タイ Thai
タイの基本情報
体重 | 2.5〜4kg |
ボディタイプ | フォーリン |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | 各色のポイントカラー、ソリッド・ポイント、タビー、トータシェル、トービー・ポイント |
性格 | 知的で、おしゃべり好き。愛情深いが、一人でいるのは好きではない。 |
登録団体 | TICA、FIFe、GCCF |
タイの特徴
ポイントカラー
タイの外見の特徴は、顔、耳、四肢、尾にあらわれるポイントカラー。
これは体温の低い部分の毛が濃くなるというもので、高齢猫になるほど全体的に色が濃くなるという。
トービー・ポイントとは? トータシェルの黒い部分に模様がはいっているもの。
サファイアブルーの瞳
サファイアのような美しい目をもつタイ。
公認されている目の色は、鮮やかではっきりしているサファイアブルーのみ。
とてもおしゃべり
タイはよく鳴くことでも有名。
これはタイがとても賢い猫であり、飼い主に言うべきことがたくさんあるからだ。
一人っきりになるのが苦手…
タイは周囲と関わり、コミュニケーションを取るのが好きなので、一人っきりになるのは少々苦手。
とはいえ逆にいえば、積極的に猫と関わりたいという家族にはうってつけの猫。どんな遊びも好み、ボールをとってくることだってできる。
そんなタイと一緒にいるのは楽しいし、素晴らしいペットとなってくれるだろう。
タイとシャムの違い
タイとシャムは近縁種だが、体の大きさや頭の形がぜんぜん違う。
タイが全体的にがっしりとした骨格と丸い頭部なのに対して、シャムは究極のスレンダー体型を持っている。
タイはもともとタイ王国にいた猫の形に近いのに対し、シャムは猫種としての開発がなされている。
現在ではシャムの体型はスレンダーが主流になっていて、これを「エクストリーム」と呼ぶ。
一方でもともとタイ王国にいた猫の容姿に近いタイを、「オールドスタイル」と呼ぶ。
タイの歴史
タイはもともとタイ王国(昔のシャム)にいたポインテッドの猫。
アユタヤ王朝時代(1350〜1767年)に書かれた『Tamra Maew(猫の詩)』にもウィッチェンマートという名前で登場する。
19世紀にはイギリスに輸入が始まるのだが、タイからきた猫はすべてシャムと呼ばれたので、猫種としてのタイも同種として扱われていたのだ。
イギリスのブリーダーが「エクストリーム」と呼ばれる、究極のスレンダーボディを目指したのは、第二次世界大戦の直前で、
1980年代になると、エクストリームがシャムの主流となっていく。
タイとシャムの分岐
しかし、昔ながらのいわゆる「オールドスタイル」のシャムにこだわるブリーダーも存在した。
そんな愛好家たちが1980年代に、ヨーロッパやアメリカでオールドスタイルの種を保存する団体を設立。
1990年、WCF(世界猫連盟)がオールドスタイルの猫を「タイ」と名付ける。
ここがオールドスタイルシャムとエクストリームシャムの分岐点である。
2001年になると、タイからポインテッドの猫が輸入されるようになり、タイの遺伝子プールが拡大される。
そして2007年にTICAは「タイ」という名称でプレリミナリー・ニュー・ブリードに認定。
2009年にはアドバンスド・ニュー・ブリードに、
2010年にはチャンピオンシップ・ステータスに昇格したのである。
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