チャウシー Chausie
チャウシーの基本情報
体重 | 5.5〜6.5kg |
ボディタイプ | フォーリン |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | ブラウン・ティックド・タビー、ブラック、ブラック・グリズルド |
性格 | とても活発で、運動量が豊富。さびしがり屋だが愛情深い。 |
登録団体 | TICA |
チャウシーの特徴
ジャングルキャット×イエネコ=チャウシー
チャウシーは、ジャングルキャットとイエネコとの交配から生まれた。
チャウシーという猫種名は、ジャングルキャットの学名である「フェリス・チャウス(Felis Chaus)」に由来している。
ジャングルキャットの血を受け継いでいることもあり、3世代以内だと、野生的な特質が残り、しつけの面で苦労することもある。
しかし4世代以降になると、運動量が多いことを除けば、普通のイエネコと変わらなくなる。
ブラック・グリズルド
黒い毛にグレー系が混じることを、ブラック・グリズルドといい、ジャングルキャット特有の毛色で、イエネコではチャウシーにしか見られない。
ほかには、
・ソリッド・ブラック(黒一色)
合計3種類のカラーパターンのみ認められている。
とても活発で、さびしがり屋
非常に運動的で活発なチャウシーは、じっとしていることが少なく、ほぼ常に動き回っている。
遊ぶのも大好きで、おもちゃを投げるととってきたり、水遊びを楽しむこともある。
その反面、一人にされるのが苦手なさびしがり屋なので、多頭飼いするか、なるべく留守番させないのが望ましい。
チャウシーの歴史
ジャングルキャットは、中近東からインド、パキスタン、アフガニスタンにかけて生息しているヤマネコ。
ジャングルという名前から熱帯雨林に生息していそうなイメージがあるが、実際にジャングルに生息しているわけではない。
主に葦(あし)が生い茂っている原っぱや沼地に生息していることが多い。
ジャングルキャットはヤマネコの中ではおっとりとした性格をしているので、新しい猫種を開発するために使用されたのもうなづける。
チャウシーの開発
ジャングルキャットとイエネコを交配させる試みは、1960年代のアメリカで始まった。
野生的な外見を持ちながら、イエネコのような性格をあわせ持つ猫種を作り出そうと考えたのだ。
ところが、猫種として確立するまでには、じつに30年という長い年月が必要だった。
異種交配させると、生殖能力を持たないオスが生まれたり、受精率が低いメスが生まれたりすることがよくある。
それに加えて、ジャングルキャットの形質を受け継ぎながら、猫種としての特性を常に現さなければならないのだ。
チャウシーの歴史を語る上で、「タスルト・ナーバイ(通称ナービ)」というオス猫を忘れてはならない。
ナービは、チャウシーとしての特性と正常な生殖能力を持った初めてのオス猫だった。
ナービの子供たちも申し分ない外見と繁殖能力を持っており、チャウシーの血統をたどるとナービにたどり着く。
こうしてチャウシーは1995年にTICAに初めて登録され、2013年にはチャンピオンシップ・ステータスに昇格している。
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