なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

デボンレックス Devon Rex

デボンレックスの基本情報

体重 2.2〜4.5kg
ボディタイプ セミフォーリン
毛の種類 短毛種
毛の色 すべての色
性格 社交的で人なつこい。とても活発に遊び、いたずら好き。
登録団体 CFA、TICA、FIFe、GCCF

デボンレックスの特徴

外見がユニーク

デボンレックスは外見がなんともユニークだ。

はなれ気味についた大きな卵型の目と、小さな顔に不釣り合いに大きい耳が、なんとも言えない魅力をはなっている。

ユニークなこの猫は「ピクシーキャット(妖精ネコ)」「エイリアンキャット」「プードルキャット」と呼ばれることがある。

個人的には、映画スターウォーズのヨーダに似ていると思う。

巻き毛

被毛は細くて、ウェーブがかかっている。
手触りはスエードのようにやわらかい。

湯たんぽのように暖かい

また、デボンレックスを抱いた時に驚くのは、どれだけ暖かいかということ。

巻き毛はそれほど断熱性には優れていないので、ふれると湯たんぽのように暖かいのだ。

外交的な性格

性格の良さもデボンレックスの魅力である。

周りで起こっていること全てに興味を持ち、飼い主のそばから離れようとしない。

また、とても活発な猫で、いつも元気に動き回っている。

かまってあげないと興味をひこうといたずらすることを思いつくため、アクティブな家庭にはぴったりだろう。

デボンレックスの歴史


1960年、ベリル・コックス夫人はイギリス・デボン州バックファストリーにある、廃坑となった鉱山の近くに住んでいた。

鉱山の周りには野良猫も住んでおり、その中のメスがコックス夫人の裏庭で子猫を産み、

その子猫の1匹がダークブラウンの巻き毛に全身を覆われた美しい猫だった。

コックス夫人はこの猫を気に入り、「カーリー」と名付けて飼うことにした。

コーニッシュレックスとの交配

この10年ほど前には、コーニッシュレックスの基礎となった「カリバンカー」という猫が近くのコーンウォール州で見つかっていた。

当時コーニッシュレックスは数が少なく、遺伝子プールも小さかったため、カーリーがレックス種の救世主となってくれることを期待したのだ。

ところが、交配してみると生まれてきた子猫たちはすべて直毛だった。

つまり、カーリーはコーニッシュレックスと同じ遺伝子を持っていないことが明らかになった。

この時点でブリーダーたちは、2つのレックス遺伝子を区別して繁殖させるプログラムを始動。

デボンレックスの繁殖

当初、デボンレックスはカーリーの血統しかおらず、かなり近親交配されていた。

その代償として、筋肉のけいれんを引き起こす病気があらわれるようになってしまう。

この問題を解決するには異種交配をするしかなく、結果的にはアメリカンショートヘアとブリティッシュショートへアが選ばれた。

問題はこれだけではない。

デボンレックスにはA型とB型、2種類の血液型が存在するが、特定の組み合わせは相性が非常に悪い。

A型のオスとB型のメスを交配させて生まれた子は、母乳に含まれる抗体に激しい反応を示し、死んでしまう。

こうした事態が起こらないように、適切な血液型の組み合わせで交配を行わなければいけなかった。

公認への道

こうした苦労の多い道を乗りこえ、デボンレックスは1967年にGCCFの公認を受けた。

TICAは1979年にチャンピオンシップ・ステータスに公認し、

CFAは少し遅れた1983年にチャンピオンシップ・ステータスに公認した。

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