なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

【サイン】猫がしっぽをパタパタさせる時の気持ち5つ

猫がしっぽをパタパタさせている時ってどういうサインなんだろう?

こう疑問に思ったことはありませんか。

実は雰囲気やパタパタの具合で、かなり細かく猫の気持ちは変わってきます。

私が観察した範囲で、シチュエーションを分けて解説します。

全ての猫ちゃんに当てはまるとは限りませんが、猫の飼い主目線で書いた主観たっぷりの記事をお楽しみください。

猫がしっぽをパタパタさせている時の気持ち

しっぽをパタパタ不機嫌なとき

左右に大きく、力がこもってスピード感のあるパタパタをさせているときは機嫌が悪く、イライラしているとき。

床に「パタン、パタン」と音がするほど上下に力強く振っている場合もあります。

この場合の猫は姿勢に関係なく、イライラしている場合が多いです。

  • 抱っこ中にしっぽをパタパタし始めた。
  • 箱座りでしっぽを床にパタンパタンと叩きつけている。
  • 普通に座りながら、しっぽを大きく左右に振っている。

猫は山の天気のように、機嫌がコロコロ変わる生き物。しかも一度機嫌が悪くなると、ピークに達するまでそれほど時間はかかりません。

ですから、しっぽを大きくパタパタさせ始めたら一旦離れて落ち着くのを待ちましょう。

引き際がわからずに突っ込んでしまうと、宇宙最強の猫パンチをくらったり、ガブリッと噛みつかれることも。

しっぽをパタパタ機嫌がいいとき

大きくゆっくりと左右にパタパタと揺らしているときは、機嫌がいいとき。リラックスしていたり、満足感に満たされているときです。

先ほどと違うのはしっぽのスピードと力の入り具合。

機嫌がいい時のほうが、全体のスピードが遅く、風に揺れるススキのように力はそれほど入っていません。振る間隔も不定期であることも。

こちらも姿勢は関係なく、

  • 目をつむりながら箱座りで優雅にパタパタ。
  • 窓の外を見ながら、ゆっくりと左右に振っている。
  • 撫でられてノドをゴロゴロ鳴らしながら、しっぽを振っている。

ご飯を食べて毛づくろいも済んで、午後のお昼寝をしている時に見られることが多いですね。

母猫が子猫をあやすときにも、同じようなリラックスしたパタパタを使います。

余計な邪魔をせず、そっとしておいてあげましょう。

しっぽをパタパタ興味津々のとき

しっぽの先端だけに力が入ってパタパタさせているときは、何か興味を引かれたものに集中していたり、獲物を狙っているときの仕草。

しっぽの先端をパタパタさせているのと同時に

  • 瞳孔が黒くまん丸に開いている。
  • 鼻でニオイをクンクン嗅いでいる。
  • 耳が音のする方向に向いている。
  • 上半身を低く構え、スタートダッシュの姿勢をしている。

このような仕草が見られることが多いですね。

集中している状態なので、間隔は不定期になり、時々しっぽ全体を大きく振ることもあります。

集中して調査中に大きな音を出してしまうと、「ビクゥ!」となって猫ちゃんを驚かせてしまいますので、調査が終わるまでは見守ってあげてください。

興味がないとわかると、「プイッ」と顔を背け、そそくさと歩いていきます。

しっぽをパタパタ不安なとき

興味と不安が混じり合っているときが多いのですが、不安なときにも小刻みにしっぽを左右にパタパタとさせます。

興味と不安が半々で混じり合っているときは、

  • 足取りがとても慎重。
  • ひげは下をむき、耳は対象物に向ける。
  • 物陰からこちらの様子を観察している。
  • 対象物を遠くからじーっと見つめている。

興味はあるんですが近寄ると怖いので、遠くから見つめていることが多いですね。

不安で落ち着かない状態であることが考えられますので、来客中や新しい家具を買った時などは、猫ちゃんにも気を使ってあげましょう。

しっぽをパタパタ何も考えていないとき

しっぽを縦にゆっくりパタパタと振っているときは、何も考えていないときやボーッとしているとき。

「今日は何しようかなー」「暇な時間だぁ」と、猫なりに考えていたりいなかったりするようです。

結局そのまんま寝てしまうということも、、、

猫って気まぐれですからね、そうときもあります。

猫がしっぽをパタパタまとめ

猫がしっぽをパタパタさせるといっても、微妙な動きの違いで意味が違ってきます。

  • 不機嫌なとき:左右に大きく、力強くふる。スピード感があり、叩きつけることも。
  • 機嫌がいいとき:左右に大きく、ゆっくりとふる。
  • 興味津々のとき:しっぽの先端だけ力が入ってふる。
  • 不安なとき:小刻みにしっぽをふる。
  • 何も考えていないとき:縦にゆっくり、ランダムにふる。

猫を飼い始めたときは、「これらの違いを見分けられない」と落胆するかもしれません。

でも、猫と1年2年と一緒に暮らしていけばだんだんと見分けることができるようになっていきます。

私の場合もそうでした。大切なのは、じっくり観察することです。

猫の気持ちが理解できるように、日々努力ですね。

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