ペルシャ Persian
ペルシャの基本情報
体重 | 3.2〜6.5kg |
ボディタイプ | コビー |
毛の種類 | 長毛種 |
毛の色 | ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、ライラック、シナモンなどさまざまな色。 |
性格 | とても穏やかで、ほとんど鳴くことがない。用心深いが、遊び好き。 |
登録団体 | CFA、TICA、FIFe、GCCF |
ペルシャの特徴
長くて豊かな被毛
首周りには豊かな飾り毛があり、前足の間にも「フリル」と呼ばれる豊かな飾り毛がある。
模様と毛色はバリエーション豊富で例えば下記のとおり。
模様 | 毛色 |
ソリッド | ブラック、ホワイト、レッド、ブルーなど |
シルバー&ゴールド | チンチラシルバー、チンチラゴールデン、シェーデッドシルバー、シェーデッドゴールデンなど |
シェーデッド、スモーク | シェルカメオ、シェーデッドクリーム、ブラックスモーク、ブルースモークなど |
タビー | シルバークラシックタビー、シルバーマッカレルタビー、シルバーパッチドタビーなど |
パーティーカラー | トーティーシェル、ブルークリーム、その他のパーティーカラー |
キャリコ、バイカラー | キャリコ、ブルーアンドホワイト、スモークアンドホワイト、タビーアンドホワイトなど |
ポインテッド | チョコレートポイント、シールポイント、ライラックポイント、ブルーポイントなど |
上記はごく一部だが、非常に多くの毛色とパターンがあることがわかる。
また、ポインテッドはヒマラヤンとして独立した種としている登録団体もある。
ずんぐりした体と表情豊かな顔
どっしりとした体で、脚は太くて短く、しっかりしている。
頭部は丸く大きく、鼻は短くずんぐりしている。
目と目の間には「ブレーク」と呼ばれる溝がある。
小さな耳は離れてついていて、先端が丸く、前に傾いている。
愛情深く、物静かな性格
いつも不機嫌そうに見えるペルシャだが、実際の性格はとても愛情深く、おとなしい。
お気に入りの場所でのんびりと過ごすのが大好きだが、遊ぶのが嫌いなわけではない。
大きくて表情豊かな目で、飼い主とコミュニケーションをとり、静かに鳴く。
ペルシャの歴史
古代から存在するペルシャは、起源について明確な記録が残っていない。
しかし古代エジプトの絵に描かれているのはどれもショートヘアの猫ゆえに、祖先はマヌルネコだ、遺伝子変異によってロングヘアになったなど、さまざまな説がある。
正確な起源はわからないが、現在のイランに至った猫はペルシャとなり、ヨーロッパや中東、極東へと広がっていったのかもしれない。
世界初のキャットショー
1871年に、ハリソン・ウィアーによって、ロンドンのクリスタル・パレスで世界初のキャットショーが開催された。
この最初のキャットショーにペルシャは出陳されており、その姿形は現在と大きな違いは見られない。
つまり、猫の外見は19世紀からあまり変化していないということだ。
20世紀には人気が高まる
アメリカにペルシャが初めて上陸したのも、1870年前後のことで、1900年までにはブリーディングに関する関心が高まりつつあった。
アメリカ初のキャットショーは、1895年にニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで開催。
クリントン・ロック夫人は、アメリカでは女性として初めてキャッテリーを開いた人物であり、彼女のペルシャは初期のキャットショーであらゆる賞を独占している。
1906年にCFAが設立されるまでには、ソリッドのペルシャはすでに存在していて、
1914年には最初のロングヘアスタンダードが採択されている。
TICAも1979年設立当時に、チャンピオンシップ・ステータスに受け入れた。
ただし、当時のアメリカでは、色と模様に重きを置くため、異種交配も盛んにおこなわれていた。
ちなみに、アンゴラが異種交配に使われることが多かったため、正統なアンゴラはほぼ消滅。その後、1960年代に新しい種として生まれかわっている。
20世紀後半〜21世紀
20世紀後半になると改良はさらに進み、頭の形をさらに特徴的なものにしようとする流れが生まれる。
しかしつぶれた鼻のせいで呼吸器官に問題が出たり、涙が過剰に分泌されたりすることがあった。
そのため、現在では本来の穏やかな顔つきにする流れが戻ってきている。
今日では、さまざまなカラーバリエーションが開発され、”派手なペルシャ”も人気がある色の1つになっている。
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