なじめばきまま Written by Fukutaro Sugiyama

猫の爪が伸びる早さは「年齢・使う頻度」によって違う

「猫の爪って伸びるの早くない?」
「前足と後ろ足で爪の伸びる早さが違う気がする」

こうした疑問を感じたことはありませんか。とくに子猫を飼っている方は、どんどん伸びているように感じるかも。

これっていったいどうしてなの?

この記事では「猫の爪の伸びる早さ」についてまとめました。伸びるのが早いと感じるその感覚、いがいと間違いではないかも。

猫の爪が伸びる早さは「年齢」「使う頻度」によって違う

猫の爪は「年齢」と「使う頻度」によって伸びる早さが違ってきます。

【年齢】子猫はめちゃくちゃよく伸びる

子猫や若い猫は、運動量が多いので爪が早く伸びます。

いっぽうシニア猫は、睡眠時間が多く運動量が少ないので、爪の伸びるスピードは遅くなります。

年齢による爪切りの頻度

子猫 1週間に1回で元どおり
若い猫 1〜2週間に1回
シニア猫 2〜3週間に1回

上記のとおり

子猫は1回爪切りをしたとしても、1週間後にはもうとがった爪が元どおりですね。

成長過程にある若い猫の場合、運動量が多かったり、新陳代謝がとても良いので、それだけ爪が伸びるのが早くなります。

たいしてシニア猫の場合、1日中眠っていることが多くなり、運動量が少ないので、伸びる速度は遅くなるのです。

【使う頻度】前足の方が早く伸びる

よく使う爪は早く伸び、あまり使わない爪は伸びるのが遅いです。

前足は、獲物を捕まえるために使ったり、物をつかむために使ったり、攻撃や防御のために使ったり、大忙しです。

しかし後ろ足の場合、ジャンプや走るのに使うくらいで、ときどきキックするくらい。

前足と後ろ足の使用頻度を比べると、明らかに前足の方が多く使っているのです。

猫の爪はよく使い、よく爪とぎをした方が伸びるのが早いので、前足の方が早く伸びてきます。

爪とぎは前足しかしてない?

ちょっと思い出してみると、猫が爪とぎをするときって前足しかしてなくないですか?

実はこれも爪を使う頻度と関係があります。

前足の爪はよく使う→常にとがらせておく必要がある→よく爪とぎをする→爪が早く伸びる

上記のとおりで、結果的に爪が早く伸びてしまうのがわかるのではないでしょうか。

ちなみに後ろ足の爪は、自分で噛んだりすることで爪とぎをしているようです。

外で遊んでいる猫ちゃんの場合は、走ると地面で自然に削れていることもあります。

【シニア猫に多い】爪とぎをしないと伸びるのが早くなったように感じる


猫は爪とぎをすることで、長さを一定にたもっています。しかし爪とぎをやらなくなる猫ちゃんは、爪が伸びるのが早くなった気がするようになるでしょう。

「最近、爪が伸びるのが早くなった気がする…」と感じるときは、猫ちゃんの爪とぎをチェックしてみてください。

もしかしたら、爪とぎをサボってるかも、、、

病気ではないので安心してくださいね

「爪の伸びるスピードが早すぎるんじゃないか…。これも病気の前兆だったりするのかな?」と心配になることも。

たしかに小さな異常でも見つけてしまったら心配になりますよね。

でも安心してください。爪が伸びる病気はありません。

おそらく、

・爪とぎをやらなくなった
・爪とぎ器が気に入らない

上記のどちらかだと思います。もちろん心配なら動物病院へ行くことはとても良いことです。

違うタイプの爪とぎ器を置いてみる

とはいえ、そこまで心配がないなら、今までのものとは違うタイプの爪とぎを買って、置いてみましょう。

爪とぎをしてくれて、伸びるスピードが気にならなくなればOKです。

まとめ:猫の爪の伸びる早さ

この記事のポイントをまとめます。

  • 猫の爪が伸びる早さは「年齢」「使う頻度」によって違う
  • 【年齢】子猫はめちゃくちゃよく伸びる
  • 【使う頻度】前足の方が早く伸びる
  • 爪とぎをしないと伸びるのが早くなったように感じることも
  • 爪が伸びる病気はないので、安心してください

小さな変化も見逃さないのは、それだけ猫ちゃんのことをよくみている証拠ですね。

とりあえず異常はないですから、これからも猫ちゃんを可愛がってあげてください。

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