【画像あり】AWS Cloud9の容量不足を解決する方法
「Cloud9で開発していたら、容量不足でなにもできなくなってしまった…。解決方法を教えてください。」
こんな質問に答えます。
本記事の内容
- Cloud9が動作しなくなる原因
- 解決策①:ファイルを削除して容量を減らす
- 解決策②:EBSボリュームの容量を増やす
順番に解説していきます。
Cloud9が動作しなくなる原因
EBSボリュームの確認方法
まずはCloud9を開き、ターミナルからdf -h
コマンドを入力し、ボリュームの使用状況を確認します。
/dev/xvda1
の列のUse
が100%になってしまうと、動作しなくなってしまうでしょう。
今回の目的は、/dev/xvda1
のボリュームの使用率を下げ、空き容量を確保することです。
解決策①:ファイルを削除して容量を減らす
開発に必要ないファイルがあるなら、削除することで、空き容量を確保することができます。
いらないファイルは削除しましょう。
とはいえ、「どれを削除したら良いのか分からない…。」という場合もあるでしょう。
状況は開発環境によって違うからです。
そんな時は、余計なことをせず、解決策②でEBSボリュームを増やしてあげたほうがシンプルです。
注意点:EBSボリュームを増やすと利用料金が高くなる可能性があります。詳しい料金は公式ページから確認してください。
解決策②:EBSボリュームの容量を増やす
①:Amazon EC2コンソールにアクセスする
Amazon EC2コンソールにアクセスします。
②:「ボリューム」から、変更するボリュームを選択する
複数あって分からない場合は、
「インスタンス」→実行中のインスタンスの中から、aws-Cloud9で始まるものを選択→「ストレージ」→ボリュームID
から該当するボリュームを探すことができます。
③:ボリュームのサイズを変更する
上部にある「アクション」ボタンから、「ボリュームの変更」をクリック。
任意のサイズに変更したら、右下の「変更」ボタンを選択して、変更します。
どのくらいのサイズに変更したら良いのか?
環境、使い方によりけりですが、15GBで運用している僕は、1ヶ月400円弱くらいの使用料金です。
30GBくらいにしてもビックリするような料金にはならないと思います。
④:インスタンスの再起動
再度「インスタンス」にいき、該当のインスタンスを選択後、上部にある「インスタンスの状態」ボタンから、「インスタンスを再起動」を選択。
ここまでがEC2コンソールでやることでした。
⑤:Cloud9に戻る
ここで再び「Cloud9」に戻り、ターミナルから操作をします。
⑥:パーティションの確認
ターミナルからlsblk
コマンドを入力し、各ボリュームのパーティションの使用状況を確認します。
上記画像では、/dev/xvda
と/dev/xvda1
のサイズが一緒になっていますが、現時点ではルートボリュームである/dev/xvda
が拡張され、パーティションである/dev/xvda1
はまだ元のままになっていることでしょう。
パーティションのサイズを拡張する必要があります。
⑦:パーティションを拡張する
パーティションを拡張するには、下記のコマンドを使います。
sudo growpart /dev/xvda 1
※デバイス名とパーティション番号は環境によって違います。
デバイス名とパーティション番号の間にスペースが入力されている点に注意してください。
⑧:ファイルシステムを拡張する
最後に、ファイルシステムを拡張するには、下記のコマンドを使います。
sudo resize2fs /dev/xvda1
なお、上記コマンドは[ext4 ボリューム]用のコマンドです。
使用しているボリュームのファイルシステムを確認するにはdf -hT
を使用します。
ext4以外のファイルシステムを使用している場合はAWSのユーザーガイドを参照してください。
⑨:増加したボリュームサイズが反映されているか確認する
再度df -h
コマンドや、lsblk
コマンドを使用し、変更が反映されているか確認します。
以上でおしまいです。
お疲れ様でした。m(_ _)m
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