ソマリ Somali
ソマリの基本情報
体重 | 3〜5kg |
ボディタイプ | フォーリン |
毛の種類 | 長毛種 |
毛の色 | ルディ、レッド、ブルー、フォーンなど |
性格 | 活発で、人懐っこく社会性がある。神経質な面もあり、マイペース。 |
登録団体 | CFA、TICA、GCCF、FIFe |
ソマリの特徴
アビシニアンの長毛種
ソマリは「アビシニアンの長毛種」と言われ、アビシニアンから派生した猫種だ。
しかしながらその起源についての記録は残されていない。
2つの有力な説
- アビシニアンから自然発生した突然変異
- アビシニアンと長毛種の猫が異種交配して誕生した
「ソマリ」という猫種名の由来
アビシニア(現在のエチオピア)の隣国、ソマリアにちなんで名付けられ、「アビシニアに近い存在」という意味が込められている。
※ソマリア出身ではないので注意。原産国はアメリカ。
ティッキングと毛色
ソマリの毛は、1本1本に濃淡のしま模様があり、光の加減でキラキラ輝いて見える。
これをティッキングという。
長さはセミロングだが、肩のあたりの毛がやや短めで、逆に尾はふさふさしている。
毛色
・レッド
・ブルー
・フォーン
上記が広く認められるが、登録団体によっては下記の毛色も認められている。
・トータシェル
・チョコレート
・ライラック
外見
頭:丸みのあるくさび型。鼻の上から額にかけてのラインがはっきりしている。
耳:大きく、先端がややとがっている。内側には飾り毛がある。
目:大きなアーモンド型。
尾:太い尾はキツネのように、豊かな毛に覆われている。
社会性があるが、マイペースな性格
ソマリは他の人と一緒にいるのが好きで、飼い主の膝に乗ったり、近くで時間を過ごすことが多い。
遊びにも全力で、おもちゃを追って走り回るのは日常茶飯事。
しかし、何をするにも気が向いた時だけというマイペースな一面もある。
ソマリの歴史
ソマリがどうやって誕生したのか、その記録は残っていない。
前述したとおり、2つの説が有力だが、もしアビシニアンから自然発生したとすれば、ソマリはかなり古い歴史を持っていることになる。
また、長毛の猫との交配によって誕生した説だが。
実際、第二次世界大戦によってアビシニアンの数は激減し、種を存続させるために長毛種との異種交配も行われていた。
どちらが正解なのかはわからない。
長毛のアビシニアンとして初めて特定されたのは、1953年にアメリカに持ち込まれた「レイビー・チュファ・オブ・セレーネ」と、オーストラリアの「ブルーン・アキリーズ」という2匹。
この2匹は長毛遺伝子を持っていて、現在のソマリにその血統が受け継がれている。
ロングヘアアビシニアンからソマリへ
1960年代にはいると、ロングヘアアビシニアンとして、独立した猫種として扱われるようになる。
ソマリが認定されるまで、アメリカ人のエブリン・マーグの努力を無視することはできない。彼女こそ「ソマリ」という猫種名の名付け親である。
マーグはアビシニアンのブリーダーをしていたのだが、自分の飼い猫である2匹を交配させると、生まれた子猫のうち1匹だけふわふわの被毛をもつ子猫が生まれた。
「ジョージ」と名付けられたその猫は、マーグの血統からの最初のロングヘアアビシニアンだった。
ところが、アビシニアンとしては的外れな容姿だったので、ぞんざいに扱われることもあった。
その時から彼女は、ロングヘアアビシニアンを猫種として公認させる!と意気込み、
1972年ソマリ・キャット・クラブを創設。
1975年には国際ソマリ・キャット・クラブが創設された。
1979年以来、CFA、TICAともにソマリを猫種として公認している。
ソマリは日本でも人気のある猫種で、国内で繁殖をしているブリーダーもいる。
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