猫が爪を噛む4つの理由【放置できないわけとは?】
猫が爪を噛んでいるのを見たことはありませんか?
これって大丈夫なのでしょうか?
僕の猫もよくグルーミングをしている最中に、爪をガシガシ噛んでいたので調べてみました。
やめさせるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
猫が爪を噛む4つの理由
猫が爪をガシガシ噛む理由は下記の4つ
- グルーミングの一種
- 古い爪をはがしている
- ケガや化膿で、痛い・かゆい
- ストレスがたまっている
順番に見ていきます。
1:グルーミングの一種
猫はグルーミングの一種として、爪を噛むという動作をします。
飼い猫をよーく観察してみると、顔を洗ったあとや、前足をペロペロした流れから、爪をガシガシ噛んでいませんか?
これは爪を噛むことがグルーミングの一種だからです。
猫には猫なりのグルーミングルーティーンがあって、今日は爪を噛む日だったのかもしれませんね。
2:古い爪をはがしている
猫の爪は、刀をいれる鞘(さや)のように何層にも重なってできています。
もしかしたら猫は、古い爪がくっついているのが気になって、それを落とそうと爪を噛んでいるのかもしれません。
この場合も、猫の健康にはなんの問題もないので、安心して大丈夫です。
3:ケガや化膿で、痛い・かゆい
もしも爪にトラブルがあって、痛がっているときには、早めに治療しなければいけません。
猫が嫌がるかもしれませんが、爪の根元をしっかり観察して、異常がないか調べてください。
ケガや化膿で痛がっていたり、痒がっているなら、動物病院で治療してもらうのが一番です。
4:ストレスがたまっている
ストレスがたまっていると、指先を噛んでしまうこともあるようです。
猫によって異なりますが、寂しかったり、遊んでもらえなかったり、同居猫との仲が悪いといった理由で噛んでしまうということ。
ストレスチェックをしよう
- 猫に落ち着きがないかどうか
- 遊んで欲しそうにしていないか
- 機嫌が悪いのがずっと続いていないか
- 猫の生活環境は、整っているかどうか
上記のとおり、普段の生活でストレスを感じる思いをしていないか振り返ってチェックしてみましょう。
もしも爪から出血していたら…
下記の記事を参考に、まずは飼い主さんが止血してあげましょう。
【飼い主にできる】猫の爪から出血してしまったときの対処法
猫の爪切りをしていたら、切りすぎて出血してしまった。どうしたらいいのでしょう?本記事では、その対処法を具体的に解説しています。まずはあわてずに応急処置として血と止めましょう。方法が分からない場合はこの記事を読みながら、手当てをしてください。
爪が抜け落ちてしまう場合は要注意!
爪の病気に「狼瘡様爪床炎(ろうそうようそうしょうえん)」という病気があります。
狼瘡様爪床炎(ろうそうようそうしょうえん)とは?
原因ははっきりしていませんが、下記のような要因がかさなって自己免疫疾患の可能性がしめされています。
主な要因
- アレルギー反応(食べ物、薬物、ワクチンなど)
- 遺伝疾患
- 基礎疾患
症状
- 猫の爪が抜け落ちる
- 生えては抜けてをくり返す
- 強い痛みが生じる
- 猫は自分の爪をしきりに噛む
若い猫〜中齢の猫に発生頻度が高く、通常は1つの爪から発症して、2〜10週間ですべての爪も病気にかかるとされています。
治療はどうやっていくの?
狼瘡様爪床炎の治療の流れは下記のとおり
- 基礎疾患があるか調べる(血液検査、尿検査、抗体検査など)
- 基礎疾患があれば、その治療をおこなう
- アレルギー反応など、関連が疑われるものを調べる(フード、薬物投与歴など)
- 疑われたものをすべて除外して様子をみる
- まだ改善しない場合は、免疫抑制剤(ステロイドホルモンなどに代表される)を使用し反応をみる
多くの場合、原因の特定ができないケースが多い。ですから、長期的な治療が必要な病気といわれています。
まとめ:猫が爪を噛む理由
この記事では、「なぜ猫は爪をガシガシ噛むのか?」について解説してきました。
猫が爪を噛む4つの理由
- グルーミングの一種
- 古い爪をはがしている
- ケガや化膿で、痛い・かゆい
- ストレスがたまっている
前半の2つは問題ありませんが、後半の2つは治療や改善が必要になってきます。
放っておくと大変なことになる爪の病気もあるので、定期的に爪の根元をチェックしたいですね。
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