トイガー Toyger
トイガーの基本情報
体重 | 5〜10kg |
ボディタイプ | セミフォーリン |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | ブラウン・マッカレル・タビー |
性格 | 非常に頭がよく、人なつこい。外交的で、エネルギッシュに遊ぶ。 |
登録団体 | TICA |
トイガーの特徴
トラのようなストライプ模様
トイガーのストライプ模様は、ほかの猫たちには見られない独特なものだ。
垂直方向にランダムに入るストライプは、途切れたり、枝分かれしたりしている。
まだまだ開発段階にある猫種であるゆえに、模様の出方は個体によってちがう。
輝く被毛
柔らかく密に生えた被毛は、「グリッター」という金色に輝く毛が混じる。
これによりトラのようなオレンジ色の被毛が、より一層輝いて見える。
まるで小さなトラ
トイガーは「デザイナーズキャット」という、2つ以上の品種のハイブリッドで、慎重な計画交配によって作り出された猫である。
被毛に限らず、
・中型で筋肉質な体 ・足の長さは中くらいの長さ ・指が長いため、足先が大きく見える ・頬に輪のような模様 ・額に山型の模様 ・細長い顔とふくよかなウィスカーパッド
などなど、細かいところに至るまでトラに似せようとしている。
おおらかで、頭がよい
ワイルドな外見をしているが、性格はとても外交的だ。
とても頭がよい猫なので、ほかの猫とも仲良くなれるし、リードで散歩に行くことや、投げたおもちゃをとってくることも学習する。
本当にトラを飼いならしたという、不思議な感覚をもたらすだろう。
トイガーの歴史
トイガーを誕生させたのは、ジュディー・サグデンという人物。
(彼女は、ベンガルのブリーダーで著名な、ジーン・サグデン・ミルの娘である。)
1980年代、彼女はより明瞭なマッカレル・タビーをもつイエネコを繁殖させようと奮闘していた。
ある時、飼っていたベンガルの子猫の中に、トラのような顔模様を持った猫を偶然発見。
これに可能性を感じたジュディは、ワイルドな容姿をもつイエネコの作出に乗り出したのだ。
トイガー初期の交配
トイガー開発の初期段階で基礎となった2匹の猫は、下記のとおり。
短毛で、胴体に美しく均一なストライプが入ったタビーのブリティッシュショートヘア
大きなベンガル
ジュディはさらに、1993年、インド・カシミール地方から、「ジャムブルー」という珍しいスポットの入ったオス猫を取り寄せ、計画交配に加えた。
トイガーはトラに似ているが、野生の血を取り入れて、作り出されたのものではない。
こうして独特の模様と理想的な体型を目指し、慎重な計画交配を続けた。
公認への道
当初は「カリフォルニアトイガー」と呼ばれていたこの新種は、1993年に初めてTICAに認定された。
2000年にはプレリミナリー・ニュー・ブリードに昇格し、
2007年2月にチャンピオンシップ・ステータスとして完全に認定されている。
トイガーは新しい種で、依然として希少。
計画交配は現在も続いている。
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