なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫に栗を与えても大丈夫?【答え:少量ならOKです】

「飼っている猫が栗を食べようとします。猫に栗を与えても大丈夫ですか?リストにも載っていないので教えてください。」
こういった質問に答えます。

栗が好きな猫ちゃんは意外に多いようで、天津甘栗などを買ってくると喜んでクンクンと匂いを嗅いできます。

栗自体は猫に無害ですが、与える際の注意点があるので、この記事で確認してから、猫ちゃんに与えてあげましょう。

猫に栗を与えても大丈夫?【答え:少量ならOKです】

猫に栗を少量なら与えてもOKです。問題ありません。栗には猫に有毒な成分は含まれていません。とはいえ、食べ過ぎは悪影響ですので、ほどほどにしておきましょう。

栗の種類

よく見られる栗には大きく分けて3種類あります。下記のとおり。

  1. 日本栗(大粒で甘さ控えめ)
  2. 中国栗(天津甘栗でおなじみ)
  3. 西洋栗(実がしまっている)

上記の3つはすべて猫に無毒な栗です。

猫に有毒な成分は含まれていない

栗には猫に有毒な成分は含まれていないので、猫に与えても大丈夫です。ちょっと目を離したすきに、机の上に置いてあった甘栗を食べられてしまった。という場合でも心配はいりませんね。

与えてもOKだが、メリットは少ない

栗は猫に安全な食べ物ですが、猫の栄養に必要かと言われれば、必ずしも必要ではありません。栄養のためではなく、楽しみのために食べさせるのが良いでしょう。

食べ過ぎはデメリットを招くかも

どんな食べ物でもそうですが、食べ過ぎは猫に悪影響を及ぼします。
たとえば、栗には尿路結石の原因となるマグネシウムが含まれています。中国栗を1個食べただけで、1食分のマグネシウムとほぼ同量を摂取できてしまうほどで。猫が欲しがるだけ与えるのは、危険。

また、栗には食物繊維が豊富に含まれています。お通じの流れをよくする働きがありますが、下痢をしていたり、消化能力が弱い猫ちゃんにはあげないようにしましょう。

結論:少量ならOK。積極的にあげる必要はない

これらのことから、「猫に栗を少量ならOK。しかし積極的にあげる必要はない」と結論することができます。おやつ程度に半分くらいならあげてもいいかもですね。

猫に栗を与える時の注意点


あなたの猫ちゃんは栗が好きですか?与えるときはどんなことに注意したらいいのでしょうか。3つご紹介します。

渋皮までむいてから与える

栗の皮(鬼皮と渋皮)は取り除き、中の柔らかい実の部分だけを与えるようにしましょう。火を通し柔らかくしたほうが、猫が消化しやすくなります。

おやつ程度に与える

与える量にはぜひとも気をつけてください。週に1回、半分くらいの量にとどめるなら、猫の健康を維持しやすくなるでしょう。

味付けは一切しない

甘く煮込んだ栗は、猫に糖分が多すぎます。猫に与えるさい、味付けは一切せずに与えましょう。

栗製品は食べさせても大丈夫?


栗自体は安全ですが、栗を使った食品はどうなのでしょうか?

天津甘栗

少量ならOKです。ただ外側には艶出しと破裂防止のための水飴がコーティングされているので、必ずむいてから与えましょう。

モンブラン

モンブランはNGです。猫には糖分が高すぎて、よくありません。

栗きんとん

栗きんとんもNGです。理由はモンブランと同じで、糖分が高すぎるからです。

栗ごはん

少量ならOK。ただしカロリーが高いので、長期的に与えると糖尿病の原因となってしまうかもしれません。できるなら食べさせないほうが良いでしょう。

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