なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

大人猫の爪切りの頻度【1ヶ月に1回くらいでOKです】

「猫の爪切りってどのくらいの頻度でやってあげたらいいんだろうか?」
「猫自身でも爪とぎをやっているのに、爪を切る必要ある?」

この記事ではこうした質問に答えています。

外で遊ぶことが多い猫ちゃんは、木登りしたり地面を走ったりして自然と爪が短くなります。

しかし室内で生活している猫ちゃんの場合、爪が伸びっぱなしになって、歩く時にカチカチ音がしたり、爪をおる事故を起こすことも。

室内で猫を飼っている場合、爪切りは定期的なケアの1つです。

大人猫の爪切りの頻度は1ヶ月に1回くらいでOKです。


猫の爪切りは、どのくらいの頻度でおこなってあげればいいのでしょうか?

それは猫の年齢によって少しずつ変わってきます。下記の表をご覧ください。

猫の爪切りの頻度

猫の年齢 頻度
子猫(1歳未満) 1週間〜10日に1回
成猫(1歳以上) 2〜3週間に1回
高齢猫(7歳以上) 3〜4週間に1回

1回で全ての爪切りを済ませてしまう場合、上記のような頻度でおこなってあげると、伸びすぎを防げます。

子猫の場合、爪の伸びるスピードがはやいので、爪を切っても1週間〜10日ほどで元どおり。

成長した猫の場合なら、爪の伸びるスピードが少し遅くなるので、2〜3週間に1回くらいのペースで爪を切ってあげるといいでしょう。

高齢猫の場合は、爪の伸びるスピードが遅いですが、同時に爪とぎもサボりがちになるので、1ヶ月に1回はチェックしたいですね。

とはいえ、伸び具合には個体差もあるかと思いますので、様子をみながら間隔を決めるとよりグッド。

目安として1ヶ月に1回くらいでOKです。

爪切りをしないと起こる4つのリスク


猫自身が爪とぎをしてても、猫の爪切りは必要なのでしょうか?
結論をいうと「爪切りをしていたほうがいいです」その理由は4つあります。

1:巻き爪になってしまうから

普通、猫の爪はたけのこの皮のように、古くなった爪が剥がれおちることによって、一定の長さをたもっています。

古くなった爪がキチンと剥がれおちればいいんですが、いつまでも古い爪が残り続けることもあるのです。

そうなると、古い爪がどんどん伸びてしまい、最終的に巻き爪となって肉球に刺さってしまいます。

肉球に爪が刺さるとかなり痛いらしく、猫にとって大きなストレスとなってしまうので、爪切りをしたほうが安全です。

2:ひっかかれたときに傷が残るから

猫とじゃれていると、勢いあまって飼い主さんの手を引っかいてしまうことも。

そんなとき爪がとがっていたら飼い主さんの腕にミミズ腫れができるのは、火を見るよりもあきらか。

しかし爪を切ってあげていたら、飼い主さんの腕に傷が残ることはなかったでしょう。

傷口からバイキンが入ってしまう恐れもあるため、定期的に爪を切ってあげるのは効果的です。

3:カーテンなどに引っかかって、爪を折ってしまうから

定期的に爪切りをしてあげれば、爪を折ってしまう事故も防げます。

家の中には、カーテンやソファ、カーペットや畳など、猫の爪が引っかかる場所がたくさんあります。それらを利用して猫と遊んでいるって飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかしそこにもリスクは存在しています。

もしも爪がとがっていたら、遊んでいる途中で爪が引っかかってしまいポキっと根元から折れてしまうかも。

爪が折れて、大量出血でもしたら、動物病院で対処してもらうしかありません。

このようなリスクを爪切りで回避することができるので、やはり爪切りをしたほうがよいのです。

4:家具などをボロボロにしてしまうから

最後は、家具がボロボロになるのを防ぐことができるから。これはイメージしやすいですね。

もしも爪がとがったままソファで爪とぎをされたらとイメージしたら、結果はどうなるかいうまでもありません。

爪が短いままでも爪とぎはできますから、「家具をできるだけキレイにしておきたい」と考えているなら、短い頻度で爪切りをしてあげることをおすすめします。

ちなみに僕は爪切りをおこたって、新品の畳をボロボロにされました、、、

「こんなことなら爪を切っておけばよかった」と後悔する前に、行動するなら余計な出費もおさえられますよ。

なるべく回数を減らしたい!でも深爪には要注意です。


「1ヶ月に1回は多いなぁ。そうだ!なるべく短く切れば回数を減らせるんじゃ?」こう考えるかもしれません。

しかしちょっと待ってください!

爪切りに慣れていない人が、ギリギリまで爪を切るのは危険。
なぜなら「切ってはいけない所まで切ってしまう恐れがあるから」です。

猫の爪には「クイック」と呼ばれる神経と血液が通っているピンク色の部分があります。

もし誤ってクイックまで切ってしまうと、、、

  • 爪から血がポトポト出てくる
  • 猫がすごく痛がる
  • 猫がかわいそう

上記のように悲惨な結果をまねいてしまいます。

なれている方や獣医さんのように、爪切りを完全に理解している方以外は、爪切りで攻めるのではなく頻度を多くしましょう。

まとめ:猫の爪切りの頻度

この記事では、猫の爪切りの頻度について解説してきました。

猫の爪切りの頻度

猫の年齢 頻度
子猫(1歳未満) 1週間〜10日に1回
成猫(1歳以上) 2〜3週間に1回
高齢猫(7歳以上) 3〜4週間に1回

室内で猫を飼っているなら、爪切りにはたくさんのメリットがあります。

ぜひ定期的にチェックして、長いようなら切ってあげましょう。

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