【対処可能】猫が顔に向かって甘噛みをする4つの理由
最近になって、猫が必ず顔に寄ってきて、ペロペロ舐めたと思ったら、そのあとガブッと噛む。
夜寝ているときだったり、昼間にソファーに座っていても顔に向かって甘噛みをしてくる。
コレって原因は何なのでしょう?
もしやめさせることができれば、安心してぐっすり眠ることができるのに、、、
この記事では、猫が甘噛みを顔に向かってしてくる場合の理由と対策を解説していきます。
猫が甘噛みを顔に向かってする4つの理由
まずは、なぜ猫は甘噛みを顔に向かってするのか?その理由を知っておきましょう。理由を知ると、最適な対処法が見えてくるでしょう。
猫が顔に向かって甘噛みする理由は下記の4つ
- 何かしら要求事項がある
- 飼い主さんに甘えている
- 歯の生え変わりでかゆい
- 噛みグセがある
サクッと見ていきましょう。
何かしらの要求事項がある
この場合、甘噛みというよりは、「噛んだらご飯をくれる」と猫が学習しているケースがほとんど。
飼い主さんに甘えている
猫の愛情表現の1つであることもあります。
猫にとって噛むことは自然なことであり、猫の本能に深く刻み込まれている行動。
例えば、子猫は母猫を甘噛みして、甘えることが観察されています。
しかし、人間にとって”噛む”ことを好きな人にするのは、不自然な行動
この認識のズレが、甘噛みを問題行動として見てしまうのでしょう。
歯の生え変わりでかゆい
若い猫の場合(1歳とか2歳)、歯の生え始めや永久歯への生え変わりで、歯に違和感を感じている猫ちゃんがいます。
そんな猫は、歯が気になって気になってしょうがないので、いろいろな物を噛んでしまうことがあるようです。
もしかしたら、飼い主さんの顔がちょうどよかったのかも、、、
噛みグセがある
原因はさまざまですが、噛みグセがついている猫ちゃんも現実として存在します。
生後まもなく親元から引き離されてしまった猫に多く見られるかもしれません。
こうした”噛む加減”を知らない猫は、「むやみに噛んだら、相手が嫌がる」ということを知らないので、何度も噛むのかもしれません。
時間に関係なく噛む猫は、飼い主さんを噛んだらどうなるのか?を学習する必要があるのかもしれませんね。
猫が顔を噛んでくるのをやめさせるには
猫が顔を噛んでくるのをやめさせるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでも4つ対処法をご紹介します。
- 要求事項には決して答えない
- 噛む加減を教えてあげる
- 噛んでもいい物を与える
- 噛んだらイヤな事をする
①要求事項には決して答えない
前述した通り、猫は「顔を噛んだらご飯をくれる」と経験から学習しています。
「噛んでも何もしてくれない」と学習するまで根気よく続けましょう。
しかし「猫がかわいそう」と思って一度でも、そう、たった一度でも猫の要求にしたがってしまうと、要求はさらにエスカレートしていくので十分注意してください。
すでに従ってしまった経験がある飼い主さんは、コレから一度も要求に従わない決心をしましょう。
②噛む加減を教えてあげる
猫に噛む加減を教えれば、甘噛み自体を少なくすることができるかもしれません。
どうやって教えればいいのでしょうか?
まずは、猫が顔を噛んできたらオーバーリアクションで痛がります。「痛い!」と大きな声で叫ぶと効果的なようです。
さらに別の方法は、多頭飼いすること。猫同士でコミュニケーションをとることで噛む加減をお互いに知ることができます。
私は現在3匹の猫を飼っていますが、甘噛みしてくる猫は1匹もいません。
ある1匹の猫が、感情をストレートに伝えてくる猫で、少しでも嫌な時は、猫でも人間でもかまわず「シャー」と言って威嚇するんです。
きっとコレが効果的なのでしょう。他の猫も「噛んだら怒られる」と経験から学習しているので、むやみに噛むことをしないのです。
でも全ての家で多頭飼いすることはできません。ですから、飼い主さんが猫に変わって、猫を教えてあげるのです。
③噛んでもいい物をあげる
発想を転換させて、「噛んでも大丈夫な物を猫に与えてあげましょう」
端的にいって猫は噛むことが仕事です。噛むことを完全にやめさせることはできません。
ですから噛む対象を、別の何かに移してしまうことは、効果的。
猫もストレスをためずに済みますし、飼い主さんも痛がる必要がなくなり、まさにWIN-WINな関係を築くことができるのです。
噛んでも大丈夫なおもちゃを知りたいですか?こちらの記事が役立つでしょう。
→猫の甘噛みにオススメなおもちゃ7選!【選び方や注意点を解説】
④噛んだらイヤな事をする
顔を噛んできたら、
- 少量の水を霧吹きでかける
- 大きな音を立てておどろかす
などして、「顔を噛んだら、イヤな経験をする」と猫に学習してもらいます。
しかしこの方法は、”諸刃の剣”的な方法であることを忘れないようにしましょう。
一歩でも間違ってしまうと、猫に嫌われる。ということになりかねません。
最悪の場合、噛むことをやめさせるどころか、むしろ攻撃的になってしまう可能性だってあり得ます。
ですから、この方法を試すときは、猫に詳しい友人や獣医さんにアドバイスを求めるのは賢明なことです。
猫目線でコミュニケーションをとろう
猫に何かを教えるときは、猫目線で教えるように心がけます。猫と人間では全く考え方が違うからです。
「人間がこう考えるから、猫もこう考えているだろう」と思うのはNG
むしろ「猫は何を考えているんだろう?」と常に考えることは、猫とのスムーズなコミュニケーションをとる上で、大いに役立ちます。
私はこれまでに18年以上猫と一緒に暮らしてきましたが、初めから猫と仲良くできていたわけではありません。
時には猫を脱走させてしまって、そのまま行方不明になったことも。猫にしつこく触りすぎて、猫から明らかに避けられてしまったこともあります。
でも今は「猫は今なにを必要としているんだろう?」「猫は今どんな気持ち?」と考えるようにしているので、今の私の猫ライフは充実しています。
ぜひ、猫目線で気持ちを考えることを試してみてください。
猫が顔に向かって甘噛みをするまとめ
この記事では、猫が顔に向かって甘噛みしてくる理由と対処法をご紹介しました。
- 何かしらの要求事項がある → 要求に断固として答えない
- 甘えている → 噛む加減を教えてあげる
- 歯の生え変わり → 噛んでもいいおもちゃを与える
- 噛みグセ → おもちゃと教育のダブルしつけ
もし猫に顔を噛まれたら、どんな反応をしますか?この記事を読んでどうすればいいのか知ることができましたね。
猫は決して、あなたの敵ではなく、最高のパートナーです。
かわいい猫の飼い主として、良い関係を築いていけるようにしたいものですね。
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