なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫の去勢にかかる費用はいくら?注意点や安く済ますポイントを解説

猫を飼い始めると避妊や去勢の手術を考えはじめます。
特に初めて猫を飼いはじめた方にとっては、全くの手探り状態ですから余計不安に感じるものです。

「手術を受けさせたいけど費用や相場がわからない」という疑問はとても気になりますね。

また手術の費用に関係して注意したい点やなるべく安く済ませる方法もありますので、解説していきたいと思います。

私は無料で去勢手術をやっていただいた経験がありますので、そちらもご紹介します。おおよその金額がわかれば、結構安心しますよ。

猫の去勢手術にかかる費用はいくら?

オス猫の去勢手術の費用は15000円~25000円
メス猫の避妊手術の費用は20000円~35000円が相場です。

一般的に動物病院で行うことがほとんどです。メス猫の避妊手術の方が少しだけ高いんですね。

なぜメス猫の手術費は高いの?

メス猫の避妊手術の場合、開腹(かいふく)といって手術をするためにお腹を少しだけ切り開く必要があります。

そうすると数時間程度の手術になり手間が増えるので手術費用が高くなるようです。

対してオス猫の去勢手術の場合は30分程度で終わる場合が多く、麻酔も出血も少なくて済むのでメス猫に比べて安い傾向にあるようです。

私はメス猫3匹に同じ動物病院で避妊手術を受けさせましたが、20000円で受けさせることができました。

相場から考えると安いのかも。

ただ動物病院での去勢、避妊などの手術料金は地域や病院によって異なるので、近くの動物病院の手術費用は必ず先に把握しておきましょう。

注意!去勢手術費だけでは済まない場合もあります

「手術費とは別に入院費や検査費を請求された」という場合もあるので注意が必要です。

これも動物病院によってマチマチなのですが、必ず確認しておくことがオススメ。

手術をした後に日帰りで返してくれる病院もあれば、1日か2日入院させなければいけない病院もあります。そうすると入院費がかかります。

また麻酔がかけられるかの判定のために血液検査や健康チェックやX線検査の費用が別途かかることも。

残念な獣医さん

ほとんどの獣医さんは確かな経験があり信頼できる方たちですが、残念なことに近年悪徳獣医による詐欺診察なども問題になっているので、必要のない費用を請求されないためにも、口コミ等の情報もチェックしてから動物病院を選びましょう。

私たちの医療に関する知識がないことに漬け込んで、「この検査をしないと手術ができない。やらないと死ぬ可能性もあります。」などと不安をあおり十数万円を請求してくることもあるかもしれません。

一般的に去勢手術はそこまで高い費用はかかりません。

高額だなと感じたら、案外その勘はあっているのかもしれませんね。

猫の去勢・避妊手術にも助成金が出ます!


知らない方が多いのですが、イエネコの去勢手術でも助成金が利用できることがあるんです。主に2つの助成金があります。

  1. 市区町村の助成金
  2. 獣医師会の助成金

順番に解説していきます。

市区町村の助成金

市区町村が去勢手術費用の一部を負担してくれる制度です。

野良猫を対象とする場合が多いですが、飼い猫も対象としている自治体もあります。

詳細情報やそもそも助成金制度があるのかどうかは、住んでいる地域によって違うので、お住まいの市町村のホームページから情報を調べてみましょう。

獣医師会の助成金

都道府県別の獣医師会から助成金が降りることもあります。
こちらは飼い猫も対象になる場合が多く、獣医師会が指定した獣医師さんの元で手術を受けます。

金額や助成金制度があるかどうか、早速調べてみましょう。

助成金を利用するには、条件や細かな申請方法が決まっています。

先着順であったり、2,3週間前から申請をしなければいけなかったり、書類を揃えなければいけなかったりする場合があるので手術することが決まっているのなら、早めに調べておくことがオススメです!

あらかじめ行きつけの動物病院を作っておこう


信頼できる行きつけの動物病院を作っておくことはメリットがたくさんあるんです!

  • 定期的な検診で病気を早めに予防できる
  • 急な相談でも過去のカルテがあるので、対応してくれやすい
  • その動物病院での、診察の相場がわかる
  • 試供品やサンプルのキャットフードがもらえる
  • 時々無料で治療をしてくれる

冒頭でも触れましたが、私はメス猫の避妊手術を無料で行ってもらいました。

お世話になっている獣医師さんによると、動物病院で入院していた猫の飼い主さんに、「費用も払えなくなったし猫も飼えなくなったので捨ててくれ」と言われたそうです。

殺すのはかわいそうだと思った獣医師さんが私にその話をしてくれて、「もし引き取ってくれるなら、避妊手術や予防注射を無料でやっておきます。」と交換条件的に提案してくださいました。

当時私は猫を飼っていなかったので、二つ返事でその提案を受け入れたというわけです。

それ以来、迷い込んできた野良猫や多頭飼育崩壊になりかけている家から猫を引き取ってきたりと結果的に3匹の猫ちゃんを飼っている私ですが、避妊手術は全て行きつけの動物病院でしています。

猫が風邪をひいて口呼吸しているときも、快く診察をしてくれたので行きつけの動物病院を作っておいて本当に良かったと感じていますよ。

猫の去勢手術の費用についてまとめ

  1. 去勢費用の相場は15000円~25000円くらいです。
  2. 手術費以外にも入院費や検査費がかかる場合があります。
  3. なるべく安くしたいなら助成金を利用しましょう。
  4. 行きつけの動物病院を作っておくとメリットがたくさんです。

手術はお金がかかるものです。猫ちゃんや家庭の環境に合わせて早めに考えていきましょう。

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