メインクーン Maine Coon
メインクーンの基本情報
体重 | 4.0kg〜9.0kg |
ボディタイプ | ロング&サブスタンシャル |
毛の種類 | 長毛種 |
毛の色 | すべての色 |
性格 | 穏やかで、知的。自立心が強いが、飼い主には忠実。 |
登録団体 | CFA、TICA、FIFe、GCCF |
メインクーンの特徴
大きな体
メインクーンは巨大で、力強い筋肉質の体とがっしりとした脚が特徴的。
大きな足先は丸く、飾り毛がふさふさとしている。
耳は大きくて背が高く、根本が幅広で先端が細い。先端には「タフト」と呼ばれる飾り毛がついている。
マズルは四角く、頬骨が高い。
卵型の目は大きく、色はグリーン、ゴールド、カッパー。被毛が白色ならばブルーとオッドアイも認められる。
ゴージャスで長い被毛
シャギー(不揃い)な感じの被毛は、肩のあたりが短く、そのほかの場所が長いダブルコート。
尾も特徴的で、体と同じくらい長く、ふさふさとした毛に覆われている。
毛色やパターンに制限はない。
もっとも一般的なパターンはブラウンクラシックタビーまたはブラウンマッカレルタビー。ホワイトが入る場合もある。
穏やかな巨人
大型の体と温和な性格から、「Gentle Giant(穏やかな巨人)」と呼ばれ、誰にでも親しみやすいことで知られている。
また、撥水性の高い被毛を持つためか、水遊びが好きな個体も珍しくない。
知的で遊び好き。さらには穏やかな性格なので、飼い主と深い絆を結ぶことができるだろう。
メインクーンの歴史
メインクーンの原産地は、アメリカの最東北部に位置するメイン州。
冬の寒さが厳しく、少々孤立した地域である。
メインクーンの名前は、「Maine(メイン州)」と「Racoon(アライグマ)」を合わせたもので、メイン州の公式猫にも定められている。
起源についてはわかっていない
古くから存在していた猫種ではよくあることだが、多くの伝承や伝説がその起源を取り囲んでいる。
たとえば遺伝子学的にはありえない話だが、大型のネコとアライグマが交配した結果、メインクーンが生まれたとするものや。
処刑直前のマリー・アントワネットが、フランス革命中にフランスから脱出する計画を立てていた時、船に飼っていたペルシャとアンゴラ6匹を乗せた。
結局この計画は失敗し、マリー・アントワネットは処刑されてしまうが、猫を乗せた船は追ってから逃れ、現在のメイン州にたどり着くことができた。
そして、アントワネットの猫たちと土着の猫の交配の結果、メインクーンの祖先が生まれたのだという。
いずれにしても真偽は定かではないが、メインクーンにはアンゴラの血が入っている可能性は高いと思われる。
というのも、北米大陸にやってくる船は、ネズミ退治のためアンゴラを連れてきたからだ。
その後農園に売られ、交配を繰り返し、丈夫な体と長い被毛を手に入れたと考えられる。
アメリカ初の大規模キャットショー
1895年、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたキャットショーでは、「コージー」という名のメインクーンが優勝。
猫の顔がかかれた銀メダルと、刻印入りの銀の首輪が与えられた。
ちなみに、CFA財団によって設立された猫歴史博物館に展示、保管されている。
猫種としての歩み
1908年のCFA創設時の登録簿には、すでに28匹のメインクーンが登録されていた。
しかし、ほかの長毛猫が人気になったため、メインクーンの人気は低下。
さらに1950年代には絶滅寸前の危機に陥る。
その頃、セントラル・メイン・キャット・クラブ(CMCC)が設立されたことで、窮地を脱し、数を増やすことに成功する。
CMCCはまた、メインクーンのスタンダードを初めて作成した。
その後CMCCは解散するが、メインクーンの種を保存することを目的とした別の協会が組織され、
1976年にはCFAがメインクーンをチャンピオンシップ・ステータスに認定するに至った。
TICAは1979年にチャンピオンシップに公認している。
1980年代になってからは、イギリスにも渡り、1994年にはGCCFのチャンピオンシップ・ステータスを獲得。
こうしてメインクーンは不動の地位を手に入れたのである。
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