「ブワッ」と猫が毛を逆立てる6つの理由【仕組みも解説します】
「猫が毛を逆立てるのはなんで?」
「どうやってあんなにモコモコにしてるの?」
この記事ではこうした質問に答えていきます。
猫が毛を逆立てる理由を知ると、飼っている猫ちゃんの気持ちがもっとよく分かるようになるので、さらに仲良くなれることでしょう。
「おっ、私の気持ちよくわかってるじゃない」と猫からいちもく置かれる飼い主になるために、さっそく見ていきましょう。
猫が毛を逆立てる6つの理由
猫が毛を逆立てる理由は6つあります。
怒っているから
猫は怒っていると毛を逆立てます。
怒っているというのは攻撃的ということで、毛を逆立てながらひっかいてきたり、噛み付いたりすることも。しつこく触られたりして「もういい加減にヤメテ!」という気持ちを伝えているのかも。
怒っているときは毛をボワッと逆立てます。
威嚇しているから
「ウー」「シャー」と威嚇の声を出しながら、毛を逆立てていることもあります。
「それ以上近づいたら攻撃するぞ」「めちゃくちゃ不機嫌」という気持ちのあらわれ。
猫パンチで牽制(けんせい)するのも威嚇をしているからです。
威嚇しながら、毛を逆立てていたら、防御している証拠です。
興奮しているから
子猫同士で遊んでいるとき、ジャンプしたり走り回っていたかと思えば、しっぽの毛が逆立っていることも。
これは、猫は興奮して気持ちがたかぶっているときにも、毛が逆立つことがあるからです。すごく遊びに夢中で、楽しくてしょうがないのでしょうね。
興奮して毛が逆立っているときはうれしい理由です。
怖がっているから
猫は怖いときや警戒しているときにも、毛を逆立てて相手の様子を見ていることがあります。
これは自分の体を大きく見せてハッタリをかましているのだと考えられているようです。
病院で獣医さんに毛を逆立てている猫ちゃんは怖がっているからですね。
驚いているから
「バンッ!」突然の音や衝撃に驚いたら、猫は反射的に全身の毛を逆立てます。
人でも驚くと反射的に「うわっ!」と身をすくめて声を出してしまいますよね。これの猫版が毛を逆立てることだと考えていいでしょう。
猫は驚くと、声ではなく毛が逆立つのです。
単純に寒いから
体が寒いと感じた時も毛が逆立ちます。これは毛と毛の間に空気を含ませて、ダウンジャケットのように断熱性を高めるためです。
猫の気持ちとは関係ありません。
寒かったら毛を逆立てる。快適に生きるための知恵を猫は持っているのです。
猫の毛が逆立つ仕組み
猫の毛が逆立つ仕組みをカンタンに解説すると下記のとおり
- 猫に刺激がくわわる
- 刺激に反応し、猫の脳からアドレナリンが出される
- アドレナリンが立毛筋(りつもうきん)を収縮させる
- ねていた毛が逆立つ
アドレナリンという言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれません。僕たち人間の脳内でも分泌されるホルモンなので知っているかたも多いかもしれませんね。
猫も人間も「怒り」「興奮」「恐怖」などの感情により脳内からアドレナリンが分泌されます。
そしてアドレナリンが出されたことにより、立毛筋が収縮され、毛が逆立つのです。
人間でいう”鳥肌がたつ”のと、ほとんど一緒の仕組みです。
飼い猫が毛を逆立てていたらどうしたらいい?
これ以上刺激してはいけません。興奮が落ちつくまでじっと待っていましょう。
なだめるのは逆効果
なだめようと触ろうとすると、攻撃される恐れがあります。さらに興奮してしまい逆効果です、、、
そっとしてあげる
興奮している猫に対しては、そっとしてあげるのが1番いいですね。
猫から見えないようにするのがGood
威嚇や恐怖により毛を逆立てていたら、その対象物が見えなくなるようにするのがいいです。
たとえば、庭の野良猫に威嚇している時なんかは、カーテンを閉めて見えなくしてしまいましょう。
動物病院で獣医さんに威嚇しているときは、どうしようもないので、猫ちゃんにあきらめてもらうしかないですね…。
まとめ:猫が毛を逆立てる
この記事でのポイントをまとめておきます。
猫が毛を逆立てる理由は6つ
- 怒っているから
- 威嚇しているから
- 興奮しているから
- 怖がっているから
- 驚いているから
- 単純に寒いから
対処法
- そっとしてあげる
- 対象物が見えなくなるようにする
猫ちゃんがどんな気持ちでいるのか? 飼い主さんが理解してあげられると、もっと仲良くできますね!
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