なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫のふみふみ、後ろ足でやるときは要注意!?【発情・マウンティング】

前足でふみふみする猫はよく動画とかで見かけますが、後ろ足でふみふみする猫もいるようです。

もし猫が後ろ足でふみふみしていたら、注意してください!

この記事では、後ろ足でふみふみしている理由や、注意点を解説しています。

もしあなたの猫ちゃんが、後ろ足でふみふみしていたら、どうしてそうしているのか?理解するきっかけになると思います。

猫が後ろ足でふみふみしていたら要注意!?


もしも猫が前足ではなく、後ろ足でふみふみしていたら、注意深く様子を観察してください。

なぜなら、前足のふみふみとは理由が異なるからです。
発情期のサインかもしれません。

例えば、室内で1匹で飼われているオス猫は、交尾したくてもできないのでこのような行動をすることがあります。

交尾できないストレスがかかることにより、なんとか解消しようと後ろ足でのふみふみをしているのかもしれません。

要注意ふみふみを見分けるポイント


では、どのようにしたら要注意ふみふみを見分けることができるのでしょうか?

ポイントは3つ

  • 後ろ足ふみふみをしながら、腰をカクカクさせている
  • 後ろ足ふみふみをしながら、高く大きな声で鳴いている
  • 後ろ足ふみふみが、どんどんエスカレートしている

このような発情期に見られる行動が伴っているなら、リラックスしている状態ではないので、注意深く様子を見る必要があるでしょう。

まだ去勢・避妊手術をしておらず、繁殖の予定もないなら、去勢・避妊手術も視野に入れておくことをお勧めします。

後ろ足ふみふみ、別の理由


また、猫が後ろ足でふみふみする別の理由として

マウンティングしていることもあります。

マウンティングは発情しているときにオス猫からメス猫に対して主に行われる行動ですが、オス猫から同居している他のオス猫に対して行われる場合もあるようです。

オス猫からメス猫へのマウンティング

この場合は、オス猫が発情していると考えて良いでしょう。

マウンティングに加え、前の見出しで紹介した3つのポイントが見られる場合もそうです。

去勢手術をすることによって発情に伴うさまざまな行動がなくなる可能性も十分あります。
とはいえ、去勢手術をしても行動が残るケースもあるようです。

オス猫からオス猫へのマウンティング

この場合は、自分が優位だと誇示したいケースです。

去勢済みでも交尾経験がなくてもすることがありますね。

多頭飼育している場合はこの可能性もあり、性的行動とも少し違うので、解決するのに少し時間がかかるかもしれません。

猫が後ろ足でふみふみしていたら、どうしたらいいの?


まずは、発情しているのか?他の猫への優位性を示しているのか? どちらの理由なのかを見極めましょう。

次に、それぞれの解決方法を探っていきます。

発情している場合

交尾をすれば発情も収まります。

とはいえ、飼い主さんに繁殖させる意志がないなら、去勢手術をすることを考えましょう。

去勢手術により、後ろ足ふみふみをなくすことができるかもしれません。

しかしまれに、去勢手術をしても後ろ足ふみふみがなくならない猫もいるようです。これはクセとして残っているからです。

クセを直すのは難しいことです。「自分では無理」と思ったら、獣医さんにアドバイスを求めるのも1つの手ですね。

優位性を示している場合

原因は他の猫との関係にあるので、行動をやめさせようとするよりも、ナワバリ争いをしないでも済む環境を作ってあげる方が効果的。

例えば、、、

  • それぞれの猫が隠れられる場所を用意する
  • キャットタワーを複数設置してみる
  • ご飯を食べる場所を、少し離す
  • よく遊んで、マウンティングする体力を使わせてしまう

運動して疲れたり、遊びで満足していると、マウンティングを減らせる可能性があることもぜひ覚えておきたい点ですね。

猫が後ろ足でふみふみするまとめ

この記事では、後ろ足でふみふみしている理由や、注意点を解説しました。

後ろ足でふみふみしている理由

  • 発情している可能性
  • マウンティングしている

後ろ足でふみふみする理由は上記の2つです。

これを解決したいなら、どちらの理由なのか見極めた上で、

解決策

  • 去勢手術をする
  • ナワバリ争いをしないでも済む環境を作ってあげる

といった解決策を試してみましょう。

正直いって、猫が発情していると、ピリピリムードが流れて気持ちのいいものではないですよね。

その点、獣医さんはさまざまな経験と専門知識があるので、良いアドバイスをもらえることでしょう。

「聞いても無駄だろう、、、」と考えず、一度相談して見るのも、解決への糸口なのかもしれません。

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