なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

飼い主さんの旅行中、猫の留守番に必要なこと【準備しよう】

短期間だけ家を不在にするんだけど、実際、猫のお留守番に必要なものって何?

出張とか実家に帰らなければいけない時とか、どうしても家を不在にしなきゃいけない時って誰にでもありますよね。

この記事では、僕が1泊2日の温泉旅行に行った時にしたことを元に、猫のお留守番でしないといけない準備についてまとめました。1泊2日の短期間旅行をモデルケースに、時系列順にまとめてみたので、参考にしてください。

1泊2日くらいであれば、準備さえしっかりしておけば、猫も元気にお留守番できるので、大丈夫ですよ。

旅行に行く前に、猫がお留守番できる準備をしよう


出発日までに済ませておく準備は下記のとおり

  • キャットフード
  • トイレの増設
  • 猫の体調を整える

サクッと見ていきます。

キャットフード

キャットフードは必ずドライフードを準備します。カリカリしているやつです。

なぜなら、ウェットフードを2日間放置してしまうと、クサくなるから。

腐っているかどうかも分からないものを猫に食べさせたくはないですよね。

ドライフードなら、2日間放置しておいても腐ることはないので、安心です。

「量はどれくらい入れておいたらいいの?」と疑問に思う方もいると思います。

理想は給餌器(きゅうじき)でタイマー設定をしておき、決まった時間に決まった量、自動的にキャットフードを与えることです。ただし、値段が数千円〜1万円くらいするので、そこまでする必要はないかなぁって思って僕は買いませんでした。

代わりに僕は、いつもよりちょっとだけ多めにキャットフードを入れておくことで、猫のご飯問題は解決しています。1泊2日なら、2食分のキャットフードを入れていますが、これまで問題があったことはないです。

個人的にちょっと猫にはかわいそうですが、究極のことを言ってしまえば、猫は2日間くらい食べなくても、死ぬことはありません。水は飲まないといけないですが、、、

だから、腐りかけのキャットフードを食べさせるよりは、食べない方が、リスクは少ないのでは?と思う時があったりなかったりです。人でも手術前に丸1日絶食をすることってありますよね。だから多分大丈夫だと思います。やるかやらないかは、自分で判断してください。

トイレの増設

『いつも使っているトイレ+1個』あると安心ですね。

例えば、猫を1匹飼っていてトイレが1個なら、旅行中はトイレを2個用意してあげます。猫用トイレをもう1つ買ってもいいですし、ダンボール箱に猫砂を入れておくだけでもいいと思います。

僕は、猫用トイレは大きいし、買うのも片付けるのも面倒くさいので、いつもダンボール箱にビニールを敷き、猫砂を入れておきます。

その時に、猫のニオイがついた猫砂を3分の1くらい混ぜておくと、我が家の猫はしっかりトイレしてくれるので、安心しています。

よく「猫砂を多めに入れておくと良い」という提案を見ることがありますが、猫砂を増やすよりも、トイレの個数を増やす方が得策。

なぜなら、猫は砂の深さに関係なくウンチやオシッコをするから。求められるのは、深さや量ではなく、トイレの面積です。だから効率よく増やすには、トイレの増設が手っ取り早いというわけ。

猫の体調を整える

前日までに、猫の体調を整えておきましょう。いつもと様子が変わりないなら、特にすることはありません。出発日の数日前から、意識して猫の体調を観察してあげてくださいね。

もしも体調が悪いようなら、旅行を中止することも考えなければいけません。そうならないためにも、飼い猫の体調は整えておきましょう。

出発日の朝


いよいよ出発日の朝。準備の最後にやるべきことは下記のとおり

  • エアコンの設定
  • コンセントを抜く
  • 戸締まりをする
  • 猫にバイバイを言う

こちらも順番に見ていきます。

エアコンの設定

エアコンはつけっぱなしにしておきます。室温が25℃くらいが猫にとって快適な温度。

エアコンに機種によって設定の仕方は異なりますが、僕の使っているエアコンでは自動で25℃に設定すれば、大体そんな感じの温度になってくれます。

夏場も冬場も、とりあえずエアコンをつけておけばOK。
暑すぎて死ぬことも、寒すぎて死ぬこともないでしょう。

「電気カーペットではだめですか?」
電気カーペットでもいいですが、感電や火災のリスクを考えると、エアコンの方が安心かなって感じ。

エアコンのつけっぱなしは、リモコンを猫がいじらないように工夫しておくことが大切。リモコンを踏んでしまって設定が変わってしまったり、切れてしまったら大変です。リモコンは、猫が絶対に開けられない場所に隠しておきましょう。

