サバンナ Savannah
サバンナの基本情報
体重 | 5kg〜12kg |
ボディタイプ | セミフォーリン |
毛の種類 | 短毛種 |
毛の色 | ブラック・ブラウン・スポッテッドタビー、ブラック・シルバー・スポッテッドタビー、ブラック・スモーク、ブラック |
性格 | 非常に活発的で、好奇心旺盛。よく遊び、人なつこく、飼い主に従順。 |
登録団体 | TICA |
サバンナの特徴
一目でわかるサバンナ
大胆で野性的なスポッテッド(斑点模様)をもつサバンナは、実際に野生のアフリカンサーバルとイエネコを交配させて生まれたユニークな品種だ。
四肢がとても長いので、背が高い。
三角形の頭は、体の大きさに比べるとやや小さめだ。
野性的なスポッテッドタビー
色は下記の4種類
- ブラック・ブラウン・スポッテッドタビー(茶色に黒の斑点)
- ブラック・シルバー・スポッテッドタビー(シルバーに黒の斑点)
- ブラック・スモーク
- ブラック
スポットははっきりとした濃いブラウンからブラックで、丸型か楕円形、あるいは細長い丸型でなければいけない。
耳
耳は根元が幅広でとても大きい。
頭の高い位置にピンと立っていて、飾り毛が見られる個体もいる。
目
目は中くらいの大きさで、上半分はブーメランのようにカーブしていて、下半分はアーモンド型。
「チーターティア(チーターの涙)」と呼ばれる、涙の跡のような模様が目尻から鼻にそって伸びているのが印象的。
すべての目の色が認められている。
非常に活発的な性格
サバンナはその見た目どおり、非常に活発的な猫であり、家全体をまるで巨大なジャングルジムのように、元気に飛び回る。
しかしイエネコの気質も持ち合わせており、人なつこく、飼い主に従順だ。
膝の上でゆっくりするような猫ではないが、ドアの前で出迎えてくれたり、頻繁に頭突きすることによって、飼い主に愛情を示してくれる。
サバンナの歴史
ヤマネコのように野性的な外見を持たせるとともに、イエネコの性質を持たせることを意識して開発が進められた。
サバンナ第1号が生まれたのは1986年4月7日。
メスのイエネコとオスのアフリカンサーバルを交配させて生まれた子猫だ。
この子猫は、イエネコとサーバルの両方の特徴を持っていた。
その見た目から「サバンナ」と名付けられたが、のちにそのまま猫種名としても定着することになる。
しかしサバンナには様々な問題が立ちはだかる。
たとえば下記のとおり。
サバンナは通常イエネコとは交配しない→イエネコと育ったアフリカンサーバルが必要
アフリカンサーバルは妊娠期間がイエネコよりも10日ほど長い→早産の傾向が強い
サバンナ初期の世代では、オスは生殖能力を持たないという障害がある
上記のとおり、サバンナを猫種として安定させるには、非常に困難かつ時間がかかる作業であった。
ブリーダーたちはこうした問題を一つ一つ乗り越え、サバンナの世代間の交配を続け、ついに生殖能力をもつオスのサバンナを誕生させた。
1996年には初めてサバンナのスタンダード(猫種基準)が作成され。
2012年にTICAのチャンピオンシップ・ステータスに昇格を果たした。
現在ではアメリカをはじめ、カナダ、日本、イギリスなど、世界中でペットとして飼われるようになっている。
サバンナ豆知識
もっとも背の高い飼い猫
ギネスブックによると、「Arcturus Aldebaran Powers」という名前のサバンナが、世界でもっとも背が高い猫として登録されている。高さは48.4cm。
飼育が禁止されているところもある
サバンナはアフリカンサーバルの血を多く引き継いでいるため、ペットとしての飼育が禁止されている地域がある。
F1、F2、F3
サバンナは世代分けされていて、
F1サバンナ→第1世代(父親がサーバル) F2サバンナ→第2世代(祖父がサーバル) F3サバンナ→第3世代(曽祖父がサーバル)
上記のように分類されていて、F1〜F6まで。
SBTサバンナ
サバンナ同士の交配が3世代以上くり返されており、その間にイエネコとの異種交配が行われていないものを「スタッド・ブック・トラディショナル・サバンナ(SBTサバンナ)」と呼ぶ。
ちなみに、SBTサバンナだけがキャットショーでチャンピオンシップを競う資格がある。
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