ロシアンブルー Russian Blue
ロシアンブルーの基本情報
体重 | 2.2kg〜5.0kg |
ボディタイプ | フォーリン |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | ブルー |
性格 | 物静かで、おとなしい。人見知りをするが、飼い主に忠実。 |
登録団体 | CFA、TICA、GCCF、FIFe |
ロシアンブルーの特徴
唯一認められる1つのコート
毛色はブルー、長さはショートヘア。
1世紀以上にわたってロシアンブルーの特徴であるのは、先端がシルバーの短くて淡いブルーの被毛だ。
オーバーコートの先端がシルバーなので、光を反射させ、動くとメタリックな輝きが生じる。
毛並みは立ち上がるように生えていて、手触りは柔らかくベルベットのよう。
深く鮮やかなグリーンの目
そして、きらきら輝くグリーンの目は、エメラルドの輝きそのものだ。
また、わずかに口角が上がっているため、穏やかな微笑みをたたえているような表情をしている。
この独特な表情は「ロシアンスマイル」とも呼ばれている。
人見知りをするが、愛情深い
ロシアンブルーは、人見知りをすることでも知られていて、初めての環境や人に慣れるまでに時間がかかる。
ただ、一度慣れてしまえばとても愛情深く、一緒に遊んだりして、時間を過ごすことを喜ぶ。
ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーは自然発生した猫で、ロシア北部の港町アルハンゲリスクが原産地。
寒さが厳しいため、被毛が密で分厚くなったと考えられている。
また、アルハンゲリスクは海上貿易で栄えたことから、船のネズミ駆除のために猫を飼っていただろう。
こうしてロシアンブルーは船でヨーロッパに渡ったと考えられる。
初めてのキャットショー
イギリスに持ち込まれた当初は「アルハンゲルキャット」と呼ばれており、
1987年、ロンドンのクリスタル・パレスで開催された世界初のキャットショーに出陳されていたという記録が残っている。
しばらくの間、ブリティッシュショートヘアと一緒のカテゴリーに分類されていたが、
外見が明らかに違うので、1912年にGCCFは両者の違いを認め、「フォーリンブルー」として分類した。
2つの世界大戦
その後、2つの世界大戦の影響により、ロシアンブルーは激減し、絶滅の危機に瀕してしまう。
戦後、ブリーダーたちはロシアンブルーを復活させようとする。
イギリスのブリーダーは、ブリティッシュショートヘアと交配させ、淡い豪華な被毛を維持しようとしたり。
シャムと交配させて、エレガントな体型や頭の形を維持しようとした。
同じ時期、スカンジナビアのブリーダーたちは、シャムやフィンランド産のブルーの猫との交配をおこなっていた。
こうして2つの系統が存在していたことになる。
現在のロシアンブルー
ロシアンブルーは1900年代初頭にアメリカにやってきたと思われるが、計画交配が始まるのはずっと後のことだった。
アメリカのブリーダーは、イギリスとスカンジナビアの両方から猫を輸入していたため、かなりバラエティに富んだ姿をしていた。
しかし1960年代にはいると2つの系統が結びつき、そのばらつきは解消された。
猫種の登録
ロシアンブルーがCFAに初めて認定されたのは1949年のこと。
1964年にはCFAのチャンピオンシップ・ステータスを獲得している。
TICAは1979年の設立直後にチャンピオンシップに公認した。
前述したとおり、GCCFは1912年に「フォーリンブルー」として認めていたが、1939年に「ロシアン」に変更している。
ちなみに、GCCFのロシアンにはロシアンブルーのほか、ロシアンブラックとロシアンホワイトも認められており、2013年にチャンピオンシップ・ステータスを獲得している。
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