猫の血液型は3種類【A型・B型・AB型】知っておくべきメリットとは?
「猫にも血液型ってあるんですか?」
こんな質問に答えます。
人間にA型、B型、AB型、O型といった血液型があるように、猫にも血液型があります。
この記事を読むと、猫の血液型とその特徴について知ることができますよ。
本記事の内容
- 猫の血液型は3種類
- 猫の血液型の調べ方
- 血液型を知っておくメリット
- 性格と血液型って関係ある?
さっそく見ていきましょう。
猫の血液型は3種類
猫には3種類の血液型があります。
それが下記のとおり。
※猫にO型はありません。
血液型の決まり方
猫の血液型は、親猫から「血液型遺伝子」を受け継ぎ、その組み合わせによって決定されます。
・A型遺伝子+A型遺伝子→A型
・A型遺伝子+B型遺伝子→A型
・A型遺伝子+AB型遺伝子→A型
・B型遺伝子+B型遺伝子→B型
・B型遺伝子+AB型遺伝子→AB型
・AB型遺伝子+AB型遺伝子→AB型
猫のほとんどはA型
上記の組み合わせからもわかるとおり、猫はA型遺伝子が優性(形質が現れやすい)であると想定されています。
例えば、A型遺伝子とB型遺伝子を受け継いだ場合、A型遺伝子が優性になって、子猫の血液型はA型になります。
逆に、A型遺伝子とB型遺伝子を受け継いでも、B型遺伝子が劣性なので、B型になることはありません。
各遺伝子の優性劣性の関係は、A>AB>B
と想定されていて。
このことから、猫の血液型はA型が最も多いという結果になるようです。
ちなみに「日本にいる猫のうち90%くらいはA型で、B型は猫の種類によってときどき、AB型は非常に少ない。」と言われています。
猫の血液型の調べ方
猫の血液型は、動物病院で血液検査をすることによって、調べてもらうことができます。
飼い猫の血液型を知りたい場合は、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
ちなみに、僕の飼っている猫も過去に血液検査をしたことがありますが、血液型まではわかりませんでした。
たぶん検査項目に入っていなかったのかも、、、
やはり「血液型を知りたいです。」とはっきり言わないとダメなのかも知れませんね。
血液型を知っておくメリット
飼っている猫の血液型を知っておくと、どんなメリットがあるのでしょうか?
メリットを4つご紹介します。
メリット①:輸血するときに役立つ
猫が緊急事態により輸血が必要になった時、血液型を知っていれば少しでも早く治療を始めることができます。
また、B型の猫にA型の血液を輸血すると非常に強い拒絶反応を起こし、命に関わります。
知っていれば、こうしたトラブルを避けることができるかもしれません。
メリット②:輸血用の血液を提供できる
猫には人間の血液バンクのようなシステムはなく、血液を確保するのが難しいです。
その対策として動物病院によっては、輸血用の血液を提供する「供血猫(きょうけつねこ)」の協力を呼びかけている病院もあります。
供血猫になるには細かい条件があるので、興味があるなら動物病院で相談してみましょう。
メリット③:安心な子育てに役立つ
子猫が母猫の母乳を飲んだとたん、血液中の赤血球が破壊されてしまうという現象があります。(新生児溶血)
これは血液型の不適合が原因です。
母猫の血液型を知っていれば、不適切な交配や新生児溶血を予防することができます。
メリット④:飼っている猫が可愛く見えてくる
最後に、知識は愛を深めるというメリットがあります。
簡単に言えば、飼っている猫のことを深く知れば知るほど、可愛くなってしまうのです。
愛猫の血液型を知ると、なんとなく特別感がありませんか?
これも血液型を知る大きなメリットです。
性格と血液型って関係ある?
答えはシンプルで、「猫の性格と血液型は無関係」です。
もしも関係あったなら、猫はA型が多いので、皆同じような性格になってしまいます。
現実はそうではないですよね。
猫の性格は血液型で決まるのではなく、親猫の性格、生まれてからの環境、飼い主とのコミュニケーションなど、さまざまな要素が複雑に絡み合って決まっていくものです。
性格と血液型は関係ありません。
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