猫の毛玉のでき方と吐き出す頻度【毛球症を予防する方法】
猫を飼っているなら、何かを吐き出すのを見て、ビックリしたことがあるかもしれません。
「毛玉を吐き出したけど、これって大丈夫なのかな?」と心配になりますね。
この記事では、猫の毛玉に関して知っておきたい4つのことをご紹介しています。
- 毛玉のでき方
- 毛玉を吐き出す頻度
- 毛玉は悪化すると毛球症になる
- 毛玉の予防方法
特に長毛種や毛がカールしている猫ちゃんは必読の記事ですね。飼い主の側でやれることがあるので、ぜひ実践してみてください。
猫の毛玉のでき方
猫は毎日毛づくろいをして自分の毛を飲み込んでいます。
消化できない毛は胃にたまり、ウンチと一緒に排出されていくのが普通。
でもウンチと一緒に排出されないで、胃に溜まったままになる毛もあり、それが塊となったものが毛玉なのです。
胃に残しておいてもしょうがないので、猫はこの毛玉をときどき吐き出して胃をスッキリさせます。
毛玉を吐くのは、猫ではよく見られるので、そこまで心配しなくても大丈夫。後述する毛球症には気をつけたいですがね。
ちなみに子猫は毛玉を吐きません
なぜなら抜ける毛自体が少ないからです。
もし子猫が吐いているようなら、緊急事態ですので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
毛玉を吐き出す頻度
毛玉を吐く回数は、毛づくろいの頻度や毛質によって変わってきます。
短毛種よりも長毛種。ストレートよりもカールしている毛。多頭飼いしていると他の猫のことも毛づくろいするので、毛玉を吐く回数も多くなります。
「急に吐く回数が多くなったなぁ」と感じたら、別の原因もあるかもしれません。吐く様子をよーく観察して、獣医さんに相談してください。
「オエッオエッ」とえずいてから「ゲボーッ」と吐きますが、これは正常。
吐く前にはお腹が大きく動いて中にあるものを出そうとしています。
逆になんのえずきもなく、急に「ゲボーッ」と吐く場合は、異常。
体調に変化がないか観察し、獣医さんに相談することをオススメします。
毛玉を吐く回数が1週間に1回以下なら、大きな問題はないでしょう。
毛玉は悪化すると毛球症になる
毛玉が胃や腸で大きくなりすぎて詰まってしまうと、毛球症(もうきゅうしょう)といって、最悪の事態になるので注意が必要。
毛球症の症状
- 食欲低下
- 吐き気
- 便秘
胃や腸にふたがしてあるような状態で、ご飯が通っていけなくなるのです。
放っておくとますます悪化し、食事も排泄もできない。という猫の命に危険が及ぶ状況になります。
大きくなってしまった毛玉は、手術で取り除かなければいけません。
お金も手間も猫の命のリスクさえもあるので、毛玉といえども甘く見てはいけないのです。
毛玉の予防方法
猫の毛玉を毛球症にまで発展させないために、何ができるのでしょうか?
4つの方法をご紹介します。
- ブラッシング
- 猫草
- 毛玉ケアのフード
サクッと見て行きましょう。
ブラッシング
定期的にブラッシングしてムダ毛を取り除いてあげましょう。
私の飼っている猫も毎日、ムダ毛をとってあげています。
ブラッシングする前は1週間に1回は毛玉を吐いていたのですが、毎日ブラッシングするようになってからは、1ヶ月に数回の頻度に確実に減りました。
おかげで毛玉を吐く回数を減らすことができましたし、ゲロ掃除をする回数も減って、大満足。
「なんでもっと早くからやっていなかったんだろう?」と少し後悔するほどです。
定期的なブラッシングには確かに効果があります。
ブラッシングについてさらに知りたい方についてはコチラの記事を参照
「<猫の毛づくろいの頻度はどれくらいがベスト?【しすぎは要注意】」
猫草
ホームセンターなどでよく売られている猫草を買って、家のどこかに置いておきます。
猫が食べたい時に食べられるというわけです。
猫草は、食べた後、とがった葉先が胃の中を刺激することで嘔吐をうながします。猫が胸焼けを感じた時、毛玉を吐きたい時などに食べるようです。
ですから、草自体に何か効能があるわけではありません。
でも猫によっては全く食べない猫ちゃんもいるようで、我が家の猫もそうでした。
一度買って、玄関横においてみたんですが、いつまでたっても減っていませんでした。こういうこともあるんですねぇ。
というわけで毛玉を減らすというより、こまめに吐かせる方法でした。
毛玉ケアのフード
市販されているキャットフードで、主に食物繊維が多く含まれているので、ウンチと一緒に毛の排泄を促してくれるようです。
猫はけっこうグルメな舌を持っている子が多いので、食べてくれないこともあるかも。ガツガツなんでも食べてくれるような猫ならいいかもです。
パッケージには「毛玉ケア」「ヘアボールコントロール」「毛玉をおそうじ」などと書かれているので、見つけやすいですね。
猫の毛玉まとめ
この記事では、猫の毛玉についてご紹介しました。
- 毛玉は、猫が毛づくろいで飲み込んだ毛が固まることによってできます。
- 1週間に1回以下くらいなら、毛玉を吐いても問題ないでしょう。
- 毛玉が大きくなり詰まると毛球症になります。
- 毛玉の予防としては、定期的なブラッシングが1番効果的
猫と毛玉は切っても切れない関係にあるので、いかにコントロールできるかが鍵となります。
毎日1分でもブラッシングしてあげれば、毛玉は減るわ、毛並みはツヤツヤになるわ、抜け毛が減るわ、といいことづくめです。
最初のうちは嫌がるかもですが、そのうち慣れてくるので、継続するのがコツですね。
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