ボンベイ Bombay
ボンベイの基本情報
体重 | 2.5〜4.5kg |
ボディタイプ | セミコビー |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | ブラック |
性格 | 穏やかで、愛情深い。賢く社交的で、遊び好き。 |
登録団体 | CFA、TICA、GCCF |
ボンベイの特徴
黒ヒョウのような外見
つややかな漆黒の被毛と、カッパーの大きな目は、黒ヒョウをイメージして作り出された。
漆黒の被毛
光沢のあるブラックの短毛で、なめらかな手触り。
カッパーの大きな目
目は丸くて、やや離れてついている。
色はカッパーが望ましいが、ゴールドも認められる。
「ボンベイ」という猫種名の由来は、黒ヒョウの住んでいる地域、インドのボンベイ(現在のムンバイ)にちなんでいる。
中くらいのサイズで、バランスが良い
体:中くらいのサイズで、筋肉質。持ってみると、その大きさの割には、ずっしりと重い。
頭部:頭部と顔は丸く、シャープな印象ではなく、丸い印象を与える。
耳:耳は中くらいのサイズで、離れてついており、やや前方に傾いている。
性格は穏やかで、愛情深い
黒ヒョウのような見た目から活発そうに見えるが、実は落ち着きがあり、穏やかな性格。
家族みんなでいることを好み、ドアの前で喜んで迎える姿をみることができる。
また、辛抱強く知的な一面もあるので、子どもとも仲良くできるし、投げたおもちゃを追いかけて遊ぶのも大好きだ。
ボンベイの歴史
1950年代、アメリカ・ケンタッキー州のブリーダーであるニッキー・ホーナーは、黒ヒョウのような外見の猫を生み出したいと考えていた。
当初、バーミーズとブラックのアメリカンショートヘアを交配させたが、思うような結果は得られず失敗。
それでもあきらめず、試行錯誤を続けると、少しずつ理想とする形質があらわれはじめた。
ボンベイの血統の元
最終的にボンベイの血統のもとになったのは、1965年から使用した猫たち。下記のとおり。
ショーニー・カシアス・クレイ ショーニー・コル・ケイシー ショーニー・リトル・ブラウン・ジャグ 以上、バーミーズのオス3匹 ショーニー・ショット・イン・ザ・ダーク デイビット・カッパーフィールド 以上、ブラックのアメリカンショートヘアのオス2匹 デイビッズ・ブラック・オニキス ショーニー・オブシディアン エスクワイアー・エスカペード 以上、3匹のメス
ホーナーは積極的にキャットショーへの参加を続けた。
その結果、1970年にCFAのプロビジョナル・ステータスに認定され、1976年にはチャンピオンシップ・ステータスに昇格することができた。
TICAは1979年6月にチャンピオンシップに受け入れている。
品種の進歩
スーザン&ハーブ・ズウェッカー夫妻もまた、バーミーズとアメリカンショートヘアの新しい組み合わせで、新しいライン(血統)を開発。
ほかには、ロン&ウェンディー夫妻はフランスに2匹のボンベイを送り、それがヨーロッパにおけるボンベイの基礎となった。
イギリスにおけるボンベイ
ブリティッシュボンベイの歩んだ道筋は、アメリカとは少々異なる。きっかけは偶然だった。
ビリー・オリバー夫人の飼っていたバーミーズが、血統不明の黒猫と交配してしまった。
生まれた子猫は「ロチバンク・プリンセス」と名付けられ、体型はバーミーズそのものだった。
そして、プリンセスも子猫を生み、「アドリーシャ・ピヤーダ」が誕生。
これが、ブリティッシュボンベイの基礎となった猫。
その後も計画的な交配を続けた結果、ブリティッシュボンベイが完成したのだった。
ちなみに、イギリスではボンベイは独立した猫種とは認めておらず、エイジアン(Asian)グループの猫として分類されている。
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