猫が猫じゃらしをくわえたまま変な声で鳴く【2つの気持ちを解説】
猫はときどき奇妙な行動をすることがあります。
それは猫じゃらしをくわえて持ってきて、変な声を出しながらくわえたままでいるのです。そのあと、ポトリと落としていくこともあれば、そのままどこかへ持って行ってしまうことも、、、
どうしてあんな変な声で鳴くのでしょうか?
もしかして何かのアピールをしているの?
この記事ではこうした質問に答えていきます。
猫の気持ちがもっとよくわかれば、猫目線で接することができるので、猫ともっと仲良くなり、「大人の猫飼い主」になることができます。
猫が猫じゃらしをくわえたまま鳴く2つの気持ち
「獲物取れたよ」飼い主さんを呼んでいる
まず最初は、「獲物取れたよ、おいでー」と飼い主さんを呼んでいるパターン。
子育てをしている母猫は、子猫がある程度おおきくなると生きた獲物をもってきて、独特の声で子猫を呼びます。
そして子猫の前でポトッと生きたままの獲物を落として、子猫に狩りの学習をさせるわけです。
「避妊手術をしたのに鳴いている」という場合であっても、こうした子育てに関係する行動をしてしまう猫ちゃんはよくいるようです。
僕の飼っている「ちび子」も、よくネズミを捕らえては台所とか人のいる場所へわざわざ持ってきて、「ウナーオ」とじゃっかん低い声で鳴いていました。
それに誘われてミーちゃんも「なんだ!なんだ!」とヤジ馬ならぬヤジ猫をしにくるんですよねぇ。
最初にこの光景に遭遇したかたは驚かれると思いますが、決して異常な行動ではないので安心してくださいね。
「食事の邪魔しないで」獲物を奪われないよう防御している
次は、「食事の邪魔をしないで!」と軽い威嚇をしているパターン。
猫は習性として、捕らえた獲物はその場ですぐに食べ始めることはなく、安全なすみかに運んでから食べ始めることがほとんど。飼い猫であってもこの習性は同じです。
僕の飼っている「ちび子」もマグロを盗んだときは、決まって机の下に持っていきそこでムシャムシャ食べ始めます。
「あー盗んだなー!」と奪い返しにいくんですが、そうするとちび子はマグロをくわえたまま「ウー」と唸り声をあげて威嚇します。まるで「渡すもんかー」と抵抗しているようですね。
猫じゃらしも獲物とみている猫ちゃんであれば、飼い主さんに奪われないよう、防御している可能性ありです。
ちなみに防御しているかどうか見分けるポイントは下記のとおり
- 耳を後ろに寝かせている
- 姿勢を低くかがめている
- しっぽを体に引き寄せている
飼い主さんはどう反応したら良いか?
では、気になるのは「猫にどう反応したら良いか?」でしょう。
呼ばれた場合は調べる→褒める
「おいでー」と呼ばれた場合は、
猫のもとに行って猫じゃらしを調べる→猫をほめてあげる
という流れがおすすめです。
なぜなら、母猫に呼ばれた子猫は誘われたときじっさいそうするからです。
ここでのポイントは、子猫の代わりを果たしているのは飼い主さんということ。
つまり、猫からしたら褒められるより、調べてもらう方が重要なんですね。もちろん褒めるだけで満足する猫ちゃんもいるのも事実です。
警戒されている場合はそっとしておくか、強奪する
マグロなどを盗まれて防御されている場合の対応は2つです。
- 猫のマナーに従うなら、そっとしてあげる
- 食べさせたくないなら、強奪するしかない
上記のとおり
食べさせても大丈夫な食べ物であれば、そのまま食べさせる方が猫のマナー的には良さげ。よけいな争いをせずに済むでしょう。
とはいえ、猫に食べさせたくないならば強奪するしかないでしょう。力こそパワー、猫に嫌われる覚悟をきめて奪い返しましょう。
まとめ:猫が猫じゃらしを持ったまま鳴く
くわえたまま鳴く理由
- 「獲物取れたよ」飼い主さんを呼んでいる
- 「食事の邪魔しないで」獲物を奪われないよう防御している
それに対応する飼い主さん
- 呼ばれた場合は調べる→褒める
- 警戒されている場合はそっとしておくか、強奪する
上記のとおり
若い猫ちゃんは遊びに活発なので、大変な時期もありますよね。
でも歳をとってくると狩りへの欲求も薄れてくるようで、ちび子も最近はまったくネズミを持ってこなくなりました。
猫も遊べるうちにたくさん遊んだほうが幸せなのかもしれません。
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