なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫にレバーを与えても大丈夫?【答え:少量ならOK/与えすぎ注意】

「猫にレバーってあげても大丈夫ですか?レバーには栄養があるし、猫の体にもいいのかなって思うんですが…どうなのでしょう?教えてください。」
こういった質問に答えます。

レバーには鉄分が多く含まれているので、人が食べると貧血予防に効果的とか言われていますよね。たしかに猫にも良さそうな気がするけど、、、
実際のところどうなのでしょうか?この記事を読むと、この疑問の答えがわかってスッキリしますよ。

この記事の内容

  • 猫にレバーを与えても大丈夫?
  • 猫にレバーを与える方法
  • 食べすぎるとどんな悪影響があるの?

上記のトピックを扱っています。

猫にレバーを与えても大丈夫?【答え:少量ならOK/与えすぎ注意】

結論をいうと、「猫にレバーは少量なら与えてもOK」です。ただしいくつか気をつけないといけない点もあります。

猫とレバーの関係について見ていきましょう。

野生の猫もレバーを食べている

まず野生の猫の食生活を考えてみてください。
鳥やネズミを捕ったら丸ごと食べ尽くしますよね。

内臓を食べているということは、レバーも食べていることになる

ですから、猫はレバーを食べても大丈夫だということですね。

レバーは栄養価がとても高い

レバーは「栄養の宝庫」と言われるほど、栄養価が高い食材。ご存知のとおり、疲労回復や貧血予防、低カロリーでダイエット食品としても活用されています。

しかしながら、この栄養価の高さが猫にとって悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

与えすぎると栄養過剰になる

普段からキャットフードを食べている猫は、それだけで必要な栄養素を十分に摂取することができています。

その状態でレバーまで食べたら必要以上の栄養をとってしまうことになります。その結果、さまざまな悪影響をおよぼすことも。(詳しくは後述)

結論:与えるなら少量のレバー

こういったことから、猫にレバーを与えるなら少量にしてください。毎日の主食として与えるのは避けた方がいいですね。

猫にレバーを安全に与える方法


では、猫に安全にレバーを与える方法をご紹介します。

3つの注意点

  1. 必ず火を通す
  2. ほんの少量で十分
  3. レバーの種類(牛レバー)

順番に解説します。

注意点①:レバーを与えるときは、必ず火を通す

スーパーで買ってきた生レバーを猫に与えてはいけません。生のレバーには寄生虫や細菌が繁殖している可能性が高いからです。寄生虫は猫の感染症の原因となりますので、必ず火を通してから与えるようにしましょう。

ワンポイントアドバイス

レバーに火を通すのは、焼きでも、茹でても、蒸しでもOK。
生焼けにならないよう注意してくださいね。

ちなみに野生の猫が生レバーを食べられるのは、獲物が新鮮だからです。家猫の場合、スーパーとかで買ってくるレバーは新鮮ではないので、火を通す必要があるのです。

注意点②:レバーを食べさせる量

具体的な量としては、週に1回15g以内にとどめるなら食べ過ぎを防げます。

注意点③:猫に適したレバーの種類

牛レバーがベストな選択。
ビタミンAの含まれる量が1番すくないからです。

100gあたりのビタミンA含有量

牛レバー:1100μg←おすすめ
豚レバー:13000μg
鶏レバー:14000μg

ビタミンA過剰症のリスクを減らすためにも、牛レバーを与えるのがベストでしょう。

レバーを与えすぎると、どんな悪影響があるの?


最後に、レバーを摂取しすぎると、どんな悪影響があるのでしょうか?
一例として下記のような悪影響があらわれます。

悪影響の例

・ビタミンA過剰症になる
・嘔吐や下痢が止まらない
・ひどい場合は骨が変形する

ビタミンAは適量であれば猫の体にもいいのですが、多量に撮り過ぎると上記のような悪影響が出てきます。

ひどい場合には、骨の変形により歩くのが困難になるといった恐ろしい病気です。
量を気を付ける大切さが身にしみてわかるのではないでしょうか。

まとめ:猫にレバーを与えても大丈夫?

答え:少量ならOKです。与えすぎには十分注意してください。

レバーを大量に与えるのは絶対にNGですが、ときどき与える分には栄養価も高く非常にいい食材です。

ただし、猫が好まなかったり、食べて体調に異変がある場合には、無理に食べさせてはいけませんよ。

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