猫の目が赤いときに疑う目の病気【目のどの部分が赤いですか?】
仕事から帰ってきたら猫の目がショボショボしている。なんとなく赤い。こういった変化が見られる原因はなんなのでしょうか?
もしかしたらすぐに動物病院にいった方がいい場合もあるので注意が必要です。
この記事では次のことをご紹介しています。
- 猫の目が赤いときに疑う目の病気
- 赤い部分によって違う病名
- 目が赤い以外に症状が出ていないか
- 獣医さんに猫の症状を伝えるポイント
※なおこの記事で書かれていることは全ての状況に当てはまるとは限りませんので、獣医さんへの説明をするときの参考になさってください。病気の診断はご自分でなさらずに、知識、経験を持ったかかりつけの獣医さんに診断していただくことを強くオススメします。
猫の目が赤いときに疑う目の病気
猫によく見られる目の病気を挙げています。
【結膜炎】まぶたの裏側と白目が赤い
結膜(けつまく)とは簡単にいってしまえば「まぶたの裏側」と「白目」の部分のことです。解剖学的には3つの部分に分けられるようですが、細かいことはこの記事では扱いません。
一般的には片方の目が赤い場合は物理的刺激が原因であり、両方の目が赤い場合は細菌やウイルスによる感染症が原因となります。
結膜は外と直接触れているため、炎症を起こすことは珍しくありません。外を行き来している猫の場合は結膜炎を起こす可能性が高くなるのかもしれませんね。
【外傷】まぶたが赤い
他の猫とのケンカかもしれませんし、木の枝がまぶたを傷つけてしまったのかもしれません。原因はさまざまですので、過去の猫ちゃんの行動を振り返ってみて怪しい行動はなかったのか確認してみることができます。
また結膜炎の進行によりかゆみが発生しており、猫ちゃん自身がかゆみから前足で目の周辺を掻いてしまい、傷つけてしまう場合もあります。
したがって、結膜炎やその他の異常がないかどうかも観察しましょう。
【ぶどう膜炎】目の中が赤い
結膜炎にも見えますが、さらに奥で起こる炎症のことです。
細菌やウイルスの感染の他にも、免疫異常が要因であることも考えられているため、治療に長い期間がかかるものもあります。
【ドライアイ】結膜が赤い
涙成分のアンバランスが原因で、目がショボショボしたり、目やにが多く出ていたり、結膜にも炎症を起こして赤くなる場合があります。
人間にもあるドライアイですが、猫もドライアイにかかることがあるんです。涙の分泌量を測定し、点眼治療が一般的に行われる治療法ですね。
【チェリーアイ】瞬膜が赤い
普段はほとんど見る機会がない瞬膜ですが、健康な瞬膜の色は白色です。傷ついたり、ウイルス感染で炎症が起こると赤くなります。
炎症を起こして腫れていると、瞬膜が元に戻りにくくなります。このような場合には瞬膜が半分くらい見えてしまっている場合も。
猫にはあまり見られませんが、瞬膜の奥にある「瞬膜腺」がひっくり返って外界に出てきてしまう状態を「チェリーアイ」と言います。
犬では比較的多く見られますが、猫にも発症することがあります。
その他
重大な病気ですと網膜変性症や白内障、緑内障、熱中症があります。そのまま放置してしまうと失明する可能性もある怖い病気です。
獣医さんに猫の症状を伝えるポイント
次のポイントを事前に思い出しておくと落ち着いて診察を受けられますよ。
- 症状に気がついたのはいつか
- 猫が外出した機会はないか
- 目やにの色や涙の量に違いはないか
- 熱はないか
- 目を気にしている様子はないか
動物病院に行くと、焦ってしまい言いたいことが上手く伝えられなかったりするものです。
私も仕事から帰ってきて、猫が口呼吸をして苦しそうにしているのを見つけた時はプチパニックになってしまい、すごく焦りました。
かかりつけの獣医さんが冷静に「猫風邪」と診察してくれたので、おおごとにならずに済み「ホッ」と一安心。
飼い主さんがパニックになってしまっては、猫も自分の症状を獣医さんに伝えることができないので、落ち着くことは本当に大事ですね。
猫の目が赤いときのまとめ
猫の目が赤い時は次のような病気の可能性があります。
- 結膜炎
- 外傷
- ぶどう膜炎
- ドライアイ
- チェリーアイ
- その他、白内障や緑内障など
猫の目が赤いのは、何らかのトラブルを目に抱えているサインです。治療をしっかり行うことにより治せる病気を多くあるので、迅速で正確な処置が肝心です。
「猫の目が赤い」といっても、原因や症状はさまざまにありましたね。
病気によっては失明に至る可能性もある病気があるので、日頃から猫の目に異常がないか気を使ってあげてくださいね。
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