なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫の肉球に関する病気【原因と対策、ケア方法までまとめ】

「今日はなんだか歩きづらそうにしているなぁ」猫が足を引きずるように歩いていたら、肉球になんらかの異常があるのかもしれません。

すぐに猫ちゃんの肉球をチェックしてみましょう。
この記事では、肉球の病気や肉球のケア方法をご紹介しています。

自己診断するためではなく、獣医さんに説明するときの参考としていただければ幸いです。
それではさっそく見ていきましょう。

猫の肉球に関する病気

外傷

切り傷やすり傷のことです。猫同士のケンカやとがったものを踏んづけてしまうとケガをすることがあります。

血が出ている場合もありますし、出ていなくてひび割れているようになっている場合もあります。

ケガを見つけたら水で洗って傷口を清潔にしてあげてください。

傷が大きく血が止まらないようであれば、動物病院で診察してもらってくださいね。

肉球皮膚炎

猫の肉球に炎症が起こり、むくんで膨らんでいたり肉球がボロボロに崩れる潰瘍(かいよう)を起こしていることがあります。

初期段階ではカサつくという症状がみられますが、猫自身に痛みやかゆみは無く普段通りに行動していることが多いので、知らないと見逃してしまうことが多いのです。

進行すると潰瘍になり痛みが出てくるため、歩きにくそうにしていたり足をひきづって歩くようになります。

形質細胞性足皮膚炎(けいしつさいぼうせいあしひふえん)とも呼ばれています。

猫の肉球皮膚炎の原因と対処法


肉球皮膚炎の原因は今のところ不明です。ですから有効な対処法や予防法がないのが現状。

原因がわかっていない以上、症状を軽減させる目的で治療がされます。

具体的には抗生剤や副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン剤などの投与が行われる場合が多いようです。炎症を抑えつつ免疫力を高め、猫ちゃんの自然治癒力に頼るということでしょう。

しかしこの病気は発症率が非常に低く、さらに自然治癒することが多いみたいです。

自然治癒することが多いので、治療法の研究が進まず原因も特定されていないのが現状のようですね。

猫ってケガや病気をしても自分で治してしまうことがあるタフな生き物なんですね。

そういえば私の飼っている猫ちゃんも一時期肉球に傷がついていて、ささくれみたいになっていたことがありました。

でも、1ヶ月くらいして肉球を見てみたらキレイさっぱり元どおりの肉球に戻っていましたね。

猫の肉球のケア方法

猫の肉球はプニプニしているのが正常で健康な証拠です。

あまりにも硬くなった肉球は、本来の役割を果たしにくくなってしまうのでケアしてあげましょう。

特に外で遊ぶのが好きな猫ちゃんは、固い地面を歩くことが多いので、肉球が硬くなりやすいです。もちろん室内飼いでも乾燥によりカサカサに荒れてしまうので注意が必要です。

保湿

猫用の保湿クリームを塗ってマッサージをしてあげましょう。

肉球のマッサージは、軽く揉んだりプニプニ押すだけで大丈夫ですよ。

マッサージをしながら「肉球に異常が無いかなー」ってチェックしてあげるとベストですね!

肉球を触られるのをイヤがる猫ちゃんもいるので、イヤがって暴れてしまうなら無理しないでください。だんだんと慣らしていけばオッケーです。

ワクチン接種

肉球皮膚炎の原因はわかっていませんが、発症の原因だと推測されている白血病ウイルスや免疫不全ウイルスの予防のためにワクチンの接種は有効な対策です。

免疫力を高く保つことができ肉球の健康にもつながるので、ワクチンの接種をしていない場合は、動物病院で接種することをオススメします。

肉球周りの毛をカットする

肉球周りの毛が長ーく伸びていると、フローリングで滑ったり、転倒する恐れがあります。

肉球周りの長すぎる毛は、カットして整えてあげましょう。

猫の肉球に関する病気まとめ

  • 猫の肉球は、外傷や肉球皮膚炎という病気にかかることがあります。
  • 肉球皮膚炎の原因は不明で、有効な対処法も今のところありません。
  • 肉球を保湿、マッサージすることによりケアすることができます。

猫の肉球もケガしたり病気になることがあるので、ケアやチェックを定期的に行いたいですね。

触ることで私たちも癒されるので、まさに一石二鳥。積極的に触っていきましょう!

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