猫が食べてはいけない魚【最大の理由とは?】
「猫は魚好き」日本ではこのイメージがとても強いですよね。
我が家の猫もお刺身のニオイがすると、テーブルの下で欲しそうに私を見つめてきます。まん丸の目に耐えられなくて時々あげちゃってます。
単に「食べてはいけない!」という記事はよく目にしますが、理由がいまいちパッとしない記事も多々ありますよね。
だからこの記事ではその真相と理由に迫りました。なるべく論理的に説明しているつもりなので、ご参考にしていただけるとうれしいです!
ではさっそくチェックしてみましょう。
最大の理由:猫は肉食だから魚を食べなくても大丈夫
家猫の祖先は「リビアヤマネコ」という中東の砂漠などに住んでいた猫。そこでは野山に混じりつつネズミや野ウサギを主食として食べていました。
魚を主食として生活していたわけでは無いんですね。
日本に渡ってきた猫は、港町などに住み着き、そこで魚をもらって生活していたので「猫は魚好き」というイメージがついたようです。
こういったイメージがあるのは猫の環境適応能力が高すぎて、人間の暮らしにあまりにもスムーズに適応していった結果なのでしょうね。
肉食である以上やはり肉を主食とすべきでしょう。人間向けの魚を主食としない方がいいですね。
ほかの理由:生魚を常食するとチアミン欠乏症になる
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素です。もちろん人間にも必要。
生魚を食べすぎるとチアミンが分解される
生魚を食べすぎるとチアミンが分解されてしまい、猫がエネルギー不足に陥るので食欲不振、疲労、痙攣、最悪の場合は死にも至ります
例えば、マグロやハマグリなどの多くの魚介類には「チアミナーゼ」というチアミン分解酵素が含まれています。猫に主食として与え続けた場合、23〜30日くらいでチアミン欠乏症の症状が出てくるという報告もあります。
「猫にイカ刺しを与えると腰を抜かす」という説を耳にするように、チアミン欠乏症は犬よりも猫に多くみられます。
これは猫の方がより多くのチアミンを必要とするから。成猫は1kgあたり5.6mgのチアミンを必要とするのに対して、犬は1kgあたり2.25mgと言われています。
やはり食べ過ぎはいけませんね。
参考資料:禁忌食(その4)ー魚介類(チアミナーゼ)
じゃあなんでキャットフードは大丈夫なの?
キャットフードを食べている猫であれば、チアミン欠乏症になることはほぼありません。
キャットフードの原材料であるブタの肝臓や全粒穀物にはビタミンBが豊富に含まれていて、製品によっては添加されている場合もあります。
キャットフードのパッケージにある原材料を確認してみましょう!
魚以外にも肉類が入っているはずです。私も確認してみましたが、確かに確認することができました。
ちなみにチアミンは猫では体内合成することができないので、ご飯からの摂取が超重要。
栄養バランスの偏ったご飯や炭水化物ばかり摂取することもチアミン欠乏症につながるので、手作りフードを与える時は注意が必要です。
まったく魚を食べてはいけないの?
常食したり与えすぎは害になります。しかし全く食べてはいけないというわけではありません。
おやつやご褒美くらいにあげるのは問題ないでしょう。
普通は与えたとしても刺身を数切れ程度ですよね?
あえて魚を食べさせる理由もないですし有害であるなら、食べさせなくても問題はないでしょうね。
チアミノーゼは酵素なので加熱するとなくなります。
加熱した魚なら食べても大丈夫ということですね。
我が家の猫もニオイがするから寄ってくるだけで、必ずしも必要な栄養素でないなら今後はあげることを控えようかなって思いました。
でもお刺身をあげると猫も喜ぶので、時々ならいいかな。
猫が食べてはいけない魚のまとめ
- 猫は肉食動物なので魚を必要としません。
- 生魚を常食すると「チアミン欠乏症」になります。
- キャットフードには充分量のチアミンが含まれているので大丈夫です。
- 少量または加熱すれば、お刺身を食べさせてもOK。
とりあえずキャットフードを与えておけば、全く問題ナッシングですね。
生魚が猫に与える影響って怖いですね。知らずに与えていた自分が恐ろしく感じました。
もっと猫に詳しくなって幸せな猫ライフを送りたいものです!
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