なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

コラット Korat

コラットの基本情報

体重 2.5kg〜4.5kg
ボディタイプ セミコビー
毛の種類 短毛種
毛の色 シルバーブルー1色
性格 頭が良く、愛情深い。遊ぶのが大好きなアクティブな性格。
登録団体 CFA、TICA、FIFe、GCCF

コラットの特徴

ハート型の頭

コラットはハート型をした珍しい頭の形をしている。
ほかの猫種と見比べてみると、その形を理解できる。

コラットに関連するハートは5つ

  1. 頭を上から見ると、頭の形がハート型
  2. 正面から見ると、顔の形がハート型
  3. 鼻の形もハート型
  4. 胸にも毛並みが作るハート型の光の輪が見られる
  5. 文字通りのハート(心臓)

シルバーブルーの被毛

体の色にも特徴があり、コラットは全身がシルバーブルーの1色のみが認められている。

毛は根元が淡い色で、毛先に向かってブルーが濃くなり、先端はシルバー。
そのため被毛がキラキラ輝いて見えるのだ。

タイ原産の珍しい猫

もともとシャム(タイ王国の旧称)でよく見られたコラットだが、昔からその見た目はほとんど変化していない。

コンパクトながらずんぐりした身体は、抱いてみると意外と体重があり、引き締まった筋肉質であることが分かる。

目は大きな丸型で、色は輝くペリドット・グリーン(宝石気質のカンラン石)。
尾は中くらいの長さで、根元が太く、先端が細い。

性格

コラットは愛情深く、遊び好きなので、飼っていてとても楽しい猫だ。

膝の上でゆったりすることはないにしても、飼い主の行動をよく観察して、自分に注目を集めようとする。

また、飼い主が疲れ果ててもなお遊ぶのをやめないほど、走ったり遊んだりするのが大好きだ。

コラットの歴史


コラットはシャム(現在のタイ)の古代種であり、アユタヤ王朝時代(1350〜1767年)に書かれた『Tamra Maew(猫の詩)』にも登場する。

この本には幸運の象徴とされる17種類の猫について、イラストと詩が載っているのだが、コラットについては次のように書かれている。

「体色はドクラオのよう。毛並みはなめらかにして、毛の根本は雲のよう。先端は銀色。目は蓮の葉に光る露のしずくのように輝く」

ドクは「花」を意味し、ラオはレモングラスのような先端が銀色の花を持つハーブを意味している。

コラットという名前については、国王ラーマ5世(1853〜1910年)が「この猫はどこから来たのか?」と尋ねた際、「コラート地方です。」という返事を得たことに由来している。

タイの人々はコラットのことを「シ・サワット」と呼ぶこともあるが、これもコラットが幸運の象徴であることを示している。

1959年、最初のコラットのペア(ナナとダーラ)がアメリカに輸入され、計画交配が始まり、徐々にその数を増やしていく。

イギリスへは1972年、3匹のコラットが輸入されたというのが定説になっている。

ただし、1896年にもコラットらしき猫がキャットショーに参加したという記録が残されており、「シャムからやってきたブルーキャット」と紹介されている。

そしてCFAは1966年にチャンピオンシップ・ステータスに公認。
TICAでは1979年にチャンピオンシップに受け入れられた。

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