猫の毛の生え変わりは春・秋の年2回【換毛期のブラッシング方法】
「猫の毛が生え変わる時期っていつ?」
「換毛期にブラッシングってしたほうがいいの?」
この記事ではこうした質問に答えています。
フワフワの毛並みを維持するために、猫の換毛期について解説。
見た目の可愛さだけでなく、もふもふしたときに癒されるって方も多いのではないでしょうか。顔に毛がついたらかゆいですよね。そうならない対策もご紹介していきます。
ではさっそく見ていきましょう。
猫の毛の生え変わりは春・秋の年2回
どうしてこの時期に生え変わるのでしょうか?
その理由はシンプルで「夏毛→冬毛」「冬毛→夏毛」に生え変わるタイミングだからです。
このように毛が定期的に生え変わる時期のことを「換毛期(かんもうき)」といいます。
1ヶ月くらいかけて大量の毛が抜け落ちたり、新しい毛が生えてきたりします。
これは人間に例えると”衣替え”のようなもので、ほとんど汗をかかない猫にとって、換毛期は体温を調整し、より快適に過ごすためにとっても重要な時期なのです。
ちなみに人間は換毛期がありません。1年中、毛が少しずつ生え変わっています。
新しい毛が下から生えてきて、古い毛が抜け落ちる
「あれだけ毛が抜けてるのに、猫の大きさはぜんぜん変わらないよ?」と疑問に思ったことはないでしょうか。
どこからあれだけ大量の毛はやってくるのでしょうか?
新しい毛が下から生えている
猫の毛は、抜け落ちる前にすでに下から新しい毛が生えてきているので、つるっぱげになることはありません。
複数の毛が、おなじ毛穴から生えている
また猫の場合、1つの毛穴から何十本もの毛が生えています。
それぞれの毛の成長スピードが異なるので、モザイク模様をえがきながら生え変わる猫が多いようです。
毛の成長方法は人間とおなじですが、生えている本数が圧倒的に猫の方が多いので、あれだけ大量の抜け毛が発生するんですね。
室内飼いの猫は換毛期があやふや?
室内飼いの猫は、夜になっても明るい環境で過ごしているので、換毛期がハッキリせず1年中ダラダラと抜け落ちているという説。
たしかに僕が飼っている猫たちも、そんな感じですね。換毛期をつよく意識したことはありません。
猫の毛の生え変わりは、日照時間と深ーく関係している
猫の毛の成長スピードは、
日照時間が長い→成長スピード早い
日照時間の変化は、季節の変化でもあるので、猫に冬毛と夏毛があるのも納得ですね。
夏:毛の成長を早くして、脱毛を促進する(涼しい)
上記の切り替わる時期に、換毛期がやってくるわけです。
しかし人間とおなじような生活スタイルを送っている猫たちの場合、夜も明るい環境で過ごしているので「日照時間にあまり変化がない」ということになってしまいますね。
これが、室内飼いの猫たちの換毛期があやふやになる仕組みです。
「うちの猫は1年中抜け毛する」って方は、朝日とともに起き、日暮れとともに寝るという、生活スタイルに変えれば改善されるかもです。
換毛期の猫のブラッシング方法
とにかく大量に抜ける毛は、猫が飲み込む前にブラッシングしてしまいましょう。
おすすめ3ステップ
- ①毛玉がある場合は、コームで毛玉をときほぐす
- ②抜け毛を、抜け毛ブラシでごっそり取り除く
- ③最後に、クシで毛並みを整えてあげる
上記のとおり
ステップ1:毛玉をときほぐす
長毛種の猫ちゃんを飼っている場合、毛玉ができることがあるので、まずは毛玉をときほぐしてあげましょう。
毛玉ができやすいポイント
- 脇の下
- 後ろ足周辺
- お尻の辺り
絡まりがそれほどひどくなかったら指でほぐしてもOK。絡まりがひどく、指では難しいときは丈夫なコームで絡まりをほぐしていきます。
ただし力任せに引っ張ると、猫が痛がるので、ゆっくり丁寧におこなってあげてくださいね。
ステップ2:抜け毛を取り除く
抜け毛ブラシなどを使って、もう必要なくなった抜け毛をごっそり取り除いてあげましょう。
やりすぎもよくないので、「あんまり取れなくなってきたな」と思ってきたらやめましょう。
ステップ3:毛並みを整える
最後にクシを使って、毛並みを整えてあげれば、完成。
間隔が広いクシでサーッと、なでるように数回とおせば十分です。
その後に、猫が自分でこまかい部分をなめて修正していきます。
猫の毛が生え変わるタイミングで気をつけたい3つ
日々のブラッシングを含めて、換毛期に気をつけるポイントはどんなことでしょうか?
ブラッシングしたら即掃除!
ブラッシングすると同時に、すぐ掃除機をつかって掃除するのがおすすめ。服とかにも容赦なくくっついてしまうので、とてもやっかいです。
猫の毛の掃除方法については「【猫の抜け毛】掃除のコツ・テクニックを解説【ブラッシングが超おすすめ】」の記事をご覧ください。
毛球症(もうきゅうしょう)に注意
抜け毛が多くなるということは、猫が飲み込む毛の量も多くなるということ。
そこで気をつけたいのが「毛球症(もうきゅうしょう)」
吐き出しきれなかった毛がお腹にたまり、内臓が荒れる原因になり得ます。
猫の毛球症については「猫の毛玉のでき方と吐き出す頻度【毛球症を予防する方法】」の記事をご覧ください。
突然の抜け毛に注意
体の一部分だけ毛が抜けるようなことがあれば、何らかのトラブルを抱えている可能性があります。換毛期には、全身の毛がだんだん抜けていくからです。
たとえば、ダニの感染により激しいかゆみが生じていて、かきむしることにより毛が抜けているのかもしれません。
いろいろなケースが考えられますが、体の一部分だけ脱毛しているようなら、病気の可能性があります。動物病院に相談しましょう。
まとめ:猫の毛の生え変わりの時期(換毛期)
この記事では、猫の換毛期について解説してきました。
- 猫の毛の生え変わりは春・秋の年2回
- 新しい毛が下から生えてきて、古い毛が抜け落ちる
- 猫の毛の生え変わりは、日照時間と深く関係している
- 猫が飲み込む前にブラッシングしてしまいましょう
飼い主さんはフワフワの毛並みに顔を埋めるために、
猫は快適に過ごすために、
ぜひ換毛期のブラッシングをおこなってあげてくださいね。
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