猫にレーズンを与えても大丈夫?【答え:絶対にNGです。】
「猫にレーズンを食べさせてしまった!これって大丈夫でしょうか?あと…レーズンを食べさせてはいけない理由ってなんですか?教えてください。」
こういった質問に答えます。
最近、愛猫家のあいだでも「ぶどうやレーズンを食べさせてはいけない」という話をよく聞きます。レーズンパンなどを食べられた!というケースもあるかもしれません。でもこの危険性についてそこまで認知されていないのも現状。
この記事の内容
- 猫にレーズンを与えても大丈夫?
- 猫がレーズンを食べてしまった時の対処法
- レーズンを食べさせないようにできること
上記のようなトピックを扱っています。
猫にレーズンを与えても大丈夫?【答え:絶対にNGです。】
【事の始まり】犬の「ぶどう中毒」が最近報告された
2001年アメリカで、ぶどうやレーズンを大量に食べた後、急性腎不全を発症した犬10頭が報告されたことから、この「ぶどう中毒」という問題が注目され始めました。
その後イギリスでも犬4頭が報告され、2005年にはアメリカの同じグループから43頭の発症例をまとめた報告がなされました。
日本においても、ここ最近「ぶどう中毒」というワードが認識され始めています。「そういえば最近になって知ったなぁ」と感じる飼い主さんも多いことでしょう。
しかし実際には詳しくわかっていないのが現状
上記の発症例の報告内容は共通しているものの、、、
・中毒をおこすぶどうの種類 ・中毒をおこすぶどうの生産環境 ・中毒の原因物質
などはまだ解明されていません。
猫にも同じような症状が出る恐れがある
猫についていえば、はっきりとした報告も研究データもありませんが、犬と同じようにリスクが高いことが推測されます。
犬と同じように、レーズンを口にしたことで急性腎不全におちいるリスクに警戒した方が無難ですね。
結論:猫にもレーズンは与えない方がいい
こういったことから、猫にもレーズンを与えない方がいいでしょう。
猫がレーズンを食べるとどんな症状が出る?
猫がレーズンを食べてしまうと、どんな中毒症状が出ることがあるのでしょうか?その一例は下記のとおり。
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 元気がなくなる
- 尿の量が少なくなる
- 腎臓の機能が低下する
上記のとおり
レーズンによる中毒症状には、分かりやすい症状もありますね。上記のような症状があなたの猫にもあらわれたら、まずはレーズンを食べてしまったかもしれないと疑ってみましょう。
猫がレーズンを食べてしまった時の対処法
「猫がレーズン入りのパンを食べてしまった!」といった場合の対処法についてご紹介します。
すぐに獣医さんに相談しましょう
猫がレーズンを食べてしまったとわかった時点で、獣医さんに相談します。電話でも、ちょくせつ動物病院へ連れて行ってもいいので、とにかくすぐに対処してください。
ただしやってはいけないことが2つあります。
・大丈夫だろうと放置する ・無理やり吐かせようとする
上記のように、自己判断するのはとても危険。
すぐに動物病院へ連れていってあげてください。
吸収される前なら、助かる可能性があります
レーズンを食べてから1時間以内であれば、中毒成分が吸収されていないため、吐かせるだけで済む可能性があります。
逆に吸収されてしまうと、回収することは実質不可能なので、素早い対応がとても大切です。
猫がレーズンを食べないようにできること
よくある例
・レーズン入りのパンを食べてしまった ・床に落ちたレーズンを食べてしまった
上記のケースを分析してみると、原因は下記の2つに大きく分けられるでしょう。
原因
原因①:猫が食べられるものの中にレーズンが含まれている
原因②:飼い主の食べ物に興味を持って、食べてしまう
原因がわかれば、対処もしやすくなります。
たとえば下記のとおり。
対処法
原因①の対処→食べ物を猫に盗まれない場所に保管する
原因②の対処→普段から人間の食べ物を猫に与えない
もしも危険性があると気づいたなら、すぐに改善しましょう。
まとめ:猫にレーズンを与えても大丈夫?
原因となる成分や致死量などについては、まだはっきりとしていませんが、レーズンは与えない方がいいでしょう。
猫には健康に長生きしてほしいですよね。ですから、猫の食べ物についても気をつかってあげてくださいね。
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