猫の爪を切らないでいるとどうなる?【答え:巻き爪になる】
「猫の爪を切りたいけど暴れて切れません!このまま切らないでいるとどうなりますか?」
「猫の健康になにか影響を及ぼしますか?」
爪切りを嫌がる猫を見ていると、そもそも猫に爪切りって必要なのか?って疑問に思いますよね。
高齢猫になってくるとだんだんと影響が出てくるので、早めから爪切りさせておくのが何よりの対策になります。
猫の爪を切らないでいるとどうなる?
猫の爪を切らないでいるとどうなってしまうのでしょうか?状況により結果は2つあります。
1.猫が自分で爪とぎをしている場合
こういう猫ちゃんは爪切りをしなくても問題ありません。
猫の爪は玉ねぎのような多層構造になっており、本来爪とぎをすることで古い爪を剥がしているので、結果的に爪の長さは一定に保たれています。
きっとあなたの猫ちゃんも、シャキーン!と鋭い爪を持っていることでしょう。爪を観察してみて、半透明でツヤツヤしているならそれは問題ありませんよ。
猫が自分で爪とぎをしているなら、爪を切らないでも健康に悪影響を及ぼすことはありません。
2.猫が自分で爪とぎをしない場合
問題になるのは「自分で爪とぎをしない」場合です。
長すぎる爪は肉球に刺さってしまい、歩き方や関節に問題が出てしまうことがあるのです。
こうなってしまうと、猫は歩くたびに痛みを感じるようになり、健康への悪影響が出る可能性が高いです。
あまり動かない高齢猫ちゃんなどに、巻き爪は多く見られるようなので、自分で爪とぎをしなくなったら飼い主さんが爪切りをしてあげる必要があります。
巻き爪がもたらす悪影響
巻き爪は猫にさまざまな悪影響を及ぼします。
肉球に刺さる
巻き爪という言葉のとおり、猫の爪を切らないでいるとクルンと円を描くように丸まってきます。そして、丸まった爪は肉球に突き刺さってしまい猫の健康に悪影響が出るのです。
歩き方がおかしくなる
肉球はとても敏感な部位ですから、そこに違和感があるのは歩き方ですぐに分かります。明らかに足をかばうように、左右がそろわない歩き方になってしまうことも。
関節に問題が出てしまう
歩き方がおかしくなると、連鎖的に関節に問題がある場合が多くなります。変な力が関節にかかってしまうんですね。
関節炎をご経験ある人なら分かると思いますが、かなりの痛みをともないます。
たくさん出血してしまう
また、肉球は毛細血管が豊富な場所なので、巻き爪で傷ついた際にたくさん出血してしまうことがあります。
猫にストレスがかかる
つま先に違和感があるのは、猫にとってストレスにつながります。痛さがストレスになって心の健康に悪影響が心配されるのです。
折れる危険が高まる
長いまま出しっぱなしになっているような場合は、折れる危険も高まります。もしも折れてしまい、爪が死んでしまうと病院で抜いてもらわなければならなくなってしまう。
結論:巻き爪は猫に悪影響を及ぼします。
長すぎる巻き爪を上手に切る方法
巻き爪になった場合でも、こまめに爪切りをしていくうちに剥がれて、元の状態に戻っていきます。長い爪の切り方をご紹介しましょう。
ピコックタイプの爪切りが使いやすい
- 巻き爪をつぶさずキレイに切れる
- 刃の切れ味が調整できる
- 指を挟む心配もありません
刃の部分が「C」のような形になっているのが、ピコックタイプの爪切りです。この形状により、隙間から刃をいれることができ、巻き爪もカットできる大変便利な商品。
もちろん普段の爪切りもできるので、巻き爪が解消されたあとでもそのまま使い続けることができますよ。
結構固いので「えいや!」と力を入れる
巻き爪を切るのはけっこうな力がいります。太く丸まった爪はとても固いからです。
「ザクザク」というリアルな感触が、ちょっと不安になりますが、そこは「えいや!」と勇気をふりしぼりカットしてしまいましょう。
無理だと感じたら、獣医さんに任せます
もしも出血をともなう巻き爪なら、止血する必要もあるので獣医さんに対処を任せた方が安心です。獣医さんはやはり手慣れていますので安心して切ってもらえます。
まとめ:猫の爪を切らないとどうなる
この記事では、猫の爪切りをしないとどうなるかについてご紹介してきました。
- 猫が自分で爪とぎをするなら問題はありません
- 爪とぎをしなくなると、巻き爪になる可能性があります
- 巻き爪は猫にさまざまな悪影響を及ぼします
- 巻き爪をカットして、健康をとり戻しましょう
若いうちはいいですが、高齢になってくると健康に悪影響が出るようになるんですね。
巻き爪にならないように気をつけたいものです。
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