猫が留守番をして、鳴き続けるのは分離不安かも!【原因と対策】
猫をお留守番させると、一人で寂しいのかずっと鳴いたままです。これはどうしてでしょうか?
とにかく鳴きまくると、猫がかわいそうになって外出がしづらくなりますよね。もっとひどい時は外出できないって方もいるかもです。
この記事では、大声で鳴くのは何故なのか?お留守番という状況を考慮した理由について解説しています。記事の後半では、上手にお留守番させるポイントもご紹介しています。
猫ちゃんの状況と照らし合わせながら、ご覧ください。
※とはいえ、いくつか試してみて改善しないようであれば、獣医師に相談することをおすすめします。
猫が留守番をして、鳴き続けるのは分離不安かも!
分離不安とは、簡単にいうと「一人での留守番に耐えられなくなって病的な行動をしてしまう」という感じです。
もう少し詳しく知りたい方は「旅行したあとの猫はどんな態度?やっぱり怒ってる?」をご覧ください。
例えば、仕事を終えて家に帰ると、「絶えず足元にまとわりつく」「トイレやお風呂までついてくる」「再会時のテンションが半端ない」など、絶えず飼い主さんの関心を自分に向けようとする猫ちゃんは、分離不安の可能性があるかもです。
もともとは犬に多いとされていた分離不安ですが、最近では猫にも見られるようになってきたといいます。どのような原因が考えられるのでしょうか?
猫との関係性が分離不安の原因
原因は主に、「猫を取り巻く環境の変化」でしょう。
最近では”完全室内飼い”や”甘えん坊な性格”の猫ちゃんが多くなってきていると思われませんか。
例えば、もともと非常に甘えん坊な性格で、また子猫のときからひとりっ子で飼われてきた猫は、いつもそばにいるはずの飼い主さんがいなくなると、不安になってどうしたら良いか分からなくなって問題行動を起こすというケースもあります。
猫は本来ある程度の年齢までは母猫とすごし、自立できる年齢になると母猫が自分のテリトリーから追い出そうとします。
これが通常の猫の成長なのですが、人と生活を共にする猫は一生親離れする必要がなく、室内以外の環境も知らないため、このような分離不安の症状を見せる猫が増えてきているのです。
ほかにも、猫との接し方に変化があった場合や、猫が高齢になった場合、いつも以上にかまいすぎた場合などに発症することもあるようです。
確かに、僕の飼っている猫も現在18歳なのですが、シニア猫ちゃんになってから、甘えてくることが多くなった気がします。
若い頃は完全にツンツンな猫で1週間家出をして、ひょっこり帰ってくるような猫でしたが、最近はドアの開け閉めなど、今まで以上に人に頼るようになっている感じです。問題行動はしていないので、分離不安ではないと思いますが、注意してみてあげたいと思いました。
「猫は完全室内飼いがいい」と言われたりしますが、猫にもたらす影響に関しては、よーく再評価する必要がありそうですね。
猫を留守番させるときのポイント
とはいえ、仕事により夜まで家に帰れないという方もいらっしゃることでしょう。「世話できないなら猫を飼うな」と言うのは簡単ですが、すでに猫を飼っている以上何の解決にもなりません。
ですから、問題行動の解消法として試したいことをリストアップしてみました。
落ち着ける場所を用意してあげる
飼い主さんのニオイがついたタオルや毛布を室内に残しておくと、猫が安心してくれるかもしれません。
外出ルーティーンを崩す
飼い主さんが出かける前に必ずおこなう行動をわざと崩して、猫に外出を悟られないようにします。
例えば、荷物をカバンにつめる、決まった上着を羽織る、外出用の服に着替え始めるといったことが含まれます。
外出ルーティーンの崩し方
- カバンを用意するけど、料理を始める
- 上着を羽織るけど、テレビを見るだけ
- 服を着替えるけど、トイレにいくだけ
上記のとおり
分離不安が完全になくならないとしても、猫の不安感を和らげることはできるでしょう。
大声で鳴いても、すぐにはかまわない
熱狂的に出迎えてくれると「ただいま〜」とすぐに応えたくなるところを、猫の気持ちが落ち着くまで待ちましょう。
猫が落ち着いたタイミングで、なでたり声をかけてあげます。
猫との適度な距離感を保つ
何でも猫の要求通りに答えてしまうと、それは逆効果になります。過剰に関心を求める行動は無視し、猫がおとなしくしていたらご褒美をあげましょう。
成功させるポイントは、この「ルールを何があっても崩さない」ことです。
まとめ:猫を留守番させると鳴く
この記事では、「猫がお留守番のときに大声で鳴くのは分離不安の可能性がある」ということをご紹介しました。
猫を留守番させるときのポイント
- 落ち着ける場所を用意してあげる
- 外出ルーティーンを崩す
- 大声で鳴いても、すぐにはかまわない
不安を感じてニャーニャーなく猫は、意外と多いのかもしれません。いくつか試してみて改善しないようであれば、獣医師に相談することにしましょう。
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