猫にお米を与えても大丈夫?【答え:大丈夫だが積極的には与えない】
「猫にお米(白米)を与えても大丈夫ですか?昔ねこまんまとか与えていたけど、、、あれって大丈夫だったの?」
こういった質問に答えます。
日本人にとってお米はとても身近な食材。飼い主さんの中には、猫にお米や穀物を与えてもいいのか心配するかたもいらっしゃるでしょう。
この記事の内容
- 猫にお米を与えても大丈夫?
- 猫にお米を与えない方が良いケース
- ねこまんまはもう時代遅れ
上記のトピックを扱っています。
猫にお米を与えても大丈夫?【答え:大丈夫だが積極的には与えない】
猫とお米の関係についてみていきます。
猫にとってお米は悪いものなの?
お米には猫にとって毒となるような成分は含まれていません。お米に含まれる成分のほとんどは「デンプン」です。デンプンは生のままでは猫にとって消化しにくいもの。
しかし、水といっしょに加熱することによって糊状になります。これを糊化(こか)またはアルファ化といいます。(ご飯を炊くというのはまさにデンプンをアルファ化しているのです。)
ちなみに、防災食品でアルファ米というものがありますが、これはアルファ化したお米を熱風で急速に乾燥させたもの。急速に乾燥させることでアルファ化した状態を固定させています。
実は、猫は加熱したお米なら消化できる
もちろん人のようにデンプンを消化することはできないのですが、食事の40%ほどの量までなら問題ないことがわかっています。
よくネット記事で、「猫は肉食動物だから穀物を与えてはいけない」という文章を目にすることもありますが、、、
少量ならまったく問題ないということですね。
キャットフードにも穀物が使用されている
実際のところ、多くのキャットフードにも、栄養バランスを最適にするため穀物が配合されています。
肉だけのフードでは、タンパク質や脂質が過剰になり、栄養バランスが崩れてしまうこともあります。そのため、さまざまな食材を配合して最適な栄養バランスを整えているんですね。
結論:お米もいいですが、キャットフードを与えましょう。
こういったことから、猫にはやはりキャットフードを与えるのが1番。
お米も大丈夫ですが、与えるときは栄養バランスをよく考える必要があります。それを踏まえた上で管理できるのであれば、お米を与えても大丈夫ですね。
猫にお米を与えない方がいいケース
お米を与えてはいけないケースが1つだけあります。それは、、、
穀物アレルギーの場合
穀物に対するアレルギーを持っている猫に、お米を与えてはいけません。お米も穀物の1種だからです。
そういった猫のために開発されたのが「グレインフリー(穀物不使用)」のキャットフード。
よくある勘違い
よくありがちなのが、「猫は肉食動物だから、グレインフリーのキャットフードがいい!」という考え。
グレインフリーのキャットフードへの注目が集まっている原因の1つでもあります。
しかし、これまで紹介してきたとおり、猫は糊化したデンプンなら消化することができます。
もちろん市販されているフードも、猫が消化できるよう加熱調理されていますので問題ありません。
全ての猫にとって最適なフードとは限らない
グレインフリーは全ての猫のためではなく、穀物アレルギーを持っている猫のためのフードだということを覚えておきましょう。
「ねこまんま」はもう時代遅れなご飯
最後に、ねこまんまについて解説します。
ねこまんまは不健康な食事
一言でいってしまうと、「ねこまんまは猫にとって健康的ではありません。」理由は下記のとおり。
・ご飯のほぼすべてが穀物である ・塩分の高いお味噌汁や鰹節
上記のとおり。
僕の家でも、キャットフードが売られる前はねこまんまを与えていたそうです。炊いたお米に残り物のお味噌汁をかけ、鰹節でトッピング。
今考えると、恐ろしいご飯ですね、、、
現代では栄養バランスが研究されたキャットフードがお手軽に入手できますので、ねこまんまを与えてはいけません。
もしもねこまんまを与えている方がいたら、教えてあげてくださいね。
まとめ:猫にお米を与えても大丈夫?
猫は糊化したデンプンなら消化することができます。少量なら問題ありませんが、ねこまんまのように主食にすることはやめてください。
グレインフリーのキャトフードも穀物アレルギーを持っている猫に与えるのが良さそうですね。
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