なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

【ウィスカーパッド】猫のひげ袋の役割って知ってる?

(ΦωΦ) 猫のパーツなら口の上の「ω」この部分が一番好きだ!という方も多いのではないでしょうか。(ちなみにω:オメガと入力すれば出てきます)

猫のひげが生えているぷっくりとした部位ですが、一般的には「ひげ袋」と呼ばれており、正式名称は「ウィスカーパッド」と言います。

この記事ではカワイイだけじゃないウィスカーパッドの役割やプックリと膨らむ理由をご紹介していきます!

猫のひげ袋の役割

ひげ袋の主な役割は、ひげを支えることです。

ひげは猫にとって大事なセンサーの1つ。ひげに異常があると猫は怖くなりうずくまって動けなくなってしまいます。

そんな大事なセンサーをしっかり支えて、簡単に抜けないようにしないといけません。

ひげ袋は1本1本のひげの根元に、液体の入った袋があるような構造をしています。

この液体の入った袋が重要な役割を果たしており、ひげを支えると同時にひげから伝えられた振動を敏感に感じ取る高感度センサーの役割を果たしてくれています。

猫はひげによって、風の流れや温度変化なども感じ取ると言われていますが、それが可能なのはひげ袋のおかげだったのです。

もちろん私たちが見て楽しく、触って癒されるという重要な機能も忘れてはいけませんね。

猫のひげはひげ袋以外からも生えている


猫に生えているひげは、ひげ袋以外からも生えています。

  • 上毛(じょうもう):目の上に生えている毛です。「眉毛じゃないの?」と思うかもしれませんが、ひげです。
  • 頬骨毛(きょうこつもう):目の斜め下あたりに1、2本生えています。このひげが生えていない猫もいるようです。
  • 上唇毛(じょうしんもう):これがいわゆる「猫のひげ」。左右合わせて24本生えているのが普通。
  • 口角毛(こうかくもう):口の端に生えている1、2本の短いひげです。分かりづらいひげですが、頬骨毛よりも下に生えています。生えていない猫もいるようです。
  • 頭下毛(とうかもう):あごに生えている短いひげ。猫のあごを見てみると、何本か飛び出している毛がありますね。

猫のひげは体毛の2倍の太さがあり、体毛の3倍ほど深く埋め込まれていると言われています。

神経とも密接に関係しているので、猫のひげを無理に引っ張ったり、カットしてしまうのは絶対にやめましょう!

猫は興奮するとひげ袋がふくらむ


猫は興奮している時や興味がある時、口元のひげを一斉に前に傾けます。その時ひげ袋もプックリと膨らんでいるはずです。

ひげ袋の構造は、液体の入った袋のような構造をしているとお話ししましたね。これは環状洞(かんじょうどう)と呼ばれていて、中は血液で満たされているのです。

環状洞の他にも、ひげ袋の中には毛細血管や知覚神経が多く張り巡らされているので、ひげを前に倒すことでプックリとした前方への盛り上がりが出来上がるのです。

一般的にひげは「気分を表す」と言われています。しかし全ての場合において正しいかと言われればそうでもありません。ですから参考程度にとらえてください。

  • 前を向いている・・・興奮、緊張、興味
  • 後ろを向いている・・食事中
  • 上を向いている・・・上機嫌、嬉しい、満足
  • 下を向いている・・・リラックス、眠い

猫の個性を演出するひげ袋


ひげ袋の形や色は、猫によってさまざま。ひげ袋が大きな猫もいれば、小さな猫もいます。ひげ袋だけ真っ白な猫もいれば、ひげ袋を含めて全身真っ黒な猫もいます。

一緒に生まれた兄弟であっても、ひげ袋の柄はバラバラなので、見分けがつかなくなった時にひげ袋で見分けることだってできちゃうかもしれません。

大きなひげ袋がお好みなら、メス猫よりオス猫の方がひげ袋が大きい場合が多いということを覚えていた方がいいかも。

慣れてくると、ひげ袋の膨らみ具合で「この猫はオス、この猫はメス」と見分けることができてきますよ。

猫のひげ袋まとめ

  1. 猫のひげ袋の主な役割は、ひげを支えることです。
  2. 猫のひげはひげ袋以外からも生えています。
  3. 猫は興奮すると、ひげ袋が膨らみます。
  4. ひげ袋の形、色、大きさは猫によってさまざまです。

あの独特な丸みが私たちを絶妙に癒してくれますよね!

ちなみによく間違われるものに「マズル」という名称があります。こちらは猫の顔の突き出している部分全体を指します。

今回ご紹介したのはひげ袋(ウィスカーパッド)ですので、間違いにお気をつけを!

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