バリニーズ Balinese
バリニーズの基本情報
体重 | 2.5〜4.0kg |
ボディタイプ | オリエンタル |
毛の種類 | 長毛種 |
毛の色 | ポイントカラー各種 |
性格 | 甘えん坊で、よく鳴く。好奇心旺盛で、遊び好き。 |
登録団体 | CFA、TICA、FIFe、GCCF |
バリニーズの特徴
被毛の長いシャム
バリニーズは被毛の長いシャム。
長くて細い体、よく鳴く性格など、シャムとの共通点が多い。
唯一違っているのは、被毛が長いこと。
バリニーズの被毛は、シングルコートで、中くらいの長さの毛が、体にピッタリ沿うように生えている。
尾も、房のような毛で覆われている。
ポイントカラー
顔、耳、四肢、尾といった体の末端の毛が濃くあらわれるのを「ポイントカラー」という。
これは体温の低い部分の毛が濃くなるというもので、高齢猫になるほど全体的に色が濃くなるという。
ポイントカラー基本4色
- シールポイント
- ブルーポイント
- チョコレートポイント
- ライラックポイント
上記以外のポイントカラーについては、
バリニーズに含めている団体もあれば、「ジャバニーズ」という新しい猫種として認めている団体もある。
登録団体によって、考え方はまちまちだ。
社交的でよく鳴く
性格はシャムそのもの。
飼い主のすることなら何でも関わってくるし、放っておくとイタズラをするので、たくさん遊んであげると良い。
また、よく鳴いてコミュニケーションを取ろうとする。とても外交的な性格だ。
バリニーズの歴史
バリニーズが、いつどのようにして長毛を手に入れたかについては、まだ解明されていない。
短毛の子猫にまじって長毛の子猫が生まれることは、20世紀前半からしばしば報告されていた。
もっとも確かな記録となると、1928年にCFF(猫愛好家連盟)に長毛のシャムが登録されているのが最古のものとなる。
猫種としての歩み
1950年代〜1960年代にかけて、2人のブリーダーがバリニーズを猫種として確立するために精力的に活動した。
カリフォルニアのマリオン・ドーシーと、ニューヨークのヘレン・スミスである。
名付け親はスミスで、優雅でしなやかに動くさまがバリ島のダンサーによく似ていることから「バリニーズ」と名付けた。
この2人の女性は、バリニーズをキャットショーに初めて出陳させ、新しい猫種として認知を広めた。
1965年、マリオン・ドーシーは自身のキャッテリーを、イギリス人のシルビア・ホランドに売却する。
ホランドは、バリニーズに魅了され、残りの人生をすべてバリニーズに捧げることを決意。
バリニーズを猫種として認めてもらうこと、そして数を増やすために、ブリーダーたちと連携を取ることに努めた。
実際、バリニーズの血統をたどっていくと、ほとんどがホランドの育てた猫に行きあたる。
登録が認められる
CFAがバリニーズをチャンピオンシップ・ステータスに認めたのは1970年のこと。
それから、バリニーズが初めてグランドチャンピオンの称号を得るまでには5年かかったが、すでにホランドは亡き人となっていた。
1979年にTICAが設立されたときには、バリニーズはチャンピオンシップの猫種として認められている。
バリニーズがイギリスに渡ったのは1973年で、イギリスでも着々と数を増やしていった。
そのかいあって、1986年にはGCCFの公認を受け、チャンピオンシップ・ステータスを獲得した。
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