【ユリ中毒】猫にユリは危険な花だった!その理由とは?
「ユリが猫に危険って言うけど…本当なの?どのくらい危険ですか?教えてください。」
こんな疑問に答えます。
ユリは猫にとって危険な「ユリ中毒」を引き起こします。
1年中見かける花ですが、マジで危険な花です。
本記事の内容
- 猫にユリを近づけたらダメ!その理由とは?
- 「ユリ中毒」を分かりやすく解説します。
- 「ユリ中毒」の症状と対処法
上記のトピックを扱っています。
猫にユリを近づけたらダメ!その理由とは?
意外と知らなかったという飼い主さんもいるかもしれません。
実は、最近になって知られるようになった「ユリ中毒」
1992年に最初の症例が報告されました。
中毒とは?
猫に対して毒性をもつ物質が、体内に取り込まれることにより、正常な機能がじゃまされること。
たとえば「ユリ中毒」は、猫の腎臓(じんぞう)の機能に深刻なダメージを与えると言われています。
結果として、猫に悪影響をおよぼし、最悪のケースとして死に至ることがあるのです。
「ユリ中毒」を分かりやすく解説します。
原因物質:まだ不明
猫にユリ中毒を引き起こす、正確な毒素は今のところ不明です。
現時点で分かっていること
なんらかの毒素が、猫の肝臓に大きな影響を及ぼす。
ユリの部位全てが非常に危険
ユリという植物全体が危険です。これには、
・花 ・葉 ・茎 ・花粉 ・球根 ・花瓶の水
上記のすべてが含まれています。
ユリを生けていた花瓶の水さえも危険であると言われていて、その毒素が水溶性のものである可能性があります。
また、ユリは花粉をたくさん落とすことでも有名、ユリに体をスリスリした時、猫の体に花粉がくっつきます。
その後、猫がグルーミングをすると、ユリの花粉を摂取することになるので、非常に危険だということです。
ユリ中毒の症状は?
ユリ中毒の代表的な症状は下記のとおり。
- 突然の嘔吐
- 食欲不振
- 無気力(元気がない)
- 脱水症状
- 腎不全
- 方向感覚の喪失
- 歩くことができない
- 発作
上記のとおり
特徴的な症状の1つは「突然の嘔吐」
ユリ中毒になった猫は、嘔吐、下痢、脱水症状、食欲不振の兆候を示すことがよくあります。
「たぶん大丈夫だろう…」
と放っておくと、ユリを食べてから4〜7日いないに死んでしまう可能性があります。
不思議なことに、猫はユリ中毒に敏感
犬、マウス、ウサギにおいては、かなりの量を摂取しても中毒症状になることはありません。猫はユリの毒素に、とくべつ敏感なようです。
猫がユリを食べてしまった時の対処法
とにかくすぐ動物病院へ
「葉っぱをかじった跡がある」とか「花瓶の水を舐めたかもしれない」という場合、速やかに動物病院を受診しましょう。
夜間であっても、ペットの救急病院へ連れて行くぐらいの心構えが必要です。
サンプルを持っていくと獣医さんに親切
可能であれば、動物病院へ連れて行くとき、ユリの花や葉っぱなどを持っていきましょう。(猫に付かないように十分注意して)
これにより、獣医師は診断しやすくなり、治療を迅速に始められるため、腎不全のリスクを最小限に抑えることができます。
猫をユリ中毒から守る方法
こんなに危険なユリですから、なんの対策もしないのは、シートベルトを締めずに車に乗るようなものです。
よくあるシチュエーション
・お盆やお彼岸、お墓参りでユリを供える ・贈り物で、ユリが入った花束をもらった
僕のおじいちゃんも、その季節になると、必ず仏壇の前にユリの花を生けています。
幸いなことに、飼っている猫たちはいっさい興味を示さないので、噛んだりはしないと思いますが、、、
ユリ中毒のことを知った瞬間に「ヤバッ!」と冷や汗をかきました。
対策:ユリを家の中に持ち込まない
これが最も簡単で、効果的な対策です。
仏教のやり方で必要な場合は、必ず猫を近寄らせないように、しっかり見張っておく必要がありますね。もしくは、部屋に入れないようにするのも効果的。
「好奇心が猫を殺す」という慣用句がありますが、例え話ではなく、本当に猫が死んでしまうので、飼い主さんは要注意です。
まとめ:猫のユリ中毒
ユリ中毒の重大さが身にしみて分かりました。
大きく綺麗な花で、見ていてとても魅力的ですが、猫を飼っている皆さまにとっては、控えておいた方がイイですね。
まだユリ中毒について知らない飼い主さんも多いようなので、周りの猫好きさんたちにも、ぜひ教えてあげてください。
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