを解説していきます。

「抑制された遊び」


遊びのもっとも初期段階では下記のような行動を見せます。

  • 猫じゃらしにちょいちょいと触れる
  • 鼻を近づけてクンクンと匂いをかぐ
  • 獲物が動くとビクッと後ろにジャンプ

これらの行動の根底にあるのは「恐れ」です。

とくに猫じゃらしが大きかったり、はじめて猫じゃらしを見る猫はこうした行動をします。また、外的な恐れとして引っ越ししたばかりであったり、気を散らされている猫もこうした行動をします。

もうちょっと恐れを克服すると、前足で打つ(かるい猫パンチ)をして、次の段階の遊びに移行。

「鬱積(うっせき)の遊び」


飼い猫のほとんどはこの遊びに当てはまるようです。

恐れを克服して、興奮度がおおきくなった猫は下記のような行動をして遊びます。

「鬼ごっこ」

  1. 前足で獲物を横方向にポーンッと飛ばす
  2. 突進してすばやく口にしばらくくわえる
  3. ふたたび置いては、またも前足でポーンッと飛ばして突進する

「キャッチボール」

  1. 前足で獲物を口にもっていき咥える
  2. 次にわきか上に放りなげ、落ちてきたところを前足でとらえる
  3. これを繰り返す

上記のような遊びが「鬱積の遊び」と呼ばれているのは、獲物を与えられていないと、ほとんどの猫がこうした行動をするからです。

お腹が空いていようが満腹だろうが関係ありません。

「安堵(あんど)の遊び」


遊びでもっとも興奮度がピークに迎えたときに見せる、猫の行動。下記のとおり

  • 獲物のまわりを、飛んでまわったり、飛びこえたりする

これは、サッカー選手がゴールを決めた直後に見せるガッツポーズに似ているかも。

猫も獲物をとらえて殺すことができると、テンションMAXで「踊りくるう」ように飛んだり跳ねたりするみたいですね。

「転移行動」でひと休み


張りつめていた緊張と興奮からいっきに冷め、それらが転移行動としてあらわれて、

  • 前足をペロペロ毛づくろいする
  • 猫じゃらしに反応しなくなる

といった行動が見られます。

猫がいきなり猫じゃらしへの興味がなくなるのも、これで説明がつきそうですね。転移行動だったのです。

※上記のように種類によって分けられているが、はっきり区別するのは難しいです。なぜなら猫の遊びは3種類が混じりあって行動としてあらわれるから。

遊びの種類が決まる要因は「興奮度」


まず、猫の遊びには強度があるのは皆さんご存知のはず。

簡単にいうと、めちゃくちゃ遊んでくれる時もあれば(高強度)、全然遊んでくれない時もあるってことです(低強度)。

なぜこのように猫の気持ちは揺れ動くのかというと、もっとも重要なポイントは「興奮度」です。

この興奮度の変化におうじて、強度も上がり下がりし、結果として猫の行動に影響するというシステム。

ただし注意したいのは、すべての行動に影響するわけでもないし、均等に影響するわけでもないってことです。

このように、コロコロ変わるので僕も含めた飼い主たちは、猫の行動を見て「遊んでいる」という印象を持つのです。
このような変化をパウル・ライハウゼン博士は「動作の増振の比率のひずみ」と呼んでいます。

すごーく簡単にいうならば「猫はそうとうな気分屋」ってことですね。

まとめ:猫の遊びの種類

猫の遊びは3種類

  1. 抑制された遊び
  2. 鬱積(うっせき)の遊び
  3. 安堵(あんど)の遊び

ふだんは何も考えずに猫と遊んでいましたが、よりくわしく知ると、猫に対しての見方もじゃっかん変わったように思います。

さらに詳細を知りたいという方は、「ネコの行動学」という本に書いてあるので、読んでみてくださいね。