猫に刺身を与えても大丈夫?【答え:たまにならOK。ダメな刺身もある】
「うちの猫お刺身が好きで与えているんですが、これって大丈夫ですか?あと…どれくらいなら与えても良いですか?」
こういった質問に答えています。
うちの猫たちもお刺身が好きで、たまに与えています。でもネット記事を読んでみると「刺身はダメです」という言葉を見つけることも、、、果たしてどっちなんでしょうか?
- 猫に刺身を与えても大丈夫なの?
- 猫に刺身を与える時の注意点
- 猫に刺身を与えるリスク
今回は上記のようなトピックを扱っています。
猫に刺身を与えても大丈夫?【答え:たまにならOK。ダメな刺身もある】
どういった条件ではOKなのか?NGなのか?を解説していきますね。
猫に与えてもOKなお刺身の3条件
刺身といっても種類はさまざまですが、だいたいマグロとかサーモンですよね。それらを猫に与える時の条件を僕なりにリストにしてみました。
お刺身を与える時の3条件(詳しくは後述)
- 新鮮なお刺身を与える
- 猫の口で2口までにとどめる
- 醤油やワサビは絶対につけない
上記のとおり、そんなに厳しくないですよね。
新鮮なお刺身をちょこっとあげるくらいなら、ぜんぜん問題はありません。
我が家の猫たちにもこんな感じであげたりしてますが、食べた後に体調が悪くなったことは、1度もないですね。
↑こんな感じでお魚のニオイを敏感に嗅ぎつけます。
絶対にNGなお刺身たち
とはいえ、お刺身の種類によっては絶対にNGなものもあります。
それが貝類のお刺身
サザエやアワビといった貝類は、少量であっても絶対に与えてはいけません。
貝類の内臓を少しでも食べてしまうと、「日光過敏症」という病気になるリスクがあるからです。
貝の種類によって体のつくりや毒性がそれぞれ異なるため、「貝類は食べさせない」と一括りにした方が安全です。
日光過敏症とは… アワビといった貝には「中腸線(ちゅうちょうせん)」と呼ばれる部位があり、食べた海藻に含まれる葉緑素(クロロフィル)が蓄積されています。葉緑素は酵素によって分解され、光が当たると活性酸素を作り出します。猫が中腸腺を食べて、ひなたぼっこをすると、この活性化された酸素が細胞を傷つけ、猫では耳に炎症を引き起こすのです。
猫に刺身を与える時の3条件を解説
猫に刺身を与えるときは、下記の3つのことに注意しましょう。
1.新鮮なお刺身を与える
これは生食する時の必須条件ですよね。時間がたった刺身には、細菌が繁殖して腐ります。猫も人と同じように食中毒になってしまうので、ぜひ気をつけましょう。
2.猫の口で2口までにとどめる
これはとても大切です。おやつの扱いで、少量にとどめるようにしてください。主食のように毎日食べていると、栄養バランスが偏ってしまいイエローファット(黄色脂肪症)やチアミン欠乏症になる可能性も。
しかし、かなりの量を摂取しないとこれらの病気にはならないので、そこまで心配しなくても大丈夫。
3.醤油やワサビは絶対につけない
パックで売っている刺身には、醤油やワサビがついていますね。ワサビは食べないと思いますが、醤油は舐めてしまうことがあります。
醤油は塩分がとても高く、猫にとって健康を害する可能性も。ちょっとでもついた刺身は、食べさせないように注意です。
以上のことをしっかり守って、猫にお刺身を与えてあげてください。
よく目にする「チアミン欠乏症」「イエローファット」ってなに?
海鮮系の食材を調べていると、よく「チアミン欠乏症」「イエローファット」という病気を目にするかと思います。これらはどんな病気なのでしょうか?
チアミン(ビタミンB1)欠乏症
多くの海鮮類には、チアミン(ビタミンB1)を分解してしまう「チアミナーゼ」という酵素が含まれています。多く摂取すると、ビタミンB1不足になり、症状が出始めます。軽症の場合、食欲低下や吐き気がみられ、重症になると、足元がふらつくなど神経症状がみられるようになります。
イエローファット(黄色脂肪症)
アジやサンマなどの青魚には不飽和脂肪酸が多く含まれています。これらを常食すると、皮膚の下の脂肪が炎症を起こして、しこりのように硬くなってしまいます。痛みが生じますので、猫は触られるのを嫌がるようになります。
どちらも大量に摂取しなければ問題なし
漁港で飼われている猫など、毎日魚を食べている猫でなければ、そこまで心配する必要はないでしょう。
キャットフードを食べていれば、栄養不足になることは考えにくいです。
まとめ:猫に刺身を与えても大丈夫?
ぜひ、量には気をつけて刺身を与えてあげましょう。食べ過ぎを避ければ、猫にも楽しめる食材です。
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