手軽に隠せる場所として僕が使っているのが、冷蔵庫の中です。冷凍庫じゃないですよ。冷蔵庫です。

リモコンとか、イタズラされたくない物は、冷蔵庫にぶち込んでおけば、なくなる心配も「あれーリモコンどこだっけ?」となる心配もありません。

ただし精神的に無理な人もいるかもですから、隠し場所は自分で探すことをおすすめします。

コンセントを抜く

猫が寂しくないようにと、テレビやラジオの電源を入れていく方もいらっしゃるようですが、猫にテレビやラジオは必要ないですから電源OFFで大丈夫です。

さらに、可能な限りコンセントを抜いておくと、感電のリスクも下がるのでおすすめ。

僕は部屋を出る時は、照明もOFFにしていきます。

カーテンを閉め切っていく場合は、豆電球くらいはつけていってもいいかもですね。

戸締まり

部屋を出発する直前に、すべての窓とドアの戸締まりをしっかり行います。理由はシンプルで「猫が脱走しないため」です。

夏だからといって、網戸のまま出かけないようにしてくださいね。マンションの上層階なら落下の危険性もあるので、玄関だけでなくベランダの戸締まりもしっかり確認することが大切。

猫にバイバイを言う

最後に、猫に「バイバイ、いい子にしてるんだよ。」と声をかけるのを忘れてはいけません。

猫はごく簡単な単語を認識し、あなたの出かける雰囲気を感じ取ります。猫も「にゃにごと!?」と不安を感じるかもしれませんので、

必ず帰ってくることを伝えましょう。

猫と離れるのは寂しいですが、いよいよお別れの時間です。

帰ってきてからのチェック


「うちの子は大丈夫だろうか?」一抹の不安を抱えながら帰宅したあなたは、まずやるべきことがあります。

それが下記のチェック項目のとおり

  • 猫の体調は悪くないか?
  • ご飯は食べているか?
  • 水の入れ替え
  • トイレ掃除
  • ゲロの掃除

上記のとおり

おもに、猫の様子に変わったところがないかを見てあげましょう。変わったところがなければ、上手にお留守番できていたということですので、思いっきりなでて、褒めてあげてください。

1泊2日の旅行であれば、トイレも2回分くらいで済むはず。追加したトイレも今後使わない予定であれば、解体して片付けてしまいましょうね。

飼い主さんがいないと不安になる『分離不安』とは?


分離不安症とは、ひとりぼっちで残されることに対して、強い不安を感じ、そのストレスを物に執着したり、自傷行為で紛らわそうとする精神的な病気です。

急に飼い主さんが長時間留守にすることで、病気の症状が出ることがあります。甘えん坊で、常に飼い主さんに抱っこをせがむような猫ちゃんに多く見られるようです。

分離不安症の症状

  • 大きな声で鳴き続ける
  • トイレ以外で粗相してしまう
  • 過度のグルーミングで、ハゲる
  • ご飯を食べなくなる
  • 人に対して攻撃的になる

上記のとおり

こういった行動を取るようであれば、この病気が疑われます。ですから動物病院に相談することをおすすめします。動物病院では、精神安定剤のような薬剤を使った治療が行われるかもしれません。

多くの猫はそこまで心配ないかもしれませんが、念のため最初の旅行期間中には、注意してあげましょう。

まとめ:旅行中の猫のお留守番

準備をしっかりとしておけば、短期間の旅行なら、猫はお留守番することができます。

出発日までに済ませておく準備

  • キャットフード
  • トイレの増設
  • 猫の体調を整える

出発日の朝やるべきこと

  • エアコンの設定
  • コンセントを抜く
  • 戸締まり
  • 猫にサヨナラを言う

帰宅したらやるべきチェック項目

  • 猫の体調は悪くないか?
  • ご飯は食べているか?
  • 水の入れ替え
  • トイレ掃除
  • ゲロの掃除

猫のために旅行をあきらめる必要はありません。準備をしっかりして、旅行に備えましょう。

